劇場公開日 2016年6月18日

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「呪いというか、ほぼ物理的な暴力」貞子vs伽椰子 ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5呪いというか、ほぼ物理的な暴力

2016年6月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

怖い

興奮

ええ!?あのホラー映画の二大巨頭、『リング』の貞子と『呪怨』の伽椰子が対決ぅ!?世界観を跨いだ恐怖の競演がとうとう果たされるだとぉ!?なトンデモ映画が遂に実現しちゃいましたねえ。
でも自分、企画だけの出オチ一発なインパクトに頼っちゃうんじゃないのぉ?話はスッカスカなんじゃないのぉ?的な勘繰りをしてしまっていたんですが。いや、ごめんなさいね。素晴らしいですね、これ。

ノッケから全開じゃないですか。出し惜しみが全くないし、タメなんかない、作らない。イキナリ呪う!もうね、すぐ呪い殺しちゃう!えー、ここまで分り易く速攻で呪い殺しちゃうんだぁ……という。
お膳立てのみ、というか、二人(?)の化け物を戦わせる展開まで持っていく為だけにストーリーがあって、あらゆる機微を塩分カットしちゃってます。だから少々設定も突飛に見えるし、余り現実感もない。でも、このやり方が非常に上手くいってるんですよ。ホラーなんですけど、過剰な呪いの応酬がここまできちゃうと、もうギャグの域なんです。笑ってしまう。怖いんだけど、笑う。この塩梅なんですよね。表現がやり過ぎちゃってて、ほぼ物理的な暴力になってるっていう。

ラストまでずっとやり過ぎで。なかなか楽しませてもらいました。ホラーが苦手!て人も、モノの試しで、この映画に挑戦してみてはどうでしょうか。思ったほど怖くはない……かも?

ロロ・トマシ