「純粋に目の前のものを楽しむのが正解。」父を探して 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
純粋に目の前のものを楽しむのが正解。
純粋に目の前の色の洪水と、湧き上がる音楽を味わうのが正解な一本。
絵本のようなビジュアルながら、物語は抽象的・哲学的で難解。
政治的なメッセージや世相風刺なども含まれており、非常に実験的な手段も使われたアニメーション。
正直な話、意味とつじつまを考えながら観ていては追いつかないと思う。
そんな流れの中で、ただ一つ人間の根源にある色彩美、音楽、湧き上がる「芸術」の表現は素晴らしかった。
見た目で観に行くときっと騙されるだろうが、もし観るのならば「アンビエント映画」として感じることをお勧めしたい作品。
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