劇場公開日 2017年9月15日

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「途中で終盤の展開が読めてしまうが、そのことで逆に恐怖感を増す!スペース・サスペンス・ホラー(宇宙の緊迫恐怖モノ)」エイリアン コヴェナント ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0途中で終盤の展開が読めてしまうが、そのことで逆に恐怖感を増す!スペース・サスペンス・ホラー(宇宙の緊迫恐怖モノ)

2017年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

TOHOシネマズ伊丹で映画「エイリアン コヴェナント」(Alien: Covenant)を見た。

昨年までは映画はTOHOシネマズ西宮OSで見ることが多かったのだが、平日も土日祝日も慢性的に混んでいるTOHOシネマズ西宮OSよりはTOHOシネマズ伊丹は適度に空いていて見やすい。

「エイリアン コヴェナント」の監督はリドリー・スコットだが実弟のトニー・スコットが自殺した2012年に公開された「プロメテウス」を見たときは、騙された感が大きかった。

その後も「悪の法則」(2013年公開)
「ファーナス 訣別の朝」(2014年公開)
「オデッセイ」(2016年公開)
「オリエント急行殺人事件」(2017年12月8日公開予定)
「ブレードランナー 2049」(2017年10月27日公開予定)
などの作品に今年80歳になるにもかかわらず精力的にかかわっている。

「エイリアン コヴェナント」では知っている俳優はマイケル・ファスベンダーと
主演のキャサリン・ウォーターストン
(「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」)くらいである。

エイリアンが登場するのは中盤以降くらいだろうと思っていたが、思っていたよりも早く出てきた。
序盤の中ほどからあの気味の悪い姿を現した。

そして中盤から終盤にかけてほとんどの観客にはその展開が読めてしまうと思う。
展開が読めてもおもしろくなくなるわけではなくて、逆にその緊迫の度合いが増す。
主人公がそれに気づくのは終劇の最後の最後の瞬間である。

ジャンルに分類するととすれば、スペース・サスペンス・ホラー(宇宙の緊迫恐怖モノ)か?
個人的には「エイリアン コヴェナント」はリドリー・スコット作品の中では満足度は高い。

上映時間は122分。
長さは感じない。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。

ドン・チャック