「始まった戦争。迫害された者達が歩む、それぞれの道。」亜人 衝突 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
始まった戦争。迫害された者達が歩む、それぞれの道。
【賛否両論チェック】
賛:運命に翻弄される亜人達が、それぞれの道を進み始め、社会が混乱へと陥っていく姿に、迫害されたマイノリティーの悲哀が漂う。
否:アニメーションとはいえ、かなりグロいシーンが多いので、苦手な人には向かない。前作までの知識もあった方がイイ。
前作までの知識は必須です。“死なない”というだけで迫害され、理不尽な人体実験にさらされてきた“亜人”。ある者は主人公・圭のように静かに生きることを望み、またある者は佐藤のように、武器をとって人類に牙をむこうとする。そんなそれぞれの思惑が交錯する一方で、亜人管理委員会の戸崎も、自身の命運を賭けて亜人達との戦いに挑んでいく。どちらといえば、第2部は群像劇に近いかも知れません。
ただ、描写はかなりグロいです。苦手は人には向かないので、ご注意を。また続き物なので、自動的に第3部も観る必要もあります(笑)。
人類と亜人が対立し、衝突していく悲しい現実が身につまされる、そんな本作です。
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