「見世物がテレビによってやって来る。」ヨーヨー マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
見世物がテレビによってやって来る。
クリックして本文を読む
昔、関西の芸人のテレビ番組に『心は◯ンリー気持ちは・・・』と言う番組があった。
メインになる話の裏で別のストーリー画家進むと言った内容。こう言った映像が元祖なのだと知った。
他の方のレビューにも触れられているが、いろんな映画のパロディーも満載。
その中で、映画ではない絵画の引用が心に残った。
ミレー『晩鐘』
ピカソ『ゲルニカ』
ベラスケス『ラス・メニーナス』
ルオー『道化師』
結局、パイプは吹かせないあのオチ。
結局、鍵は取り付けられないあの落。
結局、オチがなかった階段のあの落。
直後の朝、時計が落ちる。しかも、取り付けた鍵は逆の落ち。
つまり、ショートコントのようで全て繋がっていつの間にかストーリーになってしまう。
見世物がテレビによってやって来る。つう事を語っていたが、わかる気がする。つまり、ストーリーを楽しむのではなく、ストーリーに支配されて、鑑賞する者の気持ちは無視。そんな事言っているように思えた。
ぼくは傑作だと思うが。
山本耀◯なる芸術家気取りが『左右対称は美では無い。』と豪語した映画があったが、この映画は左右対称を強調していたように思う。そして、それからの解放ってことなのかなぁ。メイド・イン・ジャパンの靴下が四本指で左右対称になって見える。凄い。14年前にフランス人は考えていた。
コメントする