劇場公開日 2016年10月29日

「脳震盪」コンカッション kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0脳震盪

2019年12月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 なかなか骨太の作品。激しいタックルなどに起因するコンカッション(脳震盪)によって、アメフト選手は徐々に脳に障害を患っていくというもの。ボクシングなどの格闘技では伝えられてきたものの、アメフトでは初めてのことだった。

 2002年、最初はマイク・ウェブスター(デヴィッド・モース)の死。錆びたトラックの中で心臓発作と思われる死だったが、やがて認知症やうつ病により自殺する元選手も出てきた。どの選手も40代、50代。脳震盪を繰り返すことによって障害が出てくるのだ。論文を発表してからは、アメフトの熱烈なファンからの脅迫電話など、あちこちからの圧力に屈することなく信念を曲げない男オマル。やっぱ、かっこいいわ。

kossy