「サバイバルの中の誠実さ」ブルックリン isukeeさんの映画レビュー(感想・評価)
サバイバルの中の誠実さ
生き残ろうと踠き苦しみ歩み続けるエイリシュを最初からラストまで応援したくなる作品
郷愁に涙し、笑顔を取り戻し、急転して岐路に立ち逡巡するエイリシュ、
すべて シンパシーを感じるしその苦悩と決断を理解できた
皆 生き抜くことに精一杯だ
厳しすぎる経済環境 、
宗教に根ざしたアイリッシュの閉塞した地域社会性 、
希望の国のニューディール政策後の大量失業
これらは高い壁
壁を超えるために
エイリシュを支える周囲の人々が
皆優しくて、人の有り難みが強く感じられる
簿記試験合格を祝うシーンでは、
寮母と寮友の拍手にシンクロして一緒に拍手してしまった
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