「尻だけ見続ける映画はちょっと・・・」26世紀青年 トダー・オートマタさんの映画レビュー(感想・評価)
尻だけ見続ける映画はちょっと・・・
「トランプ現象を予言していた映画?」とネットで見たので本作を観てみた
本作は極秘の軍事実験に選ばれた平凡な主人公が
「冷凍睡眠実験」により間違って500年後の未来に目覚めて
26世紀のアメリカはバカだらけの国家になっていた
主人公たちは未来にはタイムマシンがあると思って
タイムマシンを探そうとするが26世紀の問題に巻き込まれてしまう
この作品では
「IQが低い人たちが子供をたくさんつくるのでバカが増える」
としているが、この理屈は現実として正しいのか疑問だ
26世紀のアメリカはマッチョとポルノだらけの国家になっていて
大統領はプロレスラーでポルノスターの人間だった
未来では食糧危機で
その理由が畑にスポーツドリンクをまいていて
作物が育たなくなっていたという驚きの原因
主人公は普通に畑に水を撒くことでこの問題を解決しようとするが
そうすると会社の株価が暴落し、失業者があふれ出てしまい
主人公はリハビリテーション(処刑)をさせられそうになってしまう
26世紀には地球温暖化とか戦争とかの危機は語られなかったのが気になった
バカすぎて、そういう問題は起きなくなっているのだろうか?
本作の世界観は極端な感じで主人公はそれに振り回されている
未来にきてバーコードが入っていないので刑務所に入れられて
IQが高いから要職についたと思ったら
失業者が増えたので責任のために処刑されそうになったが
畑に芽がでたために恩赦にされたという流れが極端だった
結局、主人公たちは過去に戻れなかった
実は「タイムマシン」とはアトラクションのことだった
ジョーは26世紀で大統領になり、リタと結婚をすることになった。
最後にリタのプロデューサーが
主人公と同じく冷凍睡眠により未来にきたことで
続編を匂わせたが、続編はない
股間を叩きつける芸人はともかく
尻だけ見続ける映画ってのはさすがにどうなんだ?