ヘイトフル・エイトのレビュー・感想・評価
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この世の中は、くそったれだ。人間も善悪で割り切れない。しかし、人が...
この世の中は、くそったれだ。人間も善悪で割り切れない。しかし、人が何かを命以上に尊重することで、少しづつだが世の中を自分たちの理想に近づけていくことができる。それが最後のシーンで感じ取るこたができる。
嫌味でいい映画
タランティーノ作品は好き嫌いが分かれるけど私は大好き。今作もタランティーノの悪趣味満載。よくもこんな酷いこと思いつくなと脱帽。
全体的にゆっくりとしたストーリー展開で緊張感が徐々に高まっていくのも良かった。吹雪の中に取り残された個性的な面々に惹き付けられる。こいつらの掛け合いがたまらなく面白い。一昔前のホラー映画のような音楽が相まって独特の雰囲気を形成している。
ミステリーとして売り出しているようだが、これを推理することは困難であり、ミステリーとしてはタブーに近い行為をしているのでちょっと違うかもしれない。ミステリーとしてではあまり完成度は高くないがその欠点すらもぶち壊すぐらいのディティールの完成度の高さがある。リンカーンの手紙やフェラの件は観る人によって様々な見解が生まれると思うし、観終わった後も楽しめる。
ラストのシーンは本当に最高。最高に狂気じみてるし最高に面白い。ウォルトン・ゴギンズのあの笑顔はシャイニングのジャックニコルソンに通じるものがあって思わずにっこり。
さすがタランティーノ
長い上映時間がまったく気にならない、面白い映画でした。登場人物たちの会話がいいですね~、画面ではしゃべってるだけだけど、観てる観客は、会話の内容を想像しゃうんですよね。絵であえてみせようとしないとこが、タランティーノ監督の真骨頂ですね!
この監督の作品は初見です!
上映約3時間しっかりと座って鑑賞できるか心配でした。
登場人物は2人サミュエルさん カートさんのみ知っているだけであとは知らない。
極寒の雪嵐 渋い人物達が、ブラックコーヒー飲みながら渋い演技と渋い会話を嘘か誠かひたすら聴かされゆっくり時間が動く退屈!
第三章あたりから展開が面白くなって徐々に引き込まれた印象です。
時計見て残り時間30分だった時は、ヘイトフル・エイトを堪能してると実感しました。
じゃあ2回観たいかと思うと微妙ですな!
ヘイトフル・ヒロイン。
これだけの長尺ながら全く飽きないのは(前半の無駄話も長いからね)
後半にくるドンデン返し炸裂の巻き戻し急展開に期待しているからで、
やはりタラちゃん的趣向が色濃く反映されたいつもの映画。やりたい
放題とはいえ、オトシマエがキッチリつくのが毎度なので気持ちいい。
タラちゃん作品はオープニングから楽しい。モリコーネを起用しての
スコアに酔っているとスクリーンにウルトラパナビジョン70の文字が!
そしてそのとある名前に気付いてしまった自分は、後半になってやっと
意味を知ることとなった。いや~!こんなに待たせやがって!である。
あらすじを知っているからいないからといって、彼の映画は急旋回が
当たり前なのでラストは想像がつかない。まだやるか!そうくるか!と
けっこう気が抜けないので鑑賞料金どっぷり浸らせてくれる。今回の
ニュー・ヒロインというか…よくそこまで被ったで賞をあげたい女優、
J・J・リー。惜しくもアカデミー受賞は逃したが、アンタほど頑張った
女優はいないで賞を是非差し上げたい。彼女ありきのヘイトフル軍団。
しかし密室山小屋ミステリー西部劇・ブリザード版とは恐れ入るわねぇ。
(伏線の回収。長い長い語りと小物や家具などにもお気をつけ遊ばせ~)
中盤から集中
ちょっとミステリーと思っていたけど、なりふり構わず楽しむ映画。
前半少しは眠かったけど、中盤からのダッシュは止まらない!!
最後まで走り切りました。
気が付いたら我を忘れて観てしまってた。
面白い展開でした!!
音楽が素晴らしい
山小屋を舞台とした密室サスペンス。
ほんとタランティーノって感じ。
最初のシーンの尺の長さとか冗長な会話とか相変わらずだなって感じ。
そこに慣れてないとしんどいと感じる人も多いかも。
中盤からテンポよく進んで恒例の血祭りパーティーです。
今作はメインテーマの音楽が素晴らしい。
不気味さと重々しさからの高揚がよく表現されてたと思う。
嘘ってその人が死んでしまうとそれが本当なのかどうか分からなくなってしまう。
それってある意味恐怖だと思った。
レザボアドッグスが好きな人にはオススメです。
タランティーノだもの
お決まりの演説のような長いセリフ、差別用語の連発、血飛沫。悪趣味とも言えるけど、それをニヤついて楽しむくらいでないとね。もちろん万人受けはしないテイスト。だってタランティーノですから。
でもなんともいい雰囲気なのだ。あの音楽やセットの雰囲気、重苦しい衣装。うふふ。細部まで素敵。
65点
オープニングの「シャイニング」感。会話(言葉により物語を構築する前半は失敗だが、逆説的にコミュニケーションの真髄が伝える態度とかオーラと証明。流血後の後半はさすがのタランティーノ、暴力こそ簡素な手段と
ファンタスティック
過ぎ去りし歴史の幻影。差別、南北戦争、暴力、囚人の懸賞金。そこには少なくとも生死をかける賭けが存在していた。
陰気で不吉な興奮と憎しみは、みさかいなく混じり合う。
豪雪の大自然のまっ只中。馬車、衣装、山小屋の、なんと驚くべき有機的な魅力。あらゆる原料は綿密に調整され、映画的技法と音楽が力量を発揮する。さあ、手はずは整った。
ここまでは遊園地のアトラクションと似ている。タランティーノの真骨頂は、最高にばかばかしくて最高にくだらないこと!
あたかも映画館の外には「まともな現実」が存在するように錯覚するけど、本当は現実こそ、虚構とヘイトフルに満ちているのかもしれない。
共感とノスタルジーだけが果てしなく蓄積されたような映画が好きな人にはオススメできない。
ちょっと長過ぎ
悪くはなかったが、ちょっと期待はずれ。
3時間近い尺は、果たして必要だったのか?
いちいち会話が長過ぎて緊張感が削がてる気がしたし、伏線的なものもさほどなかったような、、、。途中で、眠気を抑えるのに苦労した。
真実がわからず、感情移入できるキャラクターもいないため、前2作にあったようなバレるかバレないか的なハラハラする面白さはない。
今作の狙いは別な所にあるはずだが、これならもっとコンパクトにした方が良かったのでは?と思ってしまった。
途中のナレーションは誰目線?などの疑問も残る。
10作目での引退をほのめかしていて、実行されるなら残り2作となるが、次回はもっとテンション高めの作品を期待してしまう。
いまいち
予告とは全然違う内容だった。
話の流れるスピードが遅くてまるで昔の映画を見ているような気分になった。特につまらない原因があるわけでもなく、好きな場面があるわけでもなく特筆すべき点のない映画。
2時間50分と時間も長く早く終わらないかなとずっと思いながら見ていた。
ミステリーとしては少し物足りなく前置きが少し長いが音楽や衣装や俳優陣のやりとりが非常にユーモラスで過激で楽しい。
ミステリーとしては少し物足りなく前置きが少し長いが音楽や衣装や俳優陣のやりとりが非常にユーモラスで過激で楽しい。誰が嘘つき?誰が悪人で誰が善人?疑い出したら止まらない。とりあえず怪しい奴はブチ殺せ。
タランティーノ作の中でも屈指の暴力シーンに溢れ、差別用語が飛び交っ...
タランティーノ作の中でも屈指の暴力シーンに溢れ、差別用語が飛び交っている。
主役のウォーレン含め、登場人物は全員一癖も二癖もある悪人だ。
前半は徹底した会話劇のため、やや退屈に感じるが、ある老人が殺害されることで一気に緊張感が高まる。
本当にどうしようもない連中ばかりなのだが、最後に泣かされてしまった。
ウォーレンが持っていた嘘のリンカーンの手紙が、劇中黒人を憎んでいたある男によって読まれる。そこにはタランティーノの希望が詰まっている。
白人も黒人もない、信頼関係が最後の2人にはあっただろう?それだけで胸がたまらなく熱くなった。
ある映画評論家がラストのリンカーンの手紙シーンを見て、「フィクションだからこそ、人の心を動かすことが出来るのだ。」
と語っていたが、正にその通りだと思う。
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