劇場公開日 2016年1月16日

「日本人にとっては苦笑?都市伝説の海外進出。」口裂け女 in L.A. 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5日本人にとっては苦笑?都市伝説の海外進出。

2016年1月22日
PCから投稿

怖い

単純

興奮

【賛否両論チェック】
賛:日本の都市伝説の毛色を、巧みに取り入れているのが印象的。オムニバスのようでいて、意外なところで話がつながっていくのもステキ。
否:一歩間違えると、コメディのようなシーンも多く、意外と日本人向けではないかも。グロシーンも多数あり。

 基本的にはオムニバス形式で、「口裂け女」や「こっくりさん」、「陰陽師」や「丑の刻参り」等の和製のホラー文化が、次から次へと登場してきます。ただ、なんとなく若干日本文化とはズレているというか、「海外の人から見た日本文化」感は否めません。日本人が観ると、かなり違和感を感じて、笑ってしまうと思います(笑)。展開も、急にコメディタッチな場面が出てきたりするので、かなり戸惑いそうです。
 それでも、オムニバスの話同士が、意外なところで関係してきたりするので、そういった面白い要素はあると思います。あまり深く考えずに、ハラハラドキドキしたい時にオススメです。
 それにしても、英語で「口裂け女」は「slit mouth woman」なのに、「こっくりさん」はそのまま「Kokkurisan」なんですね(笑)。

映画コーディネーター・門倉カド