日本で一番悪い奴らのレビュー・感想・評価
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警察官も俺らとおんなじ人間
警察官だって欲はあるし、ルールをはみだす奴がいるのが現実。
痴漢やら盗撮やらのニュースでそんな事は知ってたけど、ここまで狂ってるとは(苦笑)
コイツラのせいで、真剣に頑張ってる警察官まで誤解されたら可哀想だ。
でも理由はどうあれ、あの諸星(綾野)の野心や行動力は圧巻だった!!
俺もそれぐらい本気で何かに打ち込んでみたいと思った。
ドキュメンタリーか?
ただ延々と諸星の警官としての
成長?堕落?が描かれます。
それによって観客に何かを伝えようとか
何かを考えて。みたいな意図は演出として
ありませんでした。
この手の邦画はメチャグロいか、闇に沈む
恐怖とか表現して欲しかったなあ。
TKO木下が全部持ってった
はい 1100円デーで観てきました
まず実話を元にってことなので脚本云々は省略します 面白かったです
ちょっと配役に違和感がありました わざとらしい配役というか狙いすぎというか
その中でもTKO木下さんは良かったですね いい演技でした
主演の綾野剛さんは終始一本調子で「んだテメェコノヤロ」の繰り返しで物足りなかったです
これは監督の指示なのか役者の資質なのかわかりませんが、演技の幅は狭いように見えました
作品はとても観やすく、丁寧な作りで安心して観れました
実話が元っていうのを最初に言う所がミソか
これは快作!
悪事に染まる綾野剛を見ているうちにアゲアゲな高揚感に包まれる。どちらの方向に何処まで行くのかっていう。重たくならずサクサク話が進むのも良い。
グッドフェローズやシティオブゴッドを彷彿とさせる邦画が作られるとは!
綾野剛はかなりハッチャケてましたが、まだのびしろもあると感じました。
綾野剛はミスキャスト?
川崎チネチッタで2016/06/29に鑑賞。
稲葉事件という北海道警であった組織ぐるみの汚職をモデルにしてるんだけど、中心人物の稲葉役をやるには綾野剛の存在感が軽すぎた。 野心を持った若者が警察組織で手段を選ばずにのし上がっていく話にしか見れなかった。実在の稲葉はもっとごつくて強面だし線が細い綾野剛とはイメージがかけ離れている。それでもすごい熱演だったし、凄みを出そうとしてるんだけど、そうすればするほどチンピラにしか見えず…。綾野剛は好きな役者だけどミスキャストだと思う。
Wikipediaによると情報提供者への謝礼の予算はきちんと出ていたが、稲葉の上司がポッケに入れていたらしい。その予算がきちんと使われていれば、謝礼の金を捻出するためにシャブの売買まで手を染めなかっただろうに、その上司の不正の件は触れられていなかった。
こんだけの社会問題を扱うのにエンタメに方向を切りすぎでは?と感じた。
評価が別れる映画
見ている間、実話ということもありドキョメントを見ているような感じになりました。綾野剛の熱演もあり面白いのですが疲れる映画です。いったいこの人は今年何本の映画に出ているんだろう?どの作品も印象が違っているのも凄いと思う。この監督の三作目も期待せずにはいられません。
70~80年代の東映ピカレスクかな?( ゜o゜)
実際に起こった「稲葉事件」をベースにした作品と言う事で鑑賞。
主演の綾野剛さんが熱演して、出世と警察と言う組織に翻弄された主人公の諸星を熱演。
70~80年代の東映「ピカレスク」作品を彷彿させる様な作りでテンポも良く、2時間ちょっとがあっと言う間でした。
もちろん、昔の東映ピカレスクの役者の方々に比べたら、その熱量や役者の格は劣るかも知れないけど、自分的にはこれぐらいの方が重くなくて観やすいです。
綾野剛さんの翻弄される様も堕ちていく様も物悲しく、反面教師としてと、悪さの美学にも憧れるがやはりこうはなりたくないとしみじみ…。
ただ、当時の東映作品に出演されていた役者の方が出てた方が成田三樹夫さんみたいな役者さんが出演されてたら、もう少しビシッと締まるのかなと思います。
役者さんやテンポよりもこの作品のベースが実際にあった警察内での不祥事の方がビックリ。もちろん脚色はあったとしても事実は小説より奇なりに唖然。
細かい事を言えば、警察内での不祥事の部分があまり描かれてないのとパチスロは80年前半には無かったのではないかな?と言うツッコミは思い浮かびました。
まだ不十分
綾野君にはまだ無理な役でした。頑張っていますがミスキャストです、新宿スワンは良かったのに。 結果薄っぺらな作品になっちゃいましたね。これだけ重い題材なのに重厚さや怖さが全く感じられなかったのはやはり役者のせいか?残念です。 64を見たばかりなので余計に感じてしまいました。
悪い奴ら世にはばかる
今年の初めに上半期のラインナップに目を通した時、一番興味惹かれたのが本作。
なので、てっきりミニシアターと思っていたから、地方の我が地元の映画館でポスターを見た時、メチャクチャ興奮してしまった。
別に基となった事件をよく知っているという訳ではない。
でも、堪らないほど興味は尽きない。
2002年、北海道警で起きた日本警察史上最大の不祥事。
さらに、監督が実録犯罪映画の傑作「凶悪」の白石和彌。
期待するなと言う方が無理!
映画的に脚色してあるとは言え、びっくり仰天!
警官が、あんな事こんな事、悪い事しまくり!
よく26年間も逮捕されなかったもんだ!
こりゃあ警察にとってはとんでもない大スキャンダル。
それをよく映画にもしたもんだ!
で、その作りがまた面白い。
この映画、真面目にやったら、それはそれは重苦しい作品になっていただろう。
それを、笑いを交え、爆走感溢れるエンターテイメントに仕上げたのがユニーク。
「凶悪」のシリアス&ハードな演出から一転、白石監督、なるほど、こう来たか!
最初は犯人の車を追跡中もシートベルトを欠かさない、お酒も飲まない、うだつの上がらないウブだった警官が、暴力捜査、恐喝、でっち上げ、薬物違反、銃刀法違反…あらゆる犯罪に手を染めまくり。
良いのか悪いのか、主人公がどんどん悪くなれば悪くなるほど映画が面白くなるのだから困ったもの。
「ナイトクローラー」的な、アンチ・サクセスストーリーが痛快愉快!
全編ほぼ出ずっぱり、主人公・諸星の26年を、綾野剛が大熱演!
警官と言うよりヤクザにしか見えないほど、最初と最後じゃ、見た目も言動も大変貌!
年末の映画賞でノミネートはまず間違いナシ!
綾野剛はこういうクセある個性的な役をやってこそ!
ガッチャマンや五右衛門は忘れてプリ~ズ!
中村獅童、ピエール瀧、お笑い芸人のデニス植野行雄ら脇も負けないくらいの個性的な面々。
中でも、諸星の舎弟を演じたYOUNG DAISが印象に残る。
反則的な出世技さえ覚えれば、警察社会なんてポイント稼ぎ。
ス~イスイとあっという間に頂点へ。
俺の街、すすきの。
我が物顔で歩き、ヤクザたちが道を開け、ペコペコ頭を下げる。
気持ちいいんだろうなぁ~。
が、常に修羅場、危険な綱渡りの連続。
別にネタバレってほどじゃないが、これまで積み重ねてきた悪事のしっぺ返しが当然のようにやって来る。
頂点からこれまたあっという間に堕ち、身の破滅…。
悪徳警官が逮捕されて絶対的に正しいのに、何故だか分からないモヤモヤとした気持ち。
諸星の愚かな行為は人間誰しもある邪な部分を肥大に具現化した姿であり、また彼は仲間思い。
ヤクを捌いているのにも関わらず、仲間に「シャブだけには絶対手を出すな!」と念を押す。(が、しかし…)
ラストで、事実を知らずに舎弟への気遣いは胸を打った。
一体、何処で道を間違えたのか。
それは諸星の野心や歪んだ正義感もあるが、ここでタイトルの“奴ら”が関係してくる。
諸星に荒んだ道のイロハを教えた先輩。
諸星の違法捜査を承認、時にはハッパをかけた上層部。
諸星の逮捕でまるで彼一人の罪のようだが、属する組織も同罪。
警察全てがそうじゃない事は勿論分かっている。
「公共の安全を守り、市民を犯罪から守る」
劇中でも掲げられていた美辞麗句に偽りは無く、警察は善であると信じている。
そのほんの一部…。
侵食した闇は、暗く、深い。
ラストのスーパーは、そう思わずにはいられない。
とても人にオススメ出来る感動作じゃないし、為になるような素晴らしいメッセージも無い。
でも、この不謹慎な面白さ!
期待していた甲斐があった!
上半期のトリ、上半期のBEST1現る!
このまま年間BESTまで突き進め、悪い奴ら!
(芸能人の薬物逮捕が続く今年に公開されたのも皮肉な巡り合わせ)
日本警察史上、最大の不祥事
日本一の警官を目指す諸星を演じる綾野剛さんは凄かった。
「新宿スワン」とは違ったチンピラを熱演。
悪いことではあるが、仕事のノルマを達成するために、そこまでやるか。組織に評価される事で、そうなってしまうのか。
脚色しているとはいえ、実際に起こった話なので驚きました。
どんどん落ちていく様は「ウルフ オブ ウォールストリート」デカプリオのよう。
笑えるシーンも多いけど、後味は悪い。しかし、面白い映画でした。
凄まじい世界観
正直映画を観ているときは、
「昭和に戻ったかのような画質だなあ」
と戸惑いながら観ていて、後味も非常に悪かった。
しかし、いつの間にか真剣に見いっていた事に気付く。強烈な余韻が残ってる。
真面目な後輩君と車の中で話してる所や、
薄暗い部屋でヤク中の彼女をひっぱたいてる
場面が印象強かった。
あとはやはり夕張署に飛ばされるあたりの
ボロボロな姿ですね。
諸星や、Sの面々が悪いのかと思ってたら
実は警察組織が酷い人間の集まりで、
こいつら一番悪いんではとさえ思った。
綾野剛また演技上手くなった気がする。
素晴らしかった。
前に64も見たので、綾野がこんななったら
三上さん卒倒するなとふと思った。
北海道民としては恥ずかしい実話作品
久々の実話フィクションもの作品。
2002年現役警部最大の不祥事事件通称「稲葉事件」で逮捕され、懲役9年の判決を受けた警察官の告白本「恥さらし」を元に描かれたフィクション作品。
(要するにレヴェナントみたく実話に脚色しました作品ですな。)
1975年大学の柔道顧問を通じて道警柔道部からの勧誘を受け、採用された男、諸星の波乱の人生物語。
勤務態度はまじめだった男が、先輩刑事村井(ピエール瀧)から声をかけられ警察で認められるなら点数を稼ぐことだと助言を受けてから諸星の人生は大きく変わっていく。
この作品を観終わってまず勉強になったことは、ズバリ!いい先輩と悪い先輩はちゃんと見分けておかないと大変なことになるんだなって思いました。(最近のニュースでバトミントン業界で先輩後輩関係のニュースがありましたな・・)(これは社会人になる人にも勉強になりますな(笑))
そして、この諸星は悪い違法捜査をしてチャカ(拳銃)はとりあげてもシャブ(覚せい剤)は絶対使わないし運んでも使わせないことは最後まで貫こうとしていたことはまじめな考えは残して素晴らしいなと思っています。(ほんとにシャブは使っちゃいけませんよ。)
この作品の監督は白石和彌。初めて見た「凶悪」では強烈でキャスト人怖くて生々しかったのに対し、現在ネットフリックスで配信中のドラマ「火花」の3と4話では主人公や周りの人たちの日常の描き方がウソくさくなくて気に入っています。
そして、今回の日悪では再びウソくさくなく生々しいキャスト演出が好きでした。
暴力団幹部黒岩(中村獅童)との初めて会うシーンでの罵声の張り合いをするけど諸星はかなり震えてるとこは結構好きです。
主演は綾野剛。「64」の時の広報官の補佐役の時とは大きく変わってすごい演技してるなって思っちゃいます。一言で言うと生々しい。
凶悪の時の山田孝之の後半の変わりようもすごかったですが、今回もすごいことになるので本編で確かめてみてください。
共演の協力者メンバークスリの運び屋の山辺役を演じるのは、ヤングダイスさん。北海道出身でヒップホップで活躍し「トーキョートライブ」で本格的に演技デビュー。残念ながらラップはありませんが、「トーキョートライブ」よりは演技に慣れてきて個性的になってきておりますな。(でもラップは好きです(笑))
もう一人は盗難車バイヤーラシード役の植野行雄(デニス)さん。(ハーフだけど行雄ちゃん(笑))もうバラエティーに出ているときの行雄ちゃんそのまんまです。これから注目の人になるかもしれませんな(たぶん)
生々しいけど笑えるし男気ある波乱の人生物語作品。
警察組織の不正でもある事件なので、これは語りつがなければいけない事件だと思います。ぜひ本編をご覧あれ。
正義の味方
「公共の安全を守り市民を犯罪から保護する為」から方向がずれ、点数を稼ぐこと、評価されることに支配されて地回りの様になり、更に欲に堕ちて行く滅茶苦茶な主人公の話。
あまりにもハチャメチャで本にもしたぐらいの出来事だから題材自体が面白いのはわかっていたけど…。
やっていることはヤクザとかわらないが所々に彼の信念に通ずるものを見え隠れさせつつ、笑いも交えながら明るくみせてくれた。
少し長いのは気になったけど面白かった。
監督の手腕に脱帽です。
「日本警察史上最大の不祥事」を映像化するにあたって、邦画にありがちなじっとりと暗い作風に振れることなく笑いありのエンターテイメントに仕立てきった監督の手腕にあっぱれ!
「点数(≒ノルマ達成)」欲しさに闇の世界に飛び込んでいき名を挙げていくが、時を追うごとに没落していくさまがわかりやすくかつ、爽快感まで感じるテンポのよさで描かれています。
テンポのよさと飽きさせない構成に加えて、より作品の質を高めているのは綾野剛の圧巻の演技力。
ひと癖ふた癖ある役を演じさせたら、現状若い俳優で右に出るものはいないのではないでしょうか?
「64」でまっとうな刑事役をやった後だからか、そのギャップで彼が一際輝いていました。
終盤、かつて柔道日本一に導いたにも関わらず補導した少年に一本背負いされるシーンや、
捕まったときに真面目で忠実な後輩に手錠をかけられていたシーンなど、
コミカルさだけではなくいろいろと考えさせられる描写もあって作品の幅を感じました。
作品内の内容でさえ「本当に実話なのかよ・・・」と思わざるを得ませんが、
それ以上に最後の史実の字幕が一番闇が深いというのが。。。。何も言えなくなります。
満足度に個人差がかなりある作品や暗いトーンの作品が多かった最近の邦画の中で、
声を大にして「面白い!」と他人に薦められる作品だと思います。
(´- `).oO(主題歌のスカパラ feat.Ken Yokoyamaもすごくいい曲なので、エンドロールが終わるまでは席は立たないことを激しく推奨です。)
凄いエンタメ度高い
頭悪いけど真面目なヤツがノルマ達成するために考えた本来の目的を失った方法論が組織に蔓延→バカが考えただけに、シンプルで誰でも成果をあげれる方法、でも違法→上司も含めバカだから、成果主義を勘違いしてノルマを達成しているなら良しとする、むしろ推奨→気づけば完全に組織が腐敗。
日本の組織あるある。
監査する人が、現場の事情だって押し切られて引いちゃうところも、あるあるだなーと思う映画だった。
あるあるネタの笑いだから終始笑える話なんだけど、結果は酷すぎて笑えないし、実話だしで、実録映画としてエンタメ度が高いのが異質で凄い。
現実でも、北海道道警が、末端価格40億円の覚醒剤の輸入を黙認し、2トンの大麻を暴力団に渡し、200丁の拳銃の摘発を逃したって現実がある。
すべてがノンフィクションなのか?
地元の兵庫県警のデタラメは昔から有名だったが、北海道警の負けず劣らずで紙一重ってことなのか。
ノンフィクションということだったが事前に予習はしていなかったので、エンターテイメントとしては主役、脇役とも文字通り体を張って頑張っていたと思います。
ただし、北海道の話なのに方言を一切使っていないのでリアリティーが薄れてしまっているのが残念。
眠くはならなかったけど二時間はちょっと長く感じました。
面白かった^ ^
大変、良かった、面白かったです。
綾野剛さん、最高です。『64』での係長があぁなる
なんて^_^; こっちの方が、よりリアリティが(^_^;)
ただ、唯一、TKOの木下さんが、やや違和感、もっと
迫力のある人いただろうに(^_^;) 悪くはないが、あの
シーンでは、ね^_^;
見終わった後、ちと暗くなるのが辛い(^_^;)
最後に道警幹部が天下り先でラジオ体操でしてくれる
と‥?
あの女警官って何だったの?常に含み笑いをしてて何かを悟ってるようでそのくせ諸星とヤったり、不気味なんだけど。最後はシカトするし。。
これが実話ってコトがまず驚きだよね。
日本版ファイトクラブみたい。
若かりし頃みんなで無茶やったのに年取ったら周りだけが大人になって、自分だけ取り残されててね。
虚しい。
ノンフィクション
綾野さんの舞台挨拶を見に行きたくて公開初日に見てきました。劇場で見ていた時は、軽いタッチで鑑賞できましたが、後半に諸星の周りにいる人間が辿った末路は、実際はどうだったのか気になって少し調べてみたら、黒いうやむやさがどんどん出てきて、映画を見た直後にはなかった恐ろしさが、後からジワジワ残る映画です。これが日本で現実に起こったこと、それを冷静に考えた時に、映画の中に這わせてある毒から目をそらせなくなる、そんな映画です。
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