エイリアン コヴェナントのレビュー・感想・評価
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Where do we come from? 難しすぎではなかろうか?
うわっ、ジェームズ・フランコが寝顔だけ見せていきなり死んだ!っという所から始まるエイリアンの最新作です。あまり評判がよろしくないのですが、確かに小言の1つも言いたくなるのもよ~くわかります。だってもはや主役はアンドロイドになっちゃいましたしね。でも個人的には楽しめたのでOKです。
やっぱ生命を創造する野望に燃えるディビットが良かったですね。エイリアンよりよっぽど怖い!ただディビットとウォルターの会話は難しすぎではないでしょうか?引用多すぎです。きっとあの会話の中に色々とヒントが隠されてるみたいなのですが、キリスト教信者でもない私にはピンときませんでした。「オジマンディアス」とか「失楽園」とか引用されててもわかんないっす。ってかあの会話を理解できた人っているの!?
監督のリドリー・スコット、もう80歳になろうかとしているのに、これだけの作品を作れるのはスゴいの一言です。きっと「生命は何処から来て何処へ行くのか」なんて事を語りたいお年頃なんだなぁっと感じました。しかし、三部作にしたいみたいですが、年齢的に大丈夫でしょうか?途中で終わる事がないように間髪入れずに作って頂きたいもんです。
アンドロイドは進化を続ける?
映画を観終わったあと、前作「プロメテウス」と本作はデヴィッドが主人公であり彼の成長を描いた物語である事が判明する。
それはオープニングでの若きウェイランド社長とデヴィッドのやり取りですでにテーマが提示されている。
前作では人間に近づこうとあれやこれや勉強してたデヴィッドも本作では神になろうとしていた。その野望は尽きる事がないというのが本作の真の恐怖。
こーしたデヴィッドの成長を軸に物語が描かれていくわけなので、本作にこれまでのシリーズにあったようなエイリアンとのバトルシーンやスリルを味わいたいという方には少々物足りないと思うかもしれない。
ただエイリアン好きへのファンサービスも随所にちりばめられている。
オープニングのタイトルロゴの出かたや、亡きジェリーゴールドスミスによるテーマ曲の使用、どことなくノストロモ号の内部を思わせる暗さ、そして何と言ってもエイリアンが一匹のみで人間を襲ってくるあたりは、一作目の「エイリアン」をかなり彷彿とさせ、個人的にはなかなか楽しめた。
以外だったのは本作でエイリアンの起源がとても分かりやすく明らかにされた事だ。長年観てきたエイリアンシリーズ、その起源は実はこんな話だったのかと、もう少し謎にして欲しかったよーな複雑な心境になった。
しかし物語のラストでアンドロイドがデヴィッドなのかウォルターなのか謎めいて終わるあたりはリドリースコットらしいなと思った。
気になるのは一作目「エイリアン」でのLV-426にあったエイリアンの卵はデヴィッドが設置したものなのか。だとしたらデヴィッドの行方は?そんな事をあれこれ考えさせるリドリースコットは今だ現役バリバリなのだなと。歳を重ねて今の自分ならエイリアンをこう描くといったクリエイティブ面での攻めの姿勢に、恐るべしリドリースコット!と思わざるをえない。
ぁぁぁ面白かった!寝たけど…
寝ちゃいました…
でもストーリー的には置いていかれなかったと思います。寝たおかげで退屈と感じたのは冒頭だけで済みました。
ネタばれ含みます。
何処から寝たか…
エイリアンというか例の知的生命体の母船を見つけたあたり。
起きたのは…
母船からでて?探索艇に急いで戻っている時に探索艇のなかでエイリアンの幼生がかっぽじって出てくるあたり。時間にしたらたいしたことないのかな?
時計も外していたしわかりません。
ただデヴィットが出てきたあたりからは面白く拝見させてもらいましたよ!ラストのオチも予想通りに進みますし。
ただわからないのが何故ラスト冷凍睡眠前に正体に船長がきがついたか?あの会話の中に前半、もしくは寝ている時のやりとりで何かあったんでしょう。
1/3くらい尺をカットとは言い過ぎだと思いますがキレのない話をダラダラ続ける展開、リドリー・スコット監督どうしちゃったのでしょうか?
最大の私の疑問、それは「繭」の存在。確かにデビットが改良してという流れはいいです。悠久の時間の中で創造することをデヴィットは学び、創造主としての立場でものを捉えていく。デヴィットの創造主は人間である。しかしながら人間を作った創造主はいったい?人間はみずからの創造主を探していく(前作:プロメテウス)。いわば答えのないものを追いかける宿命を背負っている。しかし、デヴィットが創造主になることにより、完全な種である「エイリアン」を誕生させた…
ということなのかな?ただ、どうやって1作目につなげるのでしょうか?
1作目リプリー達がエイリアンに遭遇するのは、異星人の宇宙船。デヴィットが誕生させた繭がどのように異星人の宇宙船に乗ったか…?
あああ、今回の惑星自体がリプリー達が探索した惑星ということ?
わからない…
もう一つ…感染を恐れているのに母船へ帰ろうとするクルー。感染の件は何もクリアになっていないのに。母船への報告もしない。ただ死人が出たことのみ伝える。アラ探しはしたくないんですけど…
やっぱり破綻していますこの映画。
エイリアンの続編というよりプロメテウスの続編
人類の創造者とは?
生命の出所とは?
プロメテウスに続き今回のテーマもそこのようですが、プロメテウスを見直しておかないと困る要素が多分にありました。
しくじった、、
前作から一貫して感じるのは
【創造主よりも創造物の方が高位の存在になりうる】という点。
前人類<人類<アンドロイド<エイリアン?
ただ、アンドロイド<エイリアンって図式になっちゃうと初代エイリアンの世界観(時系列)とのズレが出て来ちゃう気がする。
(ウェイランド社が実は初期型アンドロイド達が作り上げた企業って事にするなら辻褄は合いそう)
監督はどういう構想を思い描いているのか今から続編が楽しみです。
いったい前日譚って、何部作なんだ?
"最悪だ、まだ繋がっていない・・・"。予告編もチラシも大袈裟である。映画紹介の"第一作に繋がっている"というのは嘘つきだ。
「プロメテウス」(2012)の続編としては、ちゃんとした作品になっているが、「エイリアン」(1979)には、まったく繋がっていない。
それどころかツッコミどころ満載になってしまった。時系列的には「プロメテウス」の20年後、「エイリアン」の10年前なのに、宇宙物理学的なつじつまは逆転してしまう。生物学的には今年公開された「ライフ」(2017)のほうが、イマドキの"正しいエイリアン"である。
しかし、やはり造形としてのクリーチャー"エイリアン"は、H.R.ギーガーの傑作芸術である。この"色気"ばかりは、科学的でなくても認めざるを得ない。
今回はH.R.ギーガーのオリジナル"成人エイリアン"(=ゼノモーフ)に対して、リドリー・スコットのデッサンから生まれた"ネオモーフ"が創造された。"卵形状"→"フェイスハガー"(顔に取りつくヤツ)→"チェストバスター"(寄生した人間から飛び出すヤツ)…と成長とともに新しい形状が出てくる。まるで「シン・ゴジラ」(2016)の第一形態~第四形態のようだ。
もうひとつの問題は、主人公がいないこと。主人公は誰だ? 副船長ダニエルズ役のキャサリン・ウォーターストンが活躍はするが、シリーズ過去作の"リプリー"(シガニー・ウィーバー)をリスペクトするあまり、"リプリー"に寄せすぎ。その割には、副官としての責任感や宇宙飛行士としての信念みたいなものがなく、パワフルさもなく軽い。人となりも掘り下げられていない。
一方で、「プロメテウス」の流れでいえば、主人公はマイケル・ファスベンダーということになるが、人類を否定する"アンドロイド思考"に共感する観客がどれほどいるものか。ファスベンダーが、"対・人類"のニヒルな悪役を演じると、どうしてもX-menの"エリック(マグニートー)"が見えてきてしまう。
というわけで、主人公はやっぱりエイリアンそのものなのか・・・。しかしそもそも「エイリアン」は怪獣映画ではなかったはずだ。だから、ますますモヤモヤしてくる。
ストーリー的には「プロメテウス」を観てからでないと、話が分からない部分があると思う。「コヴェナント」観賞前に予習しておいたほうがいい。「プロメテウス」は3D作品だったので、今回は2D作品とは根性がない。ここも繋がらない。
本作が評価できるのは、「プロメテウス」と違い、主人公エイリアンの姿がそこそこ観られること。またCG描画でごまかさず、手作りクリーチャーで"実存感"を提示していることだ。ヌメリ感やシズル感、この卑猥な表現こそがエイリアンなのである。
いったいリドリー・スコットは、"前日譚"をいくつ作る気だ? 20世紀フォックスは、"エイリアン・ユニバース"とかいって、さらに第一作までの10年の設定時間を埋めるべく、またまた話を突っ込んでくるに違いない…実は前日憚は3部作でしたと。
そんな文句をいいながらも、きっと新作は見てしまうんだろうなあ。
(2017/9/15 /ユナイテッドシネマ豊洲/シネスコ/字幕:松浦美奈)
ぼちぼち
正直ストーリーは読めちゃうよね~
エイリアンの出るタイミングなんかもw
新しいビビりかたは無いけど、それでもやっぱ怖いしラストバトルは手に汗握るw
エイリアン誕生の秘密が分かっていいんじゃないでしょうか
エイリアンvsプレデターは…
よく考えている。さすがリドリー・スコット
リドリー・スコット監督はエイリアンや様々な名作を世に出しています。
えっ終わり?相当悩みましたがシンプルな答えで何度も予告されているようにエイリアン誕生秘話を知りたいって人は高評価になり頭を空っぽにしドンパチするなら素直にエイリアン2で良いと思います。アンドロイドの誕生から船内での丁寧すぎる説明。上陸に至るまで実に丁寧な美しい映像だと思います。エイリアン1あの伝説の名作です。今回エイリアン0になりますよね すると答えが見えました。なぜ奴等が誕生したのかはっきりと!
SFファンなら、
押さえておくべき作品でしょう!
個人的にはそれより、マイケルが主演なので必見です。
あ〜しかも、本作はマイケルが二役と聞いて楽しみでした。(しばらく休業って、ホントかなぁ〜(/ _ ; ))
今回、思い切りストーリーが進んだように感じます。
ダニエル役の女優さんはもう少し見ていて楽しい美人が良かったなーとも思いましたが(ゴメンなさい!)、それだとリアリティーがないかもね…
あと、ジェームズ・フランコによく似た俳優さんがチラッと出てましたが、カメオ出演あったのかな?
ダメだ〜
ダメだった…『プロメテウス』の時にあんなにもダメだったから期待値は下げてたのに、こんなに続きだとは…
壮大に広げた風呂敷もろくに畳まない(ってか畳めない?)し、設定もご都合だし…なによりも造形にセンスがない!なんだあの生っ白いエイリアンは!?
それに俺はあの「エンジニア」が大っ嫌いなんだ!あれを持ち出して説明始めた時に分かった。リドリー・スコットはもう観客の想像力を信じてない、映画の力を信じてないんだ。
昨日の「昼のロードショー」の第一作を見返して本当に名作だと思ってただけに、かえすがえすも残念…
エイリアンファンなら絶対に抜けます
素晴らしいエイリアンファンへのファンサービス。
そして、失楽園を引用した物語の展開。
この辺は、ダークナイトあたりから学んだんでしょうか。
上映中何度射精したかわかりません。
エイリアン2に匹敵する名作になっていると思います。
2作目はヒットする法則はあながち間違ってはいない。
かなりグレートな作品でした
子供の頃に観たエイリアンの初期シリーズとはひと味も二味も違う。
スリル満点のノンストップを継承しつつ深みの増したストーリー展開。分かってはいてものけ反ってしまうこの感じ。
恐いけど目が離せない❗
もう観るしかないでしょう。
是非映画館で❗
とりあえず、最高です。
とりあえず何が最高かというと、リドリースコットエイリアンが見れたということ。2・3・4にはない崇高感、映像美、鳥肌が止まりません。
全編を通してリドリースコットのフェチズムをふんだんに感じられる映画でした。
SFホラーかくあるべき!
SFホラーとはこうあるべきである。『エイリアン2』の監督であるジェームズ・キャメロンは、リドリー・スコットは『エイリアン』シリーズを拡げすぎ、散漫になっている...とこの『プロメテウス』から続く三部作を酷評している。しかし、『エイリアン』シリーズは"SF"ホラーなのである。『エイリアン』シリーズ初期は"ホラー"映画でしかなかった。それらのSF要素など、ホラーという主題に施した表面的な装飾・仮面でしかない。つまり、言ってしまえばSF映画でなくて良かったのである。
SFというのは、ただの装飾ではない。SF作品の求めらる要素とは、「科学技術の高度の発達・進歩(ユートピア)によって明るみにされる、人間の本質・意義・問題」ではなかろうか。
それゆえに、『幼年期の終り』『2001年宇宙の旅』など、人類の究極的な進化を描いたA.C.クラークはSF界の傑作を数多く生み出した巨匠であり、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督での続編が決定した『ブレード・ランナー』はSF映画で最も優れた傑作の1つと言われ、そのドゥニ・ヴィルヌーヴの『メッセージ』はSF映画史に残る傑作となったのである。
本作での「創造物」であるデイヴィッドの「創造者」としての狂気的な好奇心は壮大かつシリアスなものであり、まさにSF作品でしか描かれ得ないものだ。聖書を多数引用した人間と創造主である神とを接近させた主題は、かつての『エイリアン』シリーズにはなかった。
勿論、『エイリアン』シリーズ最大の魅力である、H.R.ギーガー(最近、亡くなった。この間横浜で回顧展が開催され、現在TOWER RECORD渋谷店で開催されている。)原案のエイリアンの造形の恐怖、ホラー的サプライズ(これは、多数のフォロワー的作品を産んだ。最近では『ライフ』。しかし、やはりこれは『エイリアン』シリーズの特権である。)には欠かさない。初期作へのリスペクトも見られる本作のそれは、往年のファンを魅了する。
初代『エイリアン』を作り上げたリドリー・スコットがおくるH.R.ギーガーの恐怖の世界による壮大なSFの世界は、ファンは勿論、誰しも必見である。
前日談としては遠い。次に期待
今日公開初日で拝見しました。
ネタバレもあるので、ご注意下さい。
プロメテウスの10年後。移住計画を使命として宇宙を進むコヴェナント号。宇宙風に煽られて損害を受け、修理中に謎の信号を受信。送信された星に進路を変更し、ある太陽系にある第四惑星に向かうとそこは…
★リドリースコットの頭の中はエイリアンから人類創造の謎にシフト。
エイリアンシリーズ。それは、端的に言えば「得体の知れない謎の生命体に人類が脅かされる」というシンプルなものだった。もう一つの主題があるならば、「女性の強さ(母の強さ)」みたいなものだった。
プロメテウス、コヴェナントに関しては、「エイリアンを作った設計者(エンジニア)は、人間も作っていたらしい」「設計者に会いに行く旅」「人間とは何か」となってしまった。
だから、この二作を見た時に、エイリアンはあくまで添え物。リプリー的な女性も、あくまでエイリアンシリーズという骨組みを残すための部品となってしまった。
変わってフィーチャーされたのが、「人が設計者となって作られた人(アンドロイド)」のデヴィッドとウォルター。
プロメテウスとコヴェナントを繋ぐのも、この2人のアンドロイド。
彼らが、設計者に対して疑問を抱き、そしてデヴィッドは次の設計者(神)になろうとする。
コヴェナントはそんな話でした。
なんか、壮大な実験映画のように、「神と人類」みたいな沢山の伏線が散りばめられた作品になりました。
エイリアンという作品はどこへ向かうのでしょう。
作品のストーリー的には、早めに
「あ、プロメテウスで飛び立った星に行くんや」
と気づいてしまうし、ラスト付近で、「あ、デヴィッドとウォルター入れ替わるんちゃうん!」
と、先読みが安易にできてしまい、どんでん返しもなく、次回作を匂わせて終了する。
だが、面白くない訳じゃない。エイリアンシリーズとして見てしまったら、エイリアンシリーズではない。
よく言われている、エイリアン一作目に繋がる前日談でもない(西暦的に前なだけ)
プロメテウスシリーズとして見た時にはちゃんと成立するし、アンドロイドの旅として見たら、ブレードランナーやAIみたいな旅物語だし。
なんか、同じ主題で思い出すのは、「スターゲイト」ですかね。
プロメテウスを見てるのが大前提映画でしたが、一見の価値あり。
afroito
原点にもどったってかんじ。
エイリアン好きなら見てほしい作品
特にデヴィッドと新種エイリアンとの対話はエイリアンアイソレーションのエイリアンとアンドロイドが対話してたときのような衝撃でした。
しかし船の内装は1とにてたのでよかったのですが、技術力に関しては1より明らかに進歩しすぎてエイリアンの前日譚とはおもえないでのが残念です。
そして最大の疑問点が2つのこります。がチェストバスターでそこをどう生まれたかと、デヴィッドの体の再生についてです。
なぜかというとチェストバスターはもともとクイーンエイリアンからうまれるものですしエイリアン1でもエンジニアのお腹にエイリアンが出たような描写があったのでエイリアン1はわかるんですが中にフェイスハガーが入ったものをつくりだすのはむりなきがします・・・
またデヴィッドの体をあの船でどうやって服まで作ったかパーツはどうしたのかとかちゃんと書いてほしかったです。
予習復習
初日に劇場で観覧。
巫女雷男さんのコメントを参考に、予め前夜に「プロメテウス観賞」したことが奏功。複雑なストーリーも良く理解でき充分に楽しめました。
辛口の批評も多いようですが、自分的には費用対効果に優れた122分だったと大満足、次回完結編が今から待ち遠しいです。
80才にもなってこんな映画を作るリドリースコットってやっぱすごいですね。
完結編を作るまで健康で長生きしてもらいたいものです。
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