「彩の中にブラジルの問題が潜む」父を探して まえじーさんの映画レビュー(感想・評価)
彩の中にブラジルの問題が潜む
緩いアニメ映画だと思って観ていました。
寝不足もあって観る前から少し眠くて、映画が始まった後も心地よい音楽と彩りなスクリーンに眠さが増す。
セリフ一切なし。画も緩いテイスト。100%寝てしまうと思ったのに、寝なかった。
(最初の10分は物凄い眠かったw)
出稼ぎに行った父を探す息子。
父との思い出メロディーが流れる。
途中悲しくなったりくじけそうな時陽気なメロディーが流れる。
そして健気に父を探す愛らしい息子。
途中色々な人に助けられる息子。
ほほえましくニコニコしてしまう。
--以下ネタバレ--
平和なアニメ映画だったなと思っていた矢先「え!?」と驚く。
今まで出会った助けてくれたおじさんは全部自分だった。
少年の視点で父を探していると思ったら、その少年の人生を"少年"という別の人物の視点で観ているかのように描かれていた。
なんて書いたらいいんだ。難しい。
このシーンから急にのほほんとした気持ちから一気に切なさが増す。
陽気なメロディーの中に切なさが漂う。
ブラジルの現状や発展途上国の問題も感じ取れる映画でした。
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