劇場公開日 2016年11月12日

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「犯罪サスペンスの一つの代表作」ミュージアム ガバチョさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0犯罪サスペンスの一つの代表作

2016年12月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

知的

犯人(カエル男)や、犯行の異常さや、気持ち悪さ、不気味さなどが際立っているが、映画自体はそれほど怖いという印象は受けなかった。映画の中に自分も入り込んで恐怖を体感するというよりも、客観的に、登場人物の心理などを推測しながら見れる感じである。犯人は、幼少期の体験や、身体疾患が原因となり殺人鬼になった経緯が終盤に明らかになり、それを追う刑事は、仕事に没頭することで徐々に壊れてしまった家族を抱える。よくある設定ではあるが、設定や演出に工夫が凝らされていてリアル感がある。それぞれに「負」を背負った犯人と刑事の対決は心理を推測しながら見ていくと、サスペンスドラマとして面白くなると思う。アーティストをきどる殺人者が、自分の作品の完成には、彼(刑事)が必要だとして犯罪の協力者にしてしまおうとする所などは、とても良かった。
家族を愛し、仕事に厚い使命感を持つ刑事の小栗旬は当たり役です。
「負」をいっぱい抱えて異常な犯罪者になったカエル男の妻夫木聡は、なりきっていました。

ガバチョ