「デビットこそリドリー・スコット!」エイリアン コヴェナント AKIRAさんの映画レビュー(感想・評価)
デビットこそリドリー・スコット!
小学校高学年だった夏の日、初めて1人で映画館で観たのがリドリー・スコット監督、エイリアンでした。小学生が感じた救いようの無いストーリーと自らの得体の知れね罪悪感を抱いて映画館を後にしたことを思い出しました。それから数十年、プロメテウスでの『がっかり』を胸にしまい、老いてますます、三度リドリー・スコット✖️エイリアンに会いに来ました。
今回はオープニングの『文字が微妙に線だけが表示』されるところ、コベナント号が宇宙を往く時なかかる音楽。無論コベナント号はノストロモフ号まんまでした。リドリー・スコットはやっぱりエイリアンを愛しているんだなっと。
スコットとギーガー、そしてダン・オバノンが創造した希代稀なモンスター。
突っ込めばどこまでもですが、デビットに託し、永遠に生き続けるモンスターと描きたかったのではないでしょうか。様々な一作目へのオマージュを捧げながらも、やはり今も感じる救いようのないストーリー。
でもやっぱりお腹からはあの形で出て来て欲しかったな。
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