「おお!?はぅ!?ああああああ!!!」エイリアン コヴェナント すけあくろうさんの映画レビュー(感想・評価)
おお!?はぅ!?ああああああ!!!
プロメテウスのレビューのタイトルと似通ってますが、感情の流れとしてはこんな感じ
アホが群雄割拠するエイリアンシリーズ!
プロメテウスよりもちゃんと説明があったおかげで、結構楽しめた。
倒しても倒してもやってくるキショ生命体との戦いはどれも一級品。
飛び立つ船の上で、ショベルカーみたいなのが出てくるのもぶっささる。
ハッチを開けたり、閉めたりでエイリアンを追放したラストも、緊迫感、面白さ、どれをとっても最高。
ただ、そのエイリアンとそれを作ってるデイビッド君の登場までが長い、長い。
船長が死んじゃった…とか、新しく船長になったけど言うこと聞いてくれねぇ…とか、そういうのマジでいらなかったと思う。
結局みんな、キャラ背景も何もかも無視で、雑に死んでいくから意味がなくなっていくし、主人公の女性がいまいち目立たない。
もしコヴェナント号側になんかドラマを生むなら、
序盤で焼死した船長を、中盤で死ぬようにしたら、主人公の悲しみも重みがでたし、後半から主人公覚醒タイムが来ても違和感がなかったと思う。
だって今回重要なのはコヴェナント号の船員じゃなくて、コヴェナント号に乗ってた2千人の入植者(デイビッドが喉から手が出るほど欲しかった宿主)なんだから。
プロメテウスで起きたことのケリをつけて、エイリアン第一作につなげる作品として、主題をさいしょっからデイビッド周りにもっていったほうが、回りくどくなくて良かったんじゃないかと思う。
デイビッドがショウ博士を媒介として、エンジニアの研究していた生物兵器を元に生み出したのが、第一作のエイリアン。
ここをしっかりガツン!と来てほしかったところではある。
でも?でも?SF、ロマン、なにもかもが最高潮で、観ている方は興奮必至。
殺され方は芸術的だし、
最初のデイビッドと若ウェイランドの会話が最後のシーンで生きてくるのも舌鼓。
最後の最後まで観客を驚かせるという目論見は大成功してると思う。
やっぱりいいね。エイリアンシリーズ。
エイリアンの追放の仕方は「1」だし、
1作目で敵だったアンドロイドが2作目では頼れる味方なのは「2」 。
さらにそれをも逆手にとった終わり方!
プロメテウスもコヴェナントも、流石のリドリー・スコット監督でした。
追記
🤖🪈🤖
こんな感じでデイビッドとウォルターが間接キスするシーンめちゃ好き。と思ったら最後直で行きおった笑
