「秩序がもたらす混沌」スポットライト 世紀のスクープ U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
秩序がもたらす混沌
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神の御使を糾弾した愚かな人間の話。
…と、書いても違和感がないほど「教会」は浸透しキリストの威光は絶大なのである。
驚いた。
2002年の話しである。
もっと昔の話かと思ってた。
携帯もインターネットも普及している。
で、その時の責任者はさらなる強大で強固な城へ匿われたと本作品は告げる。
目からウロコなのは、絶大なカリスマ性を維持していること。
神に従事している人間、または組織に間違いがあってはならない。もしくは、間違ってるはずがない。
そんな体裁を保つために隠蔽され続けてきた。
どうやら個人は糾弾できたものの、その組織ぐるみの隠蔽工作にまでは及んでいないようだ。つまりは…現在もまだ進行中の話しなのである。
作品は、終わりに近づく程ヒートアップしていった。取材者それぞれに異なる正義…いや、信念かな?そんなものがあり必ずしも同じ価値観ではない。だけれども、目標は一つ、そして揺るがない。どちらに神の意志が作用していたのかと思うほどだ。
センセーショナルな作品だった。
取材している記者達でさえ、盲目的に教会を崇めてた。だからこそ、裏切られたと思うのであろう…。
「教会はなんでもできる」
このシーンの後に911を引き合いに出したのは、やり過ぎかとも思うが…どうやら、その案件のために足止めをくらったのは確かなようだった。
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