「~「正しいことは大切。でも、優しいことはもっと大事なこと。」~」恋妻家宮本 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
~「正しいことは大切。でも、優しいことはもっと大事なこと。」~
【賛否両論チェック】
賛:長年連れ添った妻に湧いた疑惑を巡り、心優しい主人公が空回りしながらも奮闘する姿が、微笑ましくて楽しい。夫婦愛をステキな角度から切り取った作品。
否:テロップや回想シーンを駆使した演出には、どうしても好き嫌いがありそうか。展開も以外と淡々としている印象。
優柔不断でどん臭く、優しいだけが取り柄の主人公・宮本陽平が、長年連れ添った妻の離婚届を発見したことから巻き起こる疑心暗鬼の連続が、不謹慎ながらもおかしくて笑ってしまいます。
同時に、中学教師でもある陽平のクラスの生徒の家庭問題と向き合う中で、少しだけ頼りがいのある教師へと成長していく姿も、何故か不思議とカッコよく見えてくるから、また面白いです(笑)。
沢山笑って少しホロッとして、最後にはまた笑って爽やかな気分になれる、そんな作品です。家族やデートでも安心して観られる作品ですので、是非ご覧になってみて下さい。
コメントする