スポットライト 世紀のスクープのレビュー・感想・評価
全293件中、21~40件目を表示
記者たちの挑戦
ボストングローブ紙は、リーヴシュナイダー扮するマーティバロン局長に代わり協会の虐待問題をスポットライトでとらえようとした。新聞社が協会を訴える。しかし、性的虐待の対象者は子供たちだ。マークラファロ扮するマイクレゼンデスが取材に当たった。被害者の話だけでなくしっかりした証拠がつかめるのか。神父なのに立場を利用して子供たちに迫るなんてね。それも13人も。誰にとっても驚きの人数だ。協会は何でも出来る。記者たちの挑戦は極めて重要だった。
絶対てきなもの。
賞を獲ってるだけあって、良くまとまった映画でした。
安易な性描写もなく、あくまでもジャーナリストの目線で書かれていたのが印象的でした。
子供はなぜ親に虐待されても言えないのか、幼いから、怖いから、逃げ場がないから、助けがないから、たぶんそれでも親だから。それらすべてだろう。
キリスト教徒にとって神父は、親同然それ以上かもしれない、親に替わりがない様に、神の替えなどないのだ。
信者は、神父のすることを非難することなどできるはずもなく、よりその罪は重く、信仰を立場を悪用したその卑怯な手口は許し難く、辛くてたまらない。
今の教皇さまはこの問題に14年たってやっと本気で取り組み始めている。
事実があるなら、神父たちは、自分とむきあってその職を離れて欲しい。
信仰は赦しを私たちに試練として与える。
罪には罰と赦しが必要で、ただ、赦すのは被害者であって加害者やその他ではない。罪があるならきちんと罰を受ける覚悟を持ってもらいたい。
宗教世界を垣間見える
やりがいを感じる仕事をしたいと思ってた人が見るとその気概を思い出せる
あと昨今の宗教テーマの映画とかニュースの解像度が上がるので、そう言った趣味の人は見ると良い
two popesを見た後に見るとより楽しいかもしれない
ただ終始暗い上に現実的なので寝る前にはお勧めしない眠れないので書いています
バロン『カトリックのシステムに入っていって組織を揺るがす記事に』
わあすごい映画。『スポットライト』の記者って本物だね。泣けるシーンが何度もあった。アメリカ映画じゃなくてはこの危険に迫る逞しく洞察力のある姿は表現できない気がしたがこれは私の偏見かもしれない。これは本当にあった事件簿だと。ローマカトリック司祭による性的虐待事件をカトリックの組織的に深く追求して暴くから、ボストンに根強い宗教における、カトリック教徒とボストングローブの記者との関係を見ていて考えさせられる。
困ったことは出演者が多すぎて、『スポットライト』のメンバーに新編集長、まではおえるけど、ローマカトリック教会の側と司祭の被害者になった人々やカトリック組織側や弁護士側などで、私の頭は少し混乱した。ちょっと右端にこの人はどこの誰と字幕でも出たらまだ頭の整理がつくんだけどね。それに二時間の映画だからインフォメーションが多くてまご付いた。でも、最後の30分あたりから感激して泣けたねえ。
カトリック教会の司祭によるセクハラはかなり有名で法王も問題解決をするという発言をしているし、度々取り上げられているから内容には戸惑いはなく見られたが、ボストン・グローブ紙の『スポットライト』の存在は全く知らなかった。
心を打たれて泣けたところをいくつか書き留めておく。編集長バロン(リーヴ・シュレイバー)の言葉であり、スポットライト会議でのマイク・レゼンデス(マーク・ラファロ)の感情を丸出しにしたバロンに反対する弁論。司祭による性的虐待の事件数からその隠蔽、処分など事実が分かっているがバロンは司祭個人でなく組織を訴えたいという。
マイクは裁判所から証拠の文書をスポットライトのメンバーに読み上げた。そして、この読んでいる間にももっと司祭のセクハラが起こっている。 だから、この彼が突き止めた事実で十分な証拠だと叫ぶ。スポットライトのメンバーも納得しているようだが、ロビンソン(マイケル・キートン)がバロンはカトリックのシステムに入っていって組織を揺るがす記事にしたいと。一人の司祭のセクハラでなく。このジレンマだけでなく、ハロルド新聞社がこの事件を嗅ぎつけていると。マイクはサーシャ(レイチェル・マクアダムス)の家庭をその夜訪ねて、子供の頃、ローマカトリック教会に通っていたが教会は心の拠り所でなくなり、いつか戻ろうと思っていたけども、戻れないとい心の中を打ち明ける。いいシーン。
ロビンソンはピート・コンリーにユダヤ人のマーティ・バロンを新編集長は長くここにいないよ。ニューヨークに行ったりマイアミに行ったりしてきて、、ボストンも腰掛だよと言われる。そして、でもロビンソンはボストンに根を下ろして、ここのカトリックの共同体の中で生きていくんだよと言われる。目をつぶれ村八分的になるなと含みを込めて?!
マイクはクリスマスの夜、教会で聖歌隊がきよしこの夜を歌っているのを聞いている。ここで歌っている純粋無垢の子供が司祭の餌食になるんだよ思いながらじっと見つめている。 私は思わず嗚咽!!
ロビンソンは『なぜ、司祭のセクハラを暴くのにこんな時間がかかったのか』とある(忘れた)に言われる。グローブに帰ってからも、なぜと。ロビンソンはメトロにいて1993年に虐待を行った20人の司祭のリストを忘れていたことを告白する。しかし、それについて誰一人責めるものはいなく、バロンはスポットライトが今、ローマンカトリックの組織を暴いたことを褒め称える。
字幕で枢機卿法はやめさせられたが、ローマに左遷(??)させられたと!
オスカー受賞作。映画としての素晴らしさもあるが、本作は題材の衝撃度...
オスカー受賞作。映画としての素晴らしさもあるが、本作は題材の衝撃度だったのかも。
神父による年少者への性的虐待、しかも1人や2人の話ではない。
まあ宗教なんてそんなもんです。お偉方の為にご奉仕してるようなもの。普通は金銭なのだが、これはそれを通り越してる。子ども全員が被害にあいながらなお信じている人も…目を覚ませ!と言いたい。
日本🇯🇵でも同じ。坊さんに布施を払うことが先祖供養ではないのです。
世の中の争い、それはほぼ宗教によるもの。信仰は自由ですが、人にその価値観を押しつけたりすることはやめていただきたいものです。
スタチャン無料放送字幕版鑑賞
ド真ん中、速球ストレート
社会派、正統派、まっすぐ
奇をてらわずに正面から取り組んでてこういう真面目なの、大統領の陰謀に似ていてますが、非常に好感がもてます。
サスペンスフルも申し分ないです。
キートン君、髪が薄くなっても若い頃よりカッコいいのはコネリー君といかりや長さんくらい。バットマンより百倍カッコいい。
ぐいぐい引っ張られる
一言「なぜずっと見てなかった私!」。
聖職者の性的虐待という重い話が、ちょっと躊躇してました。
◎よかった点◎
・地方誌の1コラムのチームが、聖職者の事件を追う。
聖職者はすなわち「神」の存在。
その大きな壁を、一つ一つ崩していくメンバー。
それぞれができることを、コツコツ作り上げていく過程が実に興味深い。
・虐待した神父個人単位で取り上げるのではなく。
もっとその上=教会全体を狙う。なるほどなあ。
取材していく過程で、被害を受けた人・教会の内部を知る人。
それぞれの発言や情報をいかに聞き出すか。むむー。
・「記事にするなら、クリスマスが済んでからに」。
速報で報道するのではなく、地元誌ならではの配慮もあったり。
讃美歌が流れるシーンは、ちょっと胸にきました。
・記者達があちこち動き回る中で。
新人の編集局長が、じっくり腰を据えてアドバイス&アシストするのがいいね👍。
△いまいちな点△
・登場人物が多いので、ちょっと戸惑うところも。でも気にせず見れました。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「教会は何世紀もある。新聞が勝てるのか?」
スポットライト
宗教の感覚は日本人には分かりづらいが、自分が信じていた団体があんな酷いことをやっているのを知ったら、怖いだろうということを容易に想像できる。
みんなが知っているのに、世に出ていないという怖さ。
巨大な勢力に真実は隠蔽されてしまうのか。
その真実を明らかにしようと戦い、子供たちを守った彼らは間違いなくヒーロー。
世の中には苦しみを内にかかえて生きている人がいる。
しかし、その苦しみが自分だけではないと知って、真実を話す権利があると知る時に、みんなは声をあげようとする。最後の電話が鳴り止まないシーンでそれが表現されてた。
ロビーの心情に共感。過去の自分の反省から徹底的に追い詰めた。
弁護士という自分の立場がありながら真実を話したジムはもっと称賛されるべき。
理性的な正義
久しぶりに、映画から衝撃を受けた。
社会の問題は、暗闇の中に隠れていて簡単には気付かない。問題に気付いても、根本を暴かなければ小さな記事に終わってしまう。
グローブ社による正義は、情報を集めて裏付けを取り、周りの協力を得ながら問題の根本を探求するという、地道で理性的な行動によって追及された。
記者が枢機卿を追及しようとしたとき、上司は、組織の問題だと言ってさらに探求を続けさせた。
その結果、ボストンの問題だったことが、実は世界中の問題だったことが明らかになった。
そういう理性的な行動が、感情よりも力を持つのだと思った。
この映画は、客に合わせて分かりやすく感情に訴えるのではなく、感情を抑えて事実を描くことで、問題を際立たせている。
こういう映画をこれからも観たいと思う。
真実を白日のもとに・・・
面白かったと言っていい内容ではないかもしれませんが、好きな映画です!ボストン・グローブ紙の仲間達、みんなよかった(^-^) 教会はみんながグルだという考えが1度でも浮かぶと、人間不信になってもおかしくありませんよね・・聖人なんていないかもしれませんよ? 僕も嫉妬心の塊で欲深い人間ですし、しかしあんたらは神を語りながら何をやってるんだよ!と思います。
知らない事も罪である
必ずしもそうとは思わないがそう思える
この事件、まったく知りませんでした
神を信じ神を崇めていた人たちへのとてつもない仕打ち
被害者も信者もどれだけショッキングな事でしょう
この神を騙る組織は何千年も人の善意を貪る悪徳な団体なのではないかと思える事件です
そう思う人も少なくはないはず
信じるものはどうなるの?
救われるの?
犯されるの?
もしかしたらお寺や神社でも??
やだやだ、どこまで世の中は腐敗しているのか
これじゃ心底真面目にしている司祭様や神父の住職、神主さんまでが信用をなくしてしまうではないか
闇を暴く新聞記者たちの戦い。
『スポットライト 世紀のスクープ』鑑賞。
*主演*
マイケル・キートン
マーク・ラファロ
*感想*
公開当時に観に行こうと思ってた作品でしたが、観に行けず、ようやく観れました。
カトリック教会の神父が児童に対する性的虐待ーそして、その真実を看過していたというヤバいスキャンダルを新聞記者たちがその闇を徐々に暴いていく作品。
ただただ恐ろしかった。の一言。
記者たちがそのスクープを暴こうと決定的な証拠を掴む為、手当たり次第に関係者や被害者を当たっていくのですが、話す者もいれば、話さない人もいます。淡々と進んでいくので、眠くなりましたが、描写がリアルなので、ずっと緊張感がありました。
キャスト陣が豪華だし、実話だし、眠くなりましたが、巨大なスキャンダルに挑む新聞記者たちの戦いが細かく描かれているので、見る価値は十分にあると思います。
最後の終り方、僕は好きです。(^^)
十何世紀も続く巨大組織の隠蔽に挑む
「教会は人間が作った組織、信仰とは切り離して考えて欲しい」
というような台詞があったけど、まさにその通りかも。
信仰心は人を救うのかも知れないけど、それを金でも性でも利用するのは人間の欲。
被害者の証言は身につまされます。
記事にするまで、時間をかけて事件を裏取りする記者の地道な作業も伝わってきました。
ゴシップ記者も、こんな感じなんですかね?
教会の隠蔽体質に斬り込み、虐待被害者が声を上げられる切っ掛けになったのは、記者冥利に尽きる有意義なスクープだったんだろうな。
自分の無知故か、キリスト教では無いからか、そんな壮大なスクープなのに全然知らなかった。
しかも件の枢機卿はその後ローマに栄転するって…。
さすが十何世紀も続く世界中に広がる巨大組織、個人は裁かれ、組織は守られる。
その後何か変わったのか?、興味があるけど、自分で調べろって事で。
それにしても、この手の映画って「アンビリバボの再現ドラマで充分」って思ってしまうんですが、
本作は演出が良かったのか見応えありました!
全293件中、21~40件目を表示