劇場公開日 2016年4月15日

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スポットライト 世紀のスクープのレビュー・感想・評価

全293件中、281~293件目を表示

4.0ヴァチカンは糞だ

2016年4月16日
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今年のアカデミー作品賞。畳み掛けるようなダイアログの積み重ねと衒いの無い正攻法の演出でジャーナリズムの勝利を描いた佳作。何より「ヴァチカンは糞だ」というメッセージを声高に主張したことに意義がある。そんなこと知ってたよ。でも「俺達は何をした?」

幕引きの感じも『大統領の陰謀』を思い出した。勝利というか祭りの始まりの予感で終わる感じ

でもこれがアカデミー作品賞獲るなら『ゴッドファーザー PART Ⅲ』ってもっと評価されてもいいんじゃない?26年も前にヴァチカンの金融スキャンダルを告発しただろ!さあみんなで叫ぼう!「ヴァチカンは糞だ」

まあでも『スポットライト 世紀のスクープ』がその年を代表する一作かといわれると疑問やな。特に目新しさも無いしタイムリーでも無いし。だったら『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に作品賞あげてよって

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ヒートこけし

4.0意外性はないけど。

2016年4月16日
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楽しい

社会派ドラマとしてはちゃんと構成してある。けどね、何かハッとしない。一種の群像劇なんだけど、個々の苦悩をもっと深く描いてほしいところ。字面では悲劇や苦悩なんだけど、もっと、何というかエグい表現がないものか?人物が多くて記号的になってるのが一要因だと思う。実際の事件をあまり脚色できないのかもしれないが、個々のエピソードが濃かったら群像劇としては成功しただろうな。何というか感情移入が浅くなってしまった。逆にマイケル・キートンを主人公にその一人称の視点で描いた方が良かったか?アカデミーを取ったのは映画の力というより題材の力かも。日本人には興味本位な題材としかうつらないけど。

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dragonmizuho

4.0仕事とは、正義とは

2016年4月16日
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鑑賞方法:映画館

退職を間近に控えた自分にとっては、仕事とは何かをとても考えさせられた映画だった。熱い思いと冷静な判断のぶつかり合いが物語を非常に緊張させたものにしていて、記者たちの揺れ動く表情からひとときも目を離せなかった。

にしても、アメリカンスナイパーとか、フォックスキャッチャーとか、このスポットライトにしても、自らの恥部をさらけ出す映画を通じて、アメリカという国には本当に興味が掻き立てられる。こんな風に自分達の国が、金持ちが、宗教がさ迷い込んだ闇を暴きたてた映画を作る気概には、単純に凄いなあと思ってしまう。とはいえ、闇ばかりじゃなくて、光の部分をちょっと勿体ぶって話しに織り込むのはいつもの手口ですけどね。

正義好きのアメリカの賛美話しとして捉えることもできるから、ある面、アヴェンジャーズと一緒かもしれないが、正義の中の悪と悪の中の正義を映し出したこの物語には最近のアメリカという国の迷いを見たような気にもなった。

あっ、これはこれで、この間見た、スーパーマン対バットマンと一緒だね。

邦画でこういう物語を見たいです。
「64」は少し期待(^ ^)

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独りよがり

4.0難しい内容だと思うけど安心してください!勇気をくれますよ。

2016年4月15日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

 実話作品鑑賞今年4作目!!今回はご存じ第88回アカデミー賞作品賞と脚本賞作品「スポットライト」

 新聞記者たちがカトリック教会のスキャンダルを暴いた実話作品。
 そもそも作品タイトルの「スポットライト」とはなんじゃと調べてみると、アメリカの新聞「ボストン・グローブ」の「スポットライト」と名がついた新聞一面のことであることにさっそくなるほどって思っちゃいました。

 それはさておき、前回観た「ルーム」とはちがい社会派の内容でなーーんか難しそうと思いがちですが、安心してください!すぐに記事にするべきという迷いや対立、恐れがあっても真相を追及する新聞記者達の生命をかけた戦いに挑む人々を観ていくうちに地味そうに見えるけどじわじわとしみてくる緊迫感が素晴らしい作品です。
 もっとわかりやすく例えると、連続犯罪を起こす犯人を追い詰めていく情熱・執念のある刑事ドラマだと思うとわかりやすいかな~。(わかりますかね?(笑))

 キャストも味のあるメンバーだと思いました。マークラファロは行動派の記者、記事にするべきと上司との対立シーンかっこいいです(セリフにも注目)。マイケルキートンはスポットライトのチームリーダー、ネタバレになりそうなので言えないですが新聞記者の上司だからこそあることに迷います。レイチェルアクアダムスなどなどいいメンバーですが、私は新聞の編集長(マーティバロン役)のリーヴシュレイバーに注目してほしいです。こんな上司がいればこの会社は最高の会社だっって思うかもしれません。それはぜひ本編を観ていただきたい。

 圧力が怖いけど、記者たちの信念をもって追及したこの大スクープの記事を観た人はさまざまな思いがあったでしょう。
 記者の目線から描いた作品ですが、あの時あ~~すればよかったとちょっと迷っていることがあったり悩んでいる人にとっては一歩踏み出せる勇気をくれる作品だし記者って大変な仕事なんだとあらためて実感させてくれる作品でした。

 私は4点とさせていただきます。ぜひご覧あれ!!

 これは作品賞もなっとくだっ!

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ぐっさん

4.0大々的に前宣伝

2016年4月15日
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してるだけあって中々考えさせられるテーマでした。 ただ表面化してるのは氷山の一角という気がして そら恐ろしい 信仰が圧倒的な権力を悪用したパワーの問題になっていて正しい方が潰されているなんて 被害者のトラウマを思うといたたまれない気持ちになりました

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ゆう

4.5事実は小説より奇なり、このサスペンスは見ものだ。

2016年4月15日
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鑑賞方法:映画館

事実は小説より奇なり。最近たびたび読むポリス・ミステリー、そこでは新聞記者の横柄な取材が、事件を真実から遠のかさせる。しかし、この映画はボストン・グローブの記者たちが、真実を懸命に暴き出していくサスペンス。事件の真実は教会という伏魔殿、それに加担する弁護士により封印されている。描かれているのは時間との戦いというサスペンスだが、伏魔殿との戦いという、真の人間による聖戦の面白さだ。

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kthyk

4.5マイケル・キートン完全復活

2016年4月15日
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鑑賞方法:映画館

知的

ドラマとは思えないほどの展開の速さと内容の濃さに、アカデミー作品賞は流石と思わされる。教会という聖域のスキャンダルを暴くノンフィクションは世界中を揺るがした9.11というテロ事件でさえ霞んでしまうほどの大スクープだった。2年連続で作品賞に主演したM・キートンの完全復活がスゴイ

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nkboy

4.0やりきれない思い

2016年4月15日
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鑑賞方法:映画館

やりきれない思いが残る。
作品じたいがスポットライト(新聞)ようになっている。
まるで共に事件を探り同じような思いで胸くそ悪さを感じ、いたたまれなさ、やりきれない感情に涙が出てくる。

ラファロが吠えるシーンには胸が熱くなります!

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豆

5.0真の正義とは何か?

2016年4月15日
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鑑賞方法:映画館

難しい

米国ボストンの新聞"The Boston Globe"の新聞記者たちが
カトリック教会のスキャンダルを暴いた実話 が映画化され、
(神父による児童への性的虐待と、
カトリック教会がその事実を看過していたというスキャンダル)
第88回アカデミー賞で作品賞と脚本賞を受賞した実録ドラマです。

大統領の汚職をテーマにした「大統領の陰謀:ウォーターゲート事件」を
思い出します。

『真の正義とは何か?』そして『真の勇気とは何か?』
を当該作品は、問いかけます。

なぜ、1000人以上の児童が性的虐待を受けたのか?
なぜ、児童に性的虐待した神父が、300人も存在したのか?
なぜ、悪事が、長年にわたって、黙殺されてきたのか?

第一に、『権力者のおごり』でしょう。
一般的には、「権力に長く居ると腐敗する」と言われています。

第二は、『保身からの隠蔽体質』
一般社会でも、上司に逆らえず、指示が間違っていると思っても従ってしまう。
先輩に連れられたバトミントン選手もいました。
自分や家族が信じている宗教だと難しい事も解りますが、
この隠蔽体質は、今回は、教会にも信者にも言える事です。

最後に、「排他主義」を指摘したいと思います。
私は、無宗教なので、理解できない点が多々あります。
私は、4人兄弟・姉妹の末っ子ですが、長女は、「エホバの証人」です。
「目の前で、自分の子供が交通事故で出血多量で死にそうでも、
母親である自分の血を輸血しない」宗教です。
両親が他界した時も、宗教を理由に、葬儀に出席しませんでした。
無宗教な私がとやかく言うべきではありませんが、
宗教・民族・人種などでの、『排他主義』 が、
国際テロリスト集団であるISを存在させ、
信者が過度に宗教を過信する原因だと思います。
そして、排他主義が一種独特の閉鎖された世界を創ってしまうのです。

少しずれてしまいましたが、お薦めの作品です!

Michi
[PS]
アカデミー賞最優秀作品なのに、
なぜ、MOVIX川口で上映しないのか?!

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Michi

4.5派手にドラマチックに仕上げていないところがGood

2016年4月15日
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興奮

見終えたときは、やっぱり「The Big Short」と比較しまって。
やや地味だなーなんて思いましたが、考えてみればスクープをこっそり追うのだから当たり前。だからこそリアルでした。

カメラワークも最高、キャスティングもばっちり。 Rachel McAdams以外、若手がいないのも良かった(笑)。皆、さすがの演技です。
Billy Crudupが出ていたのが個人的に嬉しかったな~。

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洋画fan

3.0よくわからん。

2016年4月15日
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日本人なので教会が社会的にも強い力を持っているとかよく理解出来なかった。
でも日本のジャーナリズムみたいに不倫ばかり追っているより社会を良い方に変えるジャーナリズムは絶対必要だと思った。

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西国くん

5.0妥当のオスカー受賞作

2016年3月24日
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泣ける

悲しい

知的

2002年にボストングローブという新聞社のスクープ部隊、「スポットライト」が、当時カトリック教会の神父が信者の子供に性的暴行を行っており、それは一部の地域ではなく、全国的に広がっており、これらの悪は裁かれず、水面下で眠っているぞ。というのを暴いた実話に基づく映画です。

マネーショートと比較されるんですよ。どちらも実際にあった社会問題を元に書いているので。比べ物になりません。圧倒的にスポットライトの方が良いです。

まず一つ。とにかくリアル。

こういう仕事人系の話を映画にすると脚色されてしまうんですよ。いや実際ホテルマンってそんな生き生き仕事してねぇよとか、現場の人がみると一気に冷めてしまうやつです。ただ今回の場合特に、実話に基づいているので、このリアリティ、というよりアクチュアリティみたいなのがすごく重要なのですが、周りの新聞記者関係者全員が文句無しでした。ドキュメンタリーに近いですね感覚的に。

でも見てて飽きない、人間ドラマ。
ドキュメンタリーってちょっと単調で眠くなっちゃう人多いと思うんですが、これはちゃんと人間の感情がスクリーンで生きてます。マークラファロが編集長に噛み付くシーンがあるんですけども、震えます。自分一人がいくら頑張っても社会の大きな壁を前には「ゼロ」である不甲斐なさが名演です。すごいです。

ラスト一点。
この、社会問題、日本ではあまり話題になってなかったかもですが、アメリカの人からするとかなり記憶に新しく、感覚でいうと、日本のサリン事件を映画化するようなものです。なので映画としての問題は、あまり語り過ぎない。なぜなら知っているから。でも知らない部分をしっかり語るというバランスが、こういった社会派映画、もっとも重要なのですが、このバランスが素晴らしい。最後のシーンがとにかくすごい。金融破綻のシーンを金融会社のオフィス移して、会社から人が流れ出て行くシーンを写すマネーショートとは大違いです。語らずに語る最後のシーン。

泣くか憤るか、無力さを感じるか。お任せします。

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のむ

5.0ボストンを震撼させたカトリック神父らによる性的虐待スキャンダルをス...

2016年1月12日
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鑑賞方法:映画館

ボストンを震撼させたカトリック神父らによる性的虐待スキャンダルをスクープしたボストン・グローブ誌の"スポットライト"チームの取材活動を描いた実話ドラマ。恐ろしく地味な話なのでガラガラだろうと大間違いで見事に満席。この素材をカソリック国で観ることには本当に価値があって次々と明らかにされる事実に観客が息を飲む様は圧巻でした。地味にも程がある作品ですがサントラのピアノの音が非常に繊細で美しい点も印象的です。

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よね