エイリアン コヴェナントのレビュー・感想・評価
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謎 謎 謎…
初代エイリアンから、ざっくりと面白く見ることができるが、どれも謎が多い。
プロメテウスでようやくビギニングに入ったが、やはり謎だらけだった。
このコヴェナントで謎が解明するのかと思いきや、さらに謎が深まってしまった。
さて、
アンドロイドのデイビッド 彼の誕生がわかった。
彼は、その後量産されるようになったウォルターと比べると、フィジカルより思考そのものがより人間的に調整されているようだ。
彼が彼を作った「父」を初めて見て言ったのが「私はあなたが作った。あなたは?」だ。
そして父の「人はどこから来た?」という進化論の否定が物語のスタートとなる。
ややこしいのは、そもそもこのシーンは時間軸ではプロメテウスの冒頭に来るべきもの。
どうしてもそもそもの構想が調整された感を疑ってしまう。
さて、
初代エイリアンでもあったが、一定間隔で流れる信号波
初代ではそれをSOSと解釈 そして今回では「カントリーロード」
謎は、そもそもカントリーロードはデイビッドによって流されたと思われるが、初代ではいったい誰が信号を送信したのだろう?
初代にもデイビッドはいたのだろうか?
もしかしたら、デイビッドによって進化したエイリアンが、または「2」の女王が流していたのだろうか?
また、UFOの中にエリザベスの写真があったが、あのUFOがプロメテウスで脱出した船だとわかる。
つまりそこはエンジニアたちの惑星だった。
彼の回想シーンから想像するに、デイビッドは、到着後すぐにエイリアンの胞子をまき散らしたと思われる。
エリザベスは冬眠中で、その後持参した胚を使い、まゆにされたのだろう。
デヴィッドは自分の創造主である父 そしてその創造主であるエンジニアたちを滅ぼすことで、自らが創造主を超える存在になりたいという野心を持っていたことになる。
彼の計画性と徹底的なこと、残虐さ、無慈悲…
おそらくデイビッドは、人間の集合意識の象徴だろう。
特に戦時中の人間の意識の集合体のように感じる。
彼の中にあるのは多様性ではなくある種の盲信
「私は仕えるべきではない。彼らに価値はない」
プロメテウスの最後でエリザベスが「地球には行かない、エンジニアたちの星へ行く」という発言が、デイビッドにとっての「オーダー66」だったのだろう。
エンジニアの星で胞子を撒いたことで、肉体を持つ動物類のすべてが絶滅した。
謎は、エイリアンたちはいったいどこへ行ったのだろう?
クルー二人が謎の胞子を吸い込んでヤバくなるが、エイリアンは胞子を残して死ぬのだろうか?
デイビットの研究は尽きないのだろう。おそろしい…
彼は嘘をついた。
騙すのも人間の手口 それが彼に踏襲されていることが伺える。
最後に彼はまた新しい疑問を持つことになった。
それが「愛と任務」
彼にとって愛とは「行為の表現」でしかなく、その根源についてエリザベスのやさしさを引き合いに話すが、彼自身その矛盾に気づく。
何故優しくしたのか?
それは「任務だからよ」と言ったダニエルズ。
デイビッドは自身の盲信の研究に加え、彼にとって矛盾が生じてしまった「愛と任務」
これが次作で見られたらいいと思った。
しかし奥行きを持たせ過ぎて、「八犬伝」のようになってほしくないとも思う。
背中から産まれる!
今まで大体お腹から産まれてくるのが、エイリアンでしたが、今回なんと背中から産まれてきます!!
作中で一番好きなシーンです笑笑
お腹からより背中からのほうが、めっちゃ痛そうです笑笑
あと、いつも思うのですが、みんな迂闊すぎる。
プロメテウスの時もだけど、未知の惑星なのに簡単にヘルメット取りすぎ。
みんな怖いもの知らずか!!
今作は、プロメテウスのその後が描かれてるので、前作を観てた方がより楽しめると思います。
エリザベスがどうなったのかとか、デイヴィッドが何をしたかとか。
マッドなサイエンティスト、デヴィッドが、今回もそのマッドブリを遺憾なく発揮してます。
今後もエイリアンシリーズが作られるとのことなので、めっちゃ楽しみです!
このアンドロイドだけは、、、(呆れ)
えっ?2100年でしょ?
プロメテウスの大風呂敷はちらかったまま
リージョンフリーの輸入盤で視聴。
ほとんど英語のセリフも英語字幕で何とか理解できた程度でしたが、考えてみると「エイリアン」を見たことがないのに、「コヴェナント」だけ見ても仕方がないのかな。とも思いました。
そもそも、「プロメテウス」で描かれた、生命の起源への壮大なドラマが、実は「エイリアン」の前日譚だったという究極のネタバレには、あきれ返るやら、商魂たくましさに感心するやらで、同じタイミングで進行している「ブレードランナー」と相乗効果を及ぼしあっているようですが、どちらの映画もちゃんと見てないのに、なぜかお話のほとんど核心に至るまでを知っているのです。
割とそんな人は多いんじゃないでしょうか。「何となく知っている」から、いっぺん見てみようかな、なんて考えている人には、丁度いい映画かもしれません。
「オデッセイ」がとてもお気に入りの一本になったので、少しだけ期待していたのですが、やっぱり怪奇的なクリーチャーを前面にフィーチャーした、スリラー映画には没入できませんでした。ひとつも怖くないしね。
マイケル・ファスベンダーの何考えているのかわからないアンドロイド(これも実はレプリカントの親戚らしいとか、タイレル社とか、アタリ社なんて設定も、裏にあるんじゃなかろうか)の演技には、ちょっと背筋が寒くなりかけましたが、なぜ「プロメテウス」の時よりも老けているのかが、よく分かりませんでした。たぶんストーリー的には説明してあっても、私の英語理解力の限界がそこらへんだったからでしょう。
とにかく、「プロメテウス」のドあたまに登場した、生命の起源を創り出したであろうシードマン(タネをまく人)の謎には、いっさい触れないまま、生命の多様性が行きついた進化が一方では人類を、他方ではフェイスハガーを創り出したことで、いよいよリドリー・スコットは自らの世界観をつなげてしまうのだろう。なんて馬鹿らしい。。。
2017.9.27
シリーズの新テーマを見出したリドリースコット
元祖(1作目)エイリアンへのストーリーの繋がりにこだわりのあるファンが多いようですが、(プロモーション的にも「エイリアンの起源の秘密が明かされる!」みたいな売り方ですが)もはやリドリースコットの関心事は、そこには無いようです。
数々の傑作を生み出したキャリアの末、80歳過ぎにもなって、モンスターと対決するだけの映画なんぞ作ってられるか、というところなんでしょう。
見終わってみると、冒頭のシーンで新シリーズのテーマが宣言されていたことに気付きます。今後のエイリアンは、「創造主と人間とアンドロイド」の関係と、それぞれの創造主への愛憎と、おそらくはキリスト教的な暗喩を散りばめた贖罪描いた大河ドラマになるのだなと。
それはそれで、ブレードランナーや2001年宇宙の旅といった作品との共通項のある、深遠なテーマへの挑戦なのだということで、納得させられました。
自分的ダメ映画の条件
ところでこれは1の前日譚だったっけ?
ハードルを上げなければ大丈夫
釈迦の手のひらの様な話…
アンドロイドの独り善がり
なんだか「ブレードランナー」のようにレプリカントが人間の心を持ち、反乱を起こしてしまう内容に酷似している気が!?
ファスベンダー同士の戦いにゲンナリするし、乗組員は基本的にマヌケな連中ばかりで、エイリアンの誕生秘話的な方向性に進んでいたのか?納得は出来ずに、メインはアンドロイドの悪巧みが中心に娯楽大作のアクション映画に成り下がった。と、個人的に。
リドリー・スコットの悪い癖なのでワ?
まず「ハンニバル」は他人の傑作の続編であり「グラディエーター」は成功したが同じようなジャンルを連発し「ブレードランナー」の続編に関わり、懲りずに「エイリアン」を再始動させて、全て失敗。
素晴らしい作品を撮りながら、駄作も目立つ、こんなに良し悪しの波が激しい監督も珍しい??
あの女優さん「インヒアレント・ヴァイス」と同じ人だとは思えない、ビックリ!さ。
観ている側に先を越させる単純な演出!!
ビックリしないよ!気付いてるよ!あのファスベンダーが誰なのかは!!!
【宗教・哲学的】前日譚!
【「プロメテウス」の100年後、「エイリアン」の20年前に起こった出来事:エイリアンシリーズ第2作(時系列でいうと)】
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