「数えきれない苦しみの足音」或る終焉 機動戦士・チャングムさんの映画レビュー(感想・評価)
数えきれない苦しみの足音
生老病死。誰も避けられない苦しみ。お釈迦様も、晩年、消化器系の病に苦しんだとか。一人分でも大変なのに、人の分まで引き受けたら…。主役のお父さん、自分の過去に、何も言い訳しないのは、すでにその心を弔っているからでしょうか?。過去を詮索したところで、無意味かも知れませんが、過去が導く未来が、本作のラストだとすれば、ちょっと軌道修正したい気持ちです。どう軌道修正かは、ご覧になった御見物の皆さんに、お任せするとして、介護の現場って、ハードですね。或る終焉よりも、私の終焉が、心配になりました。そしてお父さんのジョギングシューズは、アスファルトに、苦しみを刻印しつつ、足音を残してゆきます。
コメントする