コンカッションのレビュー・感想・評価
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慢性外傷性脳症 CTE
日曜日はNFLのものだ、昔は教会のものだったが。
最後のテロップが衝撃。28%の数字と示談内容
アメフト好きの自分には映画の存在すら知らなかった。情報操作されているのか。
ハードコンタクト系のスポーツを見るのが好きな自分としては複雑な気分。
陽気なウィルスミス像全く封印 して アメリカにやってきたナイジェリア人をリアルに演じている
深いね。
ラストに行くほどつまらなくなる
TSUTAYAでウィル・スミス/リドリー・スコットって名前を大きく掲げて、問題の実話を映画化って表示しているから楽しみに視聴。
アフリカ国籍の検死官がアメフト選手の奇病を発表。
アメフト協会と一人の医師との対立を描いた作品。
作品自体そんなに面白くない。
リドリー・スコット氏は監督としてではなく製作に携わったのも後で判明。
TSUTAYAに騙されました。
テンポがいい作品、見ていて飽きない 作中何度も出てきたウィルスミス...
真実の追究は、命懸けだ。
不寛容の国アメリカ
ハリウッド映画で主演がウィル・スミスとなれば、シネコンをはじめとしてたくさんの映画館での上映となるのが通例だが、この映画は東京では2館だけ、全国でも20館の上映に限られていて、たとえば角川シネマ新宿では10月29日から11月11日までのわずか2週間の上映だった。勿論いくらNFLでも日本の映画配給会社までは影響を及ぼせはしないと思うので、配給会社独自の考え方だろうが、もう少し多くの映画館で、もう少し長い期間上映してもいいのではないかと、この映画を観た人は思うだろう。
アメリカの国家「星条旗」に、「自由の国、勇気の故郷に星条旗がはためいているのだ」という歌詞がある。我々はアメリカは自由の国だというイメージを持っているが、実はそうでもない。それは今回の大統領選のその後を見てもわかる。
自由とは、互いに相手の自由を認め合うことで保障される。要するに互に寛容でなければ互いの自由はないのだ。大統領選について言えば、話し合いの結果で成立した選挙制度を認め、結果を受け入れることができないと、自由は保障されない。ところが、トランプ大統領を認めないとして抗議したり官憲に暴力を振るったりする人たちの映像が毎日報道されている。アメリカは不寛容の国で、不寛容の国に自由はないのだ。
不寛容は同調圧力を生み、差別を生み、格差を作り出す。アメリカ人の多くが愛するスポーツが選手の病気を生み出し、引退後の不幸を生み出す原因と指摘されれば、そんな主張には大反対し、主張する人間を非難し排斥し、またはFBIなどの権力を使って実力行使をする。日本の警察もそうだが、権力が個人の自由を奪うのは簡単だ。あることないことでっち上げて、違法行為を犯したことにすればいい。逮捕して密室で供述調書を取れば、死刑にしなくても社会的に抹殺される。
ウィル・スミス演じるナイジェリア出身の医師は、アメリカに憧れてアメリカ人になりたいとさえ思っていたが、未発見の症例を発表したことでアメリカの不寛容を思い知ることになる。その不寛容にはうっすらと黒人差別の感情も入り混じっているようだ。
ウィル・スミスは「インディペンデンスデイ」の典型的なアメリカ人兵士の役から20年を経て、この映画では誠実と思いやりと寛容さを持つ深い人間性を表現している。ナタリー・ポートマンにも同じ思いを抱いたが、ハリウッドの第一線で活躍し続ける俳優は、常に演技の幅を広げ、進化し続けている。そうでないと生き残れないのかもしれない。
本作のキーワードは「キラープロテイン」である。映画の中でウィル・スミスのオマル医師が一度だけ口にする言葉だが、とても印象的なシーンでの言葉であり、この言葉を憶えているだけで、映画を説明できるほどである。アメリカ医学界にとっても重要な言葉であるはずだ。
ところが、この映画を観るまで「キラープロテイン」という言葉は聞いたことがなかった。これはアメリカ人も同じではなかろうか。もしかするとアメリカでは、依然としてオマル医師の発表をなるべく表に出さないように、政府とNFLとマスコミが一体になって隠し続けているのかもしれない。驚くには当たらない。不寛容の国アメリカでは、そんなことはいたって普通のことなのだ。
巨大組織にメスを入れる困難さ
知性と行動力を携えた身ひとつで、大きな組織に立ち向かっていく映画には、いつも勇気を貰う。それと同時に、権力を得た巨大組織の非人道性に落胆したくもなるのだが。
一介の解剖医(しかもアフリカ人)が発表した論文が、アメリカで絶大な人気を集めるフットボールのプロリーグ団体NFLの闇を暴くようなものであった、ということから、組織的に追い込まれながらも、医師という肩書を取り除いても最も大事な「命」を優先し、アメリカ社会の不条理に立ち向かう様が描かれるこの映画。とは言え、主人公は決してヒーローというわけではなく、愚直なだけで不器用な異国人、というところも良い。一人の普通の男が、何かを成し遂げる、というところにロマンを感じるし、これをまた日本の身近な物事と重ねたりなどしながら、考えさせられる部分も多かった。日本だって、利権を得た巨大組織が、自分らに都合の悪いことを隠蔽し、それを暴こうとするものを制裁するような体質があるし、一部それらが露見し始めているところでもある。ましてこの映画の場合、その対象が国民の愛する健全であるはずの「スポーツ」という世界に起きたため、なおさら逆風も強い。それでも命の大切さを尊重し続けた主人公の強さにやはり感動があり、また医療サスペンスのような緊張感もあって、最後まで息をのみながら見入ってしまった。
正直、ここ数年のウィル・スミスの仕事には興味が失せているところがあり、バカ息子のことやホワイト・オスカー批判含めて、スミスの空回りを感じずにいられなかったのであるが、こうして作品を見てみると、やはりいい芝居をするいい役者だと思い直す。この作品を見ても、役柄に温かみや人間味を盛り込みながら、伝えたい芯の強さのようなものを見事に表現していて、なんだかんだ言って、やっぱりウィル・スミスのことも、彼の出演作も好きだと気づかされる一本になった。
模範的アメリカ人
いい作品でした。出演者もビッグなのに、なぜか上映している劇場が少ない。角川シネマは椅子が大きくて好きな映画館。
コンカッションとは脳震盪の意味です。
ナイジェリア人のオマル医師(Dr.オマルと電話相手に言い直させるシーンが多い)が米国最大のタブーであるNFLの闇を告発します。
外国人(ナイジェリア人医師)だからこそ言えることは、
米国人にとって外国人には言われたく無いことなんだろなと感じた。
NFL側の医師が叫んでいた
「フットボール は 数十万の雇用を作り、米国でもっとも人気があり、『ガッデム ファンタスティック( くそおもしろい)。』
アメリカの母親の中で一割がフットボールが危険だと感じたら、フットボールは終わりだ。」
アメリカ文化の象徴がアメリカンフットボールです。
NFLは結構えぐい。FBIを使って邪魔してきます。
オマルは家族、家、仕事を奪われ、街を追われます。
関わったこと、被害者の検査をしたことに後悔します。
舞台はピッツバーグ
同僚がいう「失業者があふれる街で、希望を与えた。」パイレーツ往年の名選手の死因を調べることから物語は始まります。すると 同じような事件が、不審に思ったオマルが調べだすとコンカッション(脳震盪)が原因に。
オマルは事実をつかみます。
脳は頭蓋骨の中の液体に浮いているだけ。
神は人がフットボールを、するようには作らなかった
関係者に「真実( トゥルース)を話せ」と迫ります。
当初アフリカへ帰れと言われた主人が、最後はアメリカ人に「あなたは模範的なアメリカ人だ」と言われます。
アメリカのすごいとことは、勇気を持って告発することは、その行為自体がアメリカ人の模範でありそこに国籍は関係ないということなんでしょう。かっこいい。
なんとも言えないラストは好きです。あの感じ。
大きな組織を告発するのは、アメリカっぽい。最後のウィル・スミスの演説も。
collision
巨大利権の闇を見た
ネタバレあり。
事実に基づいた作品。様々な妨害に遭いながらも、NFLの選手たちに慢性外傷性脳症(CTE)が起きていることを明らかにした一人の医師の戦いを描いています。昔の話かと思いきや、2002年と比較的最近の話なんですね。驚きです。
NFLは巨大な組織ということもあり、自分の利益に反する事は、いかなる手を用いても阻止するということがよくわかります。FBIを動かして、微罪で関係者を排除しようとするなど、巨大利権の闇を見た気がします。
今回ウィル・スミスが演じたのはナイジェリア人医師なんですが、他の作品で見る軽妙な話術は影を潜め、英語ネイティブではない人間の英語を話しているのにはビックリ。練習したんでしょうか。
映画化されたので、スッキリと問題が解決したのかと思いきや、そうでも無いようです。集団訴訟に対しての和解はしたようですが、現役選手や選手OBにCTEが有ることをNFLが公式に認めたのかは微妙です。それより何より、選手たちが将来CTEを発症しないようにするのが急務だと思うんですけどね。
第73回ゴールデングローブ賞で最優秀主演男優賞(ドラマ部門)にウィル・スミスがノミネートされました。
いい映画です。
人気スポーツの真実を追求
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