エイリアン コヴェナントのレビュー・感想・評価
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えっ?2100年でしょ?
たぶん現実なら、そんな得体の知れない星を探索する場合、AIロボットかアンドロイドに丹念に丹念に探索して、慎重に慎重を重ねてから生身で探索するでしょ?
映画のほうが遅れてる感じがしました。
まあ、しゃあなしだとしても乗組員が全員バカ。
だから、評判良くなかったんやな。
プロメテウスの大風呂敷はちらかったまま
リージョンフリーの輸入盤で視聴。
ほとんど英語のセリフも英語字幕で何とか理解できた程度でしたが、考えてみると「エイリアン」を見たことがないのに、「コヴェナント」だけ見ても仕方がないのかな。とも思いました。
そもそも、「プロメテウス」で描かれた、生命の起源への壮大なドラマが、実は「エイリアン」の前日譚だったという究極のネタバレには、あきれ返るやら、商魂たくましさに感心するやらで、同じタイミングで進行している「ブレードランナー」と相乗効果を及ぼしあっているようですが、どちらの映画もちゃんと見てないのに、なぜかお話のほとんど核心に至るまでを知っているのです。
割とそんな人は多いんじゃないでしょうか。「何となく知っている」から、いっぺん見てみようかな、なんて考えている人には、丁度いい映画かもしれません。
「オデッセイ」がとてもお気に入りの一本になったので、少しだけ期待していたのですが、やっぱり怪奇的なクリーチャーを前面にフィーチャーした、スリラー映画には没入できませんでした。ひとつも怖くないしね。
マイケル・ファスベンダーの何考えているのかわからないアンドロイド(これも実はレプリカントの親戚らしいとか、タイレル社とか、アタリ社なんて設定も、裏にあるんじゃなかろうか)の演技には、ちょっと背筋が寒くなりかけましたが、なぜ「プロメテウス」の時よりも老けているのかが、よく分かりませんでした。たぶんストーリー的には説明してあっても、私の英語理解力の限界がそこらへんだったからでしょう。
とにかく、「プロメテウス」のドあたまに登場した、生命の起源を創り出したであろうシードマン(タネをまく人)の謎には、いっさい触れないまま、生命の多様性が行きついた進化が一方では人類を、他方ではフェイスハガーを創り出したことで、いよいよリドリー・スコットは自らの世界観をつなげてしまうのだろう。なんて馬鹿らしい。。。
2017.9.27
シリーズの新テーマを見出したリドリースコット
元祖(1作目)エイリアンへのストーリーの繋がりにこだわりのあるファンが多いようですが、(プロモーション的にも「エイリアンの起源の秘密が明かされる!」みたいな売り方ですが)もはやリドリースコットの関心事は、そこには無いようです。
数々の傑作を生み出したキャリアの末、80歳過ぎにもなって、モンスターと対決するだけの映画なんぞ作ってられるか、というところなんでしょう。
見終わってみると、冒頭のシーンで新シリーズのテーマが宣言されていたことに気付きます。今後のエイリアンは、「創造主と人間とアンドロイド」の関係と、それぞれの創造主への愛憎と、おそらくはキリスト教的な暗喩を散りばめた贖罪描いた大河ドラマになるのだなと。
それはそれで、ブレードランナーや2001年宇宙の旅といった作品との共通項のある、深遠なテーマへの挑戦なのだということで、納得させられました。
自分的ダメ映画の条件
ところでこれは1の前日譚だったっけ?
ハードルを上げなければ大丈夫
釈迦の手のひらの様な話…
アンドロイドの独り善がり
なんだか「ブレードランナー」のようにレプリカントが人間の心を持ち、反乱を起こしてしまう内容に酷似している気が!?
ファスベンダー同士の戦いにゲンナリするし、乗組員は基本的にマヌケな連中ばかりで、エイリアンの誕生秘話的な方向性に進んでいたのか?納得は出来ずに、メインはアンドロイドの悪巧みが中心に娯楽大作のアクション映画に成り下がった。と、個人的に。
リドリー・スコットの悪い癖なのでワ?
まず「ハンニバル」は他人の傑作の続編であり「グラディエーター」は成功したが同じようなジャンルを連発し「ブレードランナー」の続編に関わり、懲りずに「エイリアン」を再始動させて、全て失敗。
素晴らしい作品を撮りながら、駄作も目立つ、こんなに良し悪しの波が激しい監督も珍しい??
あの女優さん「インヒアレント・ヴァイス」と同じ人だとは思えない、ビックリ!さ。
観ている側に先を越させる単純な演出!!
ビックリしないよ!気付いてるよ!あのファスベンダーが誰なのかは!!!
【宗教・哲学的】前日譚!
【「プロメテウス」の100年後、「エイリアン」の20年前に起こった出来事:エイリアンシリーズ第2作(時系列でいうと)】
エイリアンシリーズの作品性をさらに引き上げた本作
個人評価:4.2
プロメテウスの完全続編。伏線や謎を回収してくれる優れた脚本と感じる。
前話で描かれたアンドロイドであるデヴィッドの創造主への探求と憧れ。自分を作った人間こそが神であり、その人間を創造した創造主への憧れ。生命を作り出す事は、その者にとっての神になる事と同義。
神という言葉をエンジニアという表現を使っている世界観も素晴らしい。
人間が作ったアンドロイドが、人間と人間を作った創造主を脅かすエイリアンの創造主になり、彼らの神になるラストは、シリーズ通しての謎を一気に回収する結末として、感動すら込み上げる締めくくり。
単純にパニックSF好きのエイリアンファンには響かないもしれないが、本作の物語でエイリアンシリーズの作品性がさらに増す仕上がりになっている。
エイリアンの起源は人間?
リドリー・スコット監督
エイリアン進化論☆
挽回したのでは?
プロメテウスはぱっとしなかったが、それを今回は挽回したのでは?しかし、まあ、いろんな意見があるようで。
プロメテウスはなんというか、気負い過ぎた感じがあって頭でっかちで中身が薄いという印象だった。それを踏まえ、やっぱりこれだよな、というところに戻ってきている。
プラス前作でチャレンジしたであろう新しい映像技術も加わりバランスがいい。ビジュアルコンセプトについてはHRギーガーが遺したものをより忠実に再現する方向でしょうか。グロテスクでありながら神々しさを感じさせる美しい造形美が随所に見られます。
ヒロインの選択もばっちりかと思う。
ラストのアンドロイド替え玉はくるくるでやっぱりきた、とみんな察したことでしょう。それもまた楽し。
設定資料集か短編で十分。
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