「チャンスを与える」太陽のめざめ ku-chanさんの映画レビュー(感想・評価)
チャンスを与える
迫力、DV、暴言、など凄まじい映画。マロニー(主人公で16歳)は交通事故、泥棒などで少年院に送られる。ヤーン(少年院のアドバイザー)もマロニーのような過去を持つ。だから必死でマロニーに社会で自分の好きなこと見つけて生きられる少年になってほしい。マロニーに対して最後まで諦めない判事(カトリーヌ ドヌーブ)とヤーンの姿に賛美。
人間、どこで道を間違って悪事に進むかわからない、特にマロニーのような愛のない破壊された家族の中で生まれて育つと、自分に自信なんてありゃしない。そこにあるのは、怒りだけ。ガールフレンド、ヤーン、判事との助けで、人を愛することができるようになる。
このような環境がマロニーを変えていく。
社会は未成年にチャンスを与えようとする(与えた)映画。
フランス映画で社会問題を扱う映画は、とても論理的な会話のテンポで進むので好きだ。
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