劇場公開日 2016年11月5日

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「【”悲しみを楽しみに変換する”妻を愛しすぎているが故に、末期の病を抱えた男が決断した事を描く。涙滲む作品である。】」ボクの妻と結婚してください。 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”悲しみを楽しみに変換する”妻を愛しすぎているが故に、末期の病を抱えた男が決断した事を描く。涙滲む作品である。】

2022年11月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

ー 織田裕二さんの演技が、巧くないって誰が言い出したんだろうと思った作品。自分の余命が半年と分かり、愛する妻の欠落感を少しだけでも無くそうとする男を熱演している。-

■多忙を極めるバラエティ番組の放送作家・三村修治(織田裕二)は、ある日突然、末期の膵臓がんで余命6カ月と宣告される。
 残される家族のため、最後の企画として妻(吉田羊)の結婚相手を探そうと思い付いた修治は、さまざまな手を使って理想の相手を探し始める。

◆感想

・最初は、余命僅かの間に、家族に対して出来る事をしたらどうだ!と思いながら観ていたが、TVマンの男には、”常に、人には笑っていてほしい”と言う思いがあったのだな、と途中で納得した。

・織田扮する夫の、妻と息子を悲しませたくないという思いにより、自分が未だ生きているのに、勝手に妻の再婚相手を探す姿は、滑稽ではあるが妻への想いが良く分かる。(但し、少し自分勝手・・。)

・三村が見初めた男(原田泰造)と、妻との3人デートのシーンも、良い。

<「夫による妻の婚活」という、奇想天外でありながら究極の夫婦愛が胸に迫る作品。分かってはいるが、終盤の展開には、涙腺が緩みそうになる作品でもある。
 愛する人を、必死の思いで哀しみを少しでも紛らわせようとする、三村の姿は特に後半は心に沁みる作品である。>

NOBU