マン・アップ! 60億分の1のサイテーな恋のはじまりのレビュー・感想・評価
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ラブコメ好きとしては、少し物足りない
サイモン・ペグが主演なのが良かった。
女っ気のない主人公ナンシー。
両親の結婚何周年パーティーに参加する為に列車に乗ると、その向かいに座った女子女子した可愛い女の子に無理やり「恋愛解説本」のようなものを託される。
女子女子した子はこれから、知人を通じて出会った男(サイモン・ペグ)と初めて待ち合わせ、デートをするところだった…恋愛本を目印のサインに…
その本を託されたナンシーがサイモン・ペグ(ジャック)に待ち合わせしていた女の子と間違われてしまい、否定できないまま、ふたりのデートが始まる。
お互いが、お互いによく見られようと気を遣っていたデートだったけれど…
ナンシーが嘘をついて、女の子とスレ変わりデートをしていた事実が発覚すると、ふたりは素をさらけ出し激しくぶつかり合う。
結局、ジャックは元予定していた女の子とデートをし直し…ナンシーは当初の予定通り両親のパーティーへ向かうけれど…
ラストにはお互いがいかに惹かれあっていて、大切な存在か認識し、ハッピーエンドに。
ラブコメ大好きとしては…うーーーん。不完全燃焼な作品。
文化の違い?
バーのトイレって、汚いはずなのに、かばん置いちゃう、上着も置いちゃう、泣いてる友人と話し込んじゃう。ってところが気になりました。
リフレックスのシーンと、幼なじみが最高。
60億分の1の恋
34歳独身女、ナンシー。
ネガティブ思想、皮肉屋。
姉の計らいでせっかくパーティーに出ても、ホテルの部屋に籠って「羊たちの沈黙」を見ながらルームサービス。“アンディ”と。
つまり、“イタイ女”。
両親の結婚記念パーティーに向かう電車の中で、ちょっと鼻につく女に声をかけられ、へんちくりんな自己啓発本を勧められる。聞けばこの女、その本を目印に、駅の時計の下で名前しかしらない男と待ち合わせてデートだという。無視して仮眠を取っていると、駅に着いてその女は降り、半ば無理矢理プレゼントされたその本を返そうと慌てて駅を降りたら…
ジャックという男が話かけてきた。
手には目印の本、駅の時計の下。たまたま。
「人違いです」と言えばいいものを、またナンシーも何処かで自分を変えたい思いがあり、デート相手になりすます事に。
べらべらべらべら、よく喋るジャックだけど、何故か妙にウマが合う。
実はこのジャック、妻と離婚を控えていて、ナイーブな一面も。
人生に行き詰まっている二人。
徐々に惹かれ合う。
が、ナンシーの嘘がバレ…。
34歳こじらせ女と40歳バツイチ男。
出会って、惹かれ合って、バレて、喧嘩して、でも、こんなに相性が合う人は他に居ない…。
嘘から始まった本気の恋をロマンチックかつユーモラスに描いた好編。
妻に未練たらたらのジャック(トイレで一人で泣くほど)を、元気づけるナンシー。
自分の人生もままならなかった彼女が、他人の人生を奮い立たせると同時に、自分の人生にも勇気を持つという構成がいい。
下ネタもあるけど、アメリカン・コメディみたいに下品にならない所がやっぱイギリス、洒落た国。
製作総指揮も兼ねたサイモン・ペッグが、素なんじゃね?と思うくらいのナチュラル好演。
ちょっと面倒臭くて、キュートで、時々セクシーで、意外と逞しくて、レイク・ベルが魅力的。
電車の中で合った女、最初はウザいと思ったけど、最後の方にまた出てきて、イイ女っぷりを見せてくれる。
で、ナンシーの同級生のボウリング場店員…。
こいつはヤバイ!(笑)
WOWOWで放映した日本劇場公開前の作品を鑑賞。
ハッピーエンドも含め、掘り出し物!
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