ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘い

配信開始日:

解説

2013年にウクライナで発生した学生デモが大規模な公民権運動へと発展した93日間の様子をとらえ、第88回アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にノミネートされたNetflixオリジナルのドキュメンタリー。13年11月、欧州連合協定の調印を見送ったヤヌコービチ大統領に抗議するため、キエフの独立広場でデモが発生した。当初は学生たちを中心とした平和的なデモだったが、治安部隊が武力をもって押さえつけようとしたことから衝突が激化。参加者の数は瞬く間に膨れ上がり、暴力が暴力を呼ぶ過激な革命へと変貌していく。多くの人々の命が失われたこの革命の過程を克明に描き、自由を求めて闘う人々の姿を映し出していく。

2015年製作/98分/イギリス・ウクライナ・アメリカ合作
原題または英題:Winter on Fire: Ukraine's Fight for Freedom
配信:Netflix
配信開始日:2015年10月9日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第88回 アカデミー賞(2016年)

ノミネート

長編ドキュメンタリー賞  
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映画レビュー

2.5ウクライナ・オン・ファイヤーとセットで鑑賞すること

2022年4月17日
スマートフォンから投稿

悲しい

怖い

難しい

本作はデモ側に偏ってます。ですが、デモ側からの視点が非常によく分かる映画でした。見て良かったです。 ただし、本作とともに、オリバー・ストーン監督のウクライナ・オン・ファイヤーも見なければ、いまのウクライナの全体像はつかめません。 私は両方とも鑑賞して、ようやくウクライナ情勢が客観的に理解できた気がします。 この作品だけを見てすべてを判断するのは大変危険だと思います。 香港デモもマイダンと大変酷似しており、このような悲しい事態は誰かに仕掛けられている可能性が非常に高いのだと、両作品から気付かされました。 犠牲になるのはいつも現場の市民や組織の末端の人々。この犠牲を国家や自由のための犠牲と美化したり、英雄視するのはどうかと思います。命が一番大事。 そして、それは仕掛けられてる可能性をいつも頭の奥に置いておかなければ。なぜこのような自由のためのデモでの悲劇が、世界中繰り返されているのか。それはこの作品だけを見ても分からないと思います。 次へ生かすために、両サイドからの視点から冷静に見ないといけないと感じます。ぜひウクライナ・オン・ファイヤーも両方セットで鑑賞しましょう。

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かえたんたん

4.0ウクライナの人たちが強い理由がわかる

2022年3月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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吉泉知彦

5.0自由と尊厳を求めて命を賭して戦うウクライナの人々の93日間を見つめる迫真のドキュメンタリー

2022年3月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

2013年11月、当時の大統領ヤヌコーヴィチが欧州連合協定の調印を見送ったことに抗議する学生デモから次第に拡大し大量を死傷者を出しながら93日間続いた政府と国民の戦いを見つめる作品。ウクライナ独立後に生まれた子供達が求める自由を力ずくで鎮圧する警官隊に対して、オレ達の子供達に何をしてくれてんねん?と大人達も立ち上がる。あくまで平和的に自分達の主張を政府に伝えようとするが自分達の指導者であるべき野党の指導者はへっぴり腰。そうこうしているうちに議会はデモ鎮圧に利する悪法をシレッと承認し、国民は法律で禁じられたヘルメットを捨て鍋を被ってデモに参加する・・・もう最初から最後まで涙で画面が掠れっぱなしの98分間。 7年前の作品なのに最近まで存在を知らなかったのは地球の裏側にいたからとはいえ不徳の致すところですが、本作が今注目されているのはウクライナ国民がいかにして自由と尊厳を手にしたかを知ることが出来るから。そこを押さえると自ずと我が祖国のメディアでテキトーなことを抜かす屑タレントの言動に対して改めて激しい怒りが湧き上がってきますし、ロシアにしろ中国にしろブラジルにしろハンガリーにしろ我が祖国にしろ、民主主義に唾を吐きつける政府が最も恐れていることは何かということは我々もしっかり胸に刻んでおく必要あり。そういう意味で今まさに観るべき作品かと。

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よね

3.5ウクライナに栄光あれ

2022年3月19日
iPhoneアプリから投稿

2022年3月18日現在。 ウクライナ全土にはロシア軍が侵攻し、多くの犠牲者が今尚増え続けている。 この状態で見るにはあまりにも辛すぎるドキュメンタリーだった。 約10年前。 当時のウクライナの若者達は、腐敗した政権を転覆させ未来の為に血を流して自由を勝ち取った。 しかし、勝ち取った自由の代償が現在の惨状なのだろうか。 だとしたら余りにも残酷すぎる。 では傀儡政権に甘んじていたらこんな事態にはならなかったのか? 革命は起こすべきではなかったというのか? そんな事はないと思いたい。 この革命に参加した多くの若者達が今どうなっているのか、そう思いを馳せるだけでも胸が締め付けられる。 現実は残酷だ。 だが、10年前に市民を弾圧した警察が、今はロシア兵を相手に国民を守る為に奮闘しているかもしれない。そう思うと、絶望の中にも僅かな希望を感じる。 人間は変われる、そう信じたい。

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ジョイ☮ JOY86式。

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