劇場版 ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマンのレビュー・感想・評価
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光の結び
2015年放送『ウルトラマンX』の劇場版。
実は、TVシリーズ見た事ナシ(と言うか、平成からのウルトラシリーズは全く見た事ない)。たまたま手元にあって、たまたま機会があったから、この劇場版を見てみたようなもの。
そんな完全初心者が見て話についていけるのやら…と思ったが、僕らのウルトラマンは初心者にも優しい。
冒頭数分間にてTVシリーズを超簡潔紹介。
突如現れた怪獣たち。怪獣出現の起源を、初代マンの怪獣で紹介。おお~、我が“旧友たち”!
怪獣と闘う地球防衛チーム“Xio(ジオ)”。その隊員・大地はウルトラマンエックスに変身する。
これまではウルトラマンと一体化してるのが通例だったが、変身アイテムで変身。それでエックスとも会話を。他の隊員たちも認知。
あるカードを使う事により、歴代のウルトラ戦士や怪獣たちの力を駆使する事が出来る。何かこういう設定、仮面ライダーでもあったような…?
また、主人公がウルトラマンである事は最終回にバレるかバレないでいたが、最終回?途中?でバレるよう。
大地たちXioの面々とエックスは揺るぎない絆で、地球の平和を守る…。
これまでのセオリーを覆したウルトラマン。お馴染みや懐かしの怪獣も登場。
新旧ファンで楽しめるウルトラマンX! 放送時、ファンの評判も良かったとか。
これらの設定さえ抑えていれば大丈夫。話も分かり易い。
秋田県にある古代遺跡で、謎の巨人像と石が発見される。その石は要石になっており、インターネットTVの社長が持ち出した事により封印が解かれ、怪獣が出現。
閻魔獣、ザイゴーグ…!
“地獄”をモチーフにしただけあって、その恐ろしい異形。不気味な笑い声のような甲高い咆哮も印象的。
戦闘力も高く、一度エックスを敗退。
さらに、背中のトゲから他の怪獣を出現させる。この時出現したのは、初代マンからアントラーと『ティガ』の怪獣(見た事はある。名前は知らないけど)。
石を追って、東京へ。危機迫る…!
遺跡発掘に携わった女性考古学者とその息子。
母が危険に見舞われ、息子が案じ、助けたいと願った時…
石と、別に発見された遺物が光を放つ。壊れたエックスの変身アイテムも復活。
純粋な思いが、奇跡を呼んだ。
エックス。ティガ。そして、初代マン。
ザイゴーグと率いる怪獣との決戦…!
やはり初代マンの登場にワクワク!
登場シーンもあのお馴染みの赤い玉。
闘いのシーンには宮内國郞の音楽をアレンジして使用。
八つ裂き光輪、スペシウム光線!
来たぞ、我らのウルトラマン!
ティガの闘いのシーンには(おそらく)ティガの音楽。
エックスも今回はザイゴーグと渡り合う。
ザイゴーグが分身を世界各国に。
その時現れた、直近のウルトラ5戦士。セブンの息子、ゼロは知っている。相変わらずのビッグマウス。
ウルトラ8戦士見参。奇跡を起こす光の結び。
役柄は別のようだが、『ティガ』に出演した吉本多香美のゲスト出演。言うまでもなく、初代マンことハヤタ=黒部進の娘。黒部進もゲスト出演して、親子共演!…とは残念ながらならなかった。
こちらも役柄は別のようだが、『ダイナ』に出演したマイケル富岡がゲスト出演。瓦礫に挟まった吉本多香美を見捨てるかと思いきや、助ける根っからの悪人ではないようで。能天気&楽観的でウザい奴だけど。
直近のファン。
ティガ世代。
初代マン世代。
ウルトラファン三世代で楽しめる。
CGも使われているけど、特撮の醍醐味たっぷり。
何気ナシに見たけど、フツーに楽しかった。
昨年、『シン・ウルトラマン』に合わせて『Q』『初代マン』『セブン』を再見。今ちょっと休止してるけど、『帰マン』から近々再開予定。
昭和シリーズ見終わったら、平成シリーズも見ていきたいなぁ。はてさて、何年かかる事やら…。
ウルトラの権威が帰ってきた
ここ8年ぐらい、ちびっこ離れと制作費の削減
そして、バン●イの意向に添うためのガチャガチャ感。(ウルトラマンに限った話ではない)
正直、くだらないし、よくお金取れたな?
という出来だった、特にウルトラマンギンガ。
でも、その積み重ねが、エックス誕生であると思う。
田口演出、特撮部分は信用できるが
役者パートは下手くそだった。パトレイバーが特に。
けど、この劇場版はそう感じなかった。
ウルトラマンとティガが出てきたときは感動したし、バルタン星人戦も興奮した。
スカイタイプとパワータイプも嬉しかったし、BGMや特撮技術もよかった。
おいおい、ガキんちょが我らのティガに変身かーい
と思ったが、あくまでもちびっこの為の映画なので、許容範囲である。夢を与えなきゃならん。ただの嫉妬かもしれないし。
レナは息子にも夫にも父にも守られるんだなーって、思った。あれから20年かぁ。
オトナの事情と特撮魂、その両立が上手く出来てた。
来たぞ、我らのウルトラマン!に相応しい出来だった。ありがとう!
これからの怪獣映画を占う一本
ウルトラマンXの劇場版、事実上の最終回的作品。
テレビシリーズの出来が良くて、かなり期待値を上げての鑑賞でしたが、満足の内容でした。
よかった点は、どのキャラクターにも見せ場があり、ムダがない。平成ゴジラシリーズを彷彿とさせるミニチュア特撮。これだけでも5億点です。
残念な点は、上映時間が90分に満たない87分で見たいもっと見たいと思ったことぐらいです。
わざわざ映画館に足を運んだ観客を裏切らない作品だと思います。
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