「世界的競技の裏側が観れて良かった。」疑惑のチャンピオン 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
世界的競技の裏側が観れて良かった。
ランスアームストロングと言えばツールドフランス(自転車大会最高峰)でかつて7年間王者に輝いていた人間だ。
このスポーツを知らない人にどんなに強かった人か例えるには、相撲に例えると「昭和の名横綱、千代の富士」。ゴルフに例えると「全盛期のタイガーウッズ」。F1に例えると「フェラーリ時代のミハエルシューマッハ」である。
ツールドフランスが2000年ぐらいから日本でも有名になり、私もこのスポーツに魅力された1人。
だから興味があり、この作品を観た。
当時のランス(苦手は道でも飄々と走る姿)を観ていない人間にとっては、事前学習無しと言う事で面白みが無いだろう。
簡単にドーピングしたとレビューしている人がいる様だが、この映画は簡単には語っていない。
「ギリギリの所で科学的行動を起こし、陽性を逃れているのである。」
ドーピングの基準となる検査の裏側が面白い。
この映画はそういった裏側行動の中身を重視した描写があり、観る側を楽しませる。
(元々裏側に焦点を合わせた映画なので、表は普段ツールドフランスを観ている人にとっては丁度いい。表観たかったらツールドフランス観て下さいとしか言えない。)
競技をする仲間達、ドーピングを裏づけようとする記者達。チームの流れ&時代の流れも感じさせる。
また、第一線のスポーツ選手は表でも裏でもギリギリの戦いをしているのだなと感じさせくれる映画。
スポーツマン&スポーツ鑑賞好きなら楽しめます。
ツールドフランス好きなら最高です。
コメントする