「北軍黒人と南軍白人は共闘できるか。」ヘイトフル・エイト 夢見る電気羊さんの映画レビュー(感想・評価)
北軍黒人と南軍白人は共闘できるか。
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北軍で戦った黒人と、南軍で戦った父親を持つ白人。
序盤は罵り合う二人も、
状況が変化していく中で、結果的に共闘する形に。
異色のバディものとしてこの映画は描いていると思いました。黒人と白人、というだけではなく、互いに憎しみ合う、北軍と南軍という水と油のような存在を、くっつける舞台設定というのができてたと思います。
舞台となるお店はまさに、アメリカそのものと解釈もできるかもしれません。まあこれは言い過ぎだとしても、北と南の憎しみの果てに、お互いに手を取り合って戦えるかどうか。
最悪の敵が現れた時に、真に共闘できる人々として、アメリカ人を描いたのだと思える。
とはいえ、純粋にミステリー、バイオレンスとしての面白さは十二分にあって、考えなくても楽しい。
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