ブルックリンのレビュー・感想・評価
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気持ち分かる~
ふたつの故郷
男の人が背広を着ることで仕事モードに切り替えるとしたら、女の人は紅を引くときに、身が引き締まる思いがするような気がする。あくまでも私のイメージだけれども。アイルランドに住むエイリシュは故郷を離れて、アメリカ ニューヨーク ブルックリンへの移住を決意する。
クラシカルで洗練された衣装と、心地良い音楽が印象的だった。透き通ったブルーの瞳のシアーシャローナン。笑ったり、涙したり、繊細な感情の変化を丁寧に表現していた。仕事、勉強、恋愛。様々な困難に苦しめられ、涙する彼女を見ていたらこちらまで泣いてしまった。
ニューヨーク、アイルランド両方の海のシーンの美しさが印象的だった。
住み慣れた故郷を離れて異国の地で暮らすこと。その苦労と喜びが伝わってきた。
さわやなで爽快
悪い見方になっちゃうかも・・・?
家族、故郷、そして新しい家族と故郷
それはそれは美しいヒロインに首ったけ!でした。見応えもかなり。
なかなか見応えがありました。
まず、何はともあれヒロインが美しい…。恋してしまいました…典的なハリウッド女優の薫りがスクリーンからにじみ出ています。気品、清潔感、そしてふと垣間見えるキュートさ。ヒロインが世界を編み変える映画前半は往年のハリウッド映画を観ているようでした。
物語後半、ヒロインは行きつ戻りつしながら、時には郷愁やいろんな誘惑に出会いながらさらに足場を固めていきます。
出会った人の思いを受け止め、自分の心を受け止め、別れるべき人とは別れを決断をします。狭い世界を狭いと感じられるようになること、これからどんな世界で生きるにせよ、それはすごく大切な作業だと思うし、それは全ての国の全ての場所の全ての人にあてはまることだよなと感じました。かなり大切なテーマを扱った映画だと思いました。
遠い地にいる主人公を大きく温かく見守る姉、ブルックリンで生き方をつかんだ主人公はもう故郷アイルランドには戻れない人間なんだとわずかな瞬間で悟る母。素敵な家族だと思います。
ブルックリンで伸びやかに生きる人たち、アイルランドの田舎でそれでも必死に生きる人たち。どちらもなんだか愛すべき人たちでした。
さぁあんたはどんな風に生きていきますか?
そんなことをこの映画に問われた気がしました。
アイルランドの街とブルックリン、どちらもいい味わい
故郷を思い出した。
ブレーキを掛けた意地悪ババァ
色彩の美しさ。
公開初日に観ることが出来る奇跡が続いております!
斜め後ろの方のバイブ音がかなり気になりましたが…電源、切ればいいのになぁ。
それか、せめてサイレントに!!!!!
さて、大切な本編について。
とにもかくにも、色彩の美しさ!!!
シアーシャ・ローナンの瞳の色まで計算されていたという話を聞きましたが…。
全ての色の組み合わせが美しすぎて(背景 / 風景等も含め)、本当に印象的な色合い。
それが内容にリンクしていてとても綺麗でした。
そして衣裳!!!
クラシカルなファッションが好きな方は、絶対に絶対に観るべきだと思います。
笑って泣けて(絶対に好きになるキャラクターがいるはず!)大満足でしたが、生きていく場所を選択する葛藤が恋愛寄りに描かれ過ぎている気がしてしまうのは、私がラブストーリーが苦手だからなんだろうな。。
でも!「視覚で楽しむ」は☆5つです!!!
カフェ?インテリア?スイーツ?
最近、カフェとかスイーツ関係で名前の聞くことの多いブルックリンですが、この映画はカフェに行って感化された意識高い系の女がなんでもない英字のチラシを壁に飾って部屋の模様替えをする映画ではありません。
なんだか悪意のある書き方になってしまいました(笑)。
この映画は1950年代、アイルランドからニューヨークへ出稼ぎに来たちょっと不器用な女の子が成長する物語です。
前半はとても順調でなんだかほっこりしました。殺伐とした現代社会に倦み疲れた人にオススメです。
と言いたいところですが、後半は女心が揺れちゃいます。男の私としてはアイルランドの彼が少し不憫です。
まあ、女が幸せを掴むために男は泣かなければならないですね。
とかなんとか、カッコいいんだか悪いんだか分からない言葉で締めとさせていただきます。
登場人物がみな素敵
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