「今日までそして明日から」恋妻家宮本 ke_yoさんの映画レビュー(感想・評価)
今日までそして明日から
映画らしい映画だった。
こんなもんドラマでいいと書いてる人がいるのを見掛けたが、映画って別に大袈裟なことじゃなきゃ描いちゃいけないもんでもない。
どこにでもいる、取り立てて何もない中年夫婦の、少しだけ特別な、愛を確認し合う時間を描いた作品。
映画という大人の娯楽は、こんな感じで良いのです。
夫婦で観に行くのに義両親へのバレンタインプレゼントにでもしようかなー。
相手のダメなところを、個性として、またその短所の表裏一体の良きところを誰よりも理解し、認め、温かく支え合う、好きだの恋だのとは違う、成熟した大人の愛のお話です。
今日までそして明日から、こんな感じの取り立てて何もない日常を、また私達は生きていくのです。
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