ヘイル、シーザー!のレビュー・感想・評価
全64件中、41~60件目を表示
アメリカ人なら爆笑だろう
コーエン、らしいとは思うけど…。
信仰と映画
映画愛
咀嚼しきれず…
みんな役者やねえ〜〜(笑)
映画愛に溢れてます。
ローマへ!
おなかを空かせた子どもにパンを与えるはずの共産主義のソ連が、独裁者スターリンを生み、自由の国のはずのアメリカが、権力による思想の弾圧(赤狩り)を生む。
西洋文明は、結局のところ一神教のキリスト教と多神教のギリシャ文明の混合体。
そんな矛盾を、面白おかしく、子どもっぽく表現したコーエン監督のおふざけ系。
ロマンティックの語源は「ローマのように」。ギリシャ統制の厳しい中、人々は自由を求めてローマへ向かった。だからロマンとは「型破りな夢」だ。
ジョージクルーニーが、「ローマへ!」って叫んでた。
主人公も現場のスタッフたちも、腹の底から仕事をしている。純粋な情熱だ。
スタイル重視のハリウッドで、何かを伝達する人間には、情熱とロマンが不可欠なのだろう。
予想と違って期待はずれ
世界的大スターが、映画撮影中に誘拐される・・・。
ちょっと、期待していた内容と違ったな。キャッチコピーとか、パンフレット等を見ると、誘拐されたスターの捜索に、何でも屋のエディが残されたヘボな(失礼!)俳優たちを使っていく話かと思ったら、全然違いますねぇ。いやぁ、そうなの?
時代的には、1950~60年代あたりのハリウッドを模しているので、その当時のハリウッド映画のようにナレーションが入って、舞台回し的な役割をしているんですが、ちょっと良くわかりません。
って言うか、エディ誘拐犯が判った辺りで、「あ、まぁ、当時のハリウッドは、そう言う人達の巣窟と言われたよね」とは思いましたが、何だかこじつけだなぁ。
なんか、「昔はよかったなぁ」と言う郷愁の作品とまでは言いませんが、コーエン兄弟の作品ということで、期待値が上がっていただけに残念な気持ちになりました。
ただ、時代を再現するため、その当時の車を集めたのは凄いとは思います。
劇場内大爆笑!?
映画
映画大好き!
この監督の映画は絶対観る、という監督が何人かいる。
コーエン兄弟はそんな監督のひとり(ひと組)である。
1950年代のハリウッド。メジャースタジオの問題解決屋エディ・マニックス(ジョシュ・ブローリン)の仕事ぶりを活写する。
キリストをモチーフにした大作「ヘイル、シーザー!」を撮影している最中、主演の大スター(ジョージ・クルーニー)が何者かに誘拐される。
というのは、プロットのほんの一部で、スタジオで働く人々の悲喜こもごもが、ユーモアたっぷりに描かれる。
コーエン兄弟はスタイリッシュを旨にしていると思うが、今回は、自身の映画愛を見せつける作品になっている。
劇中映画で様々なジャンルの映画を見せ、ボーイング社にヘッドハンティングされるマニックスが、自分がいかに映画が好きかと気づいていく過程は、我ら映画好きには涙なしには見られない。
シンクロナイズドスイミングをモチーフにした水中ダンス、チャニング・テイタムを中心にしたタップダンスと、コーエン兄弟のこれからの可能性も示唆する映像も見逃せない。
映画の楽しさを教えてくれる、思い出させてくれる一本である。
作品に酔う、とは当にこのこと。
コーエン兄弟らしい、「オトナの楽しみ」の一本。
映画の黄金時代の末期の、「縁の下の力持ちはつらいよ」。
脚本も演出も、そして豪華というより豪華すぎる出演陣も、すべてが肩の力の抜けた、「映画愛」が滴り落ちる大人のファンタジー。
「分からないから低評価」が当然のように蔓延る今の時代に、もう一度「映画を観る」という姿勢を問われたような気がする作品。
クルーニーが…
全64件中、41~60件目を表示