「ひさびさに良い映画を見た。」恋妻家宮本 れいすけさんの映画レビュー(感想・評価)
ひさびさに良い映画を見た。
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他の人のレビューがあまりよくないのを見て少し幻滅したが、私には最高の映画だった。感性の違いとは不思議だ。こんないい映画つくろうとしてもなかなか作れないと僕は思いました。
ひさびさにいい映画を見たと思って調べたら重松清原作だった。なんだ僕の好きなよく読んでいた作家ではないか。
教師としての宮本について。終盤、キッチンで、ドンの祖母に語り出すシーンに感銘した。正しいかどうかより、今は優しさが大事ではないかと投げかける。
悩みながら、試行錯誤しながら、生徒と家族に向き合う姿に感銘した。
妻との関係がメインのような題名だが、教師としての宮本の姿がまぶしかった。
それが現実味は無くてもね。
最後に、妻と、気持ちを確かめあい、気持ちを最後に不器用ながら懸命に伝える。
すごく良かった。
阿部寛の演技が好きだ。
また宮本のこの愛すべき人間像。優柔不断。教師に向いているのか自信が持てない。妻に不満があるのではと不安を募らせる小心者。なぜわからない人にはわからないんだろう。
殺伐とした世の中にあって、心の温まる映画ではないか。最後少し間延び感があったが関係ない。
僕は教師として優しさについて語る場面や、妻に愛を語る場面で泣きました。ハッピーエンドなのがいい。
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