SCOOP!のレビュー・感想・評価
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実に面白かった、ゴシップ誌を思わず買いたくなってしまう映画でした
チャラ源に静に野火って、三人合わせたらまるでドラえもんの源静香と野比のび太じゃないですか。
そう考えると、チャラ源と静が深い友情に包まれているのも妙に納得、そして静ちゃんとのびちゃんの関係性も・・・。
と言うのはまあ冗談として、映画自体は実に面白い映画でした。
冒頭、いきなりあえぎ声から始まったのはちょっとびっくりでしたけど、いつもの福山映画とは一味違うと先制パンチを浴びせる意味では、なかなか面白みのあるオープニングシーンでしたね。
ちょっと臭そうな匂いがこちらにも漂ってきそうな出で立ち、やさぐれ感、まあイケメンは隠せない事実でしたが間違いなく今までに見たことのない福山雅治ではあったかと思いましたよ。
下ネタばかり話すところは素に近いようですし、歌手・俳優の他にもう一つの顔がカメラマンであることから、ある種この役はお手の物だったでしょうか、でも福山が話すのとリリー・フランキーが話すのでは、同じ下ネタでも何か違いますよねぇ、リリー・フランキーが話すと妙にリアルで変態チックで。
前半は下ネタ福山と新人・二階堂のびちゃんのバディ・ムービーと言うか、師弟物語が、大根仁監督お得意のスピード感も相まって、とにかく面白かったです!
静曰くドブネズミ以下な週刊誌記者のスクープ現場を疑似体験しているようで、スリル満点、花火等のエンタメ仕様な演出も最高でした。
最初はこの仕事を蔑んでいた野火が、徐々に嵌っていき、記者として成長していく様子も見応え十分でした。
勿論見た目も変化していきましたけど、その辺りは二階堂ふみの演技力あってこそだったとも言えましょうか。
たとえ低俗なゴシップ記事だとしても、記者やカメラマンにはそれぞれ意地がある、そして技術がある、何か見直しちゃいましたこの職業、と言うか元々ゴシップ雑誌大好き人間なんで(こう言う風潮に警鐘を鳴らされてもそう言う性分なんだから仕方ない)、ホントは元から蔑んではなかったですが。
そんな感じで何やかんやあってのラストの展開は、これまた衝撃的でしたね。
クライマックス前の大騒動がちょっと微妙に感じたので、尻つぼみパターンかと油断していたから尚更ビックリ。
リリー・フランキーの怪演と一言で言ってしまえば簡単ですが、今までのこの手のキャラとは一味違う、妙なリアルさを感じました。
そんな中にもチャラ源と静の哀愁漂う友情が垣間見れたりと、なかなか味のある作風&衝撃展開でしたね。
脇を固めた吉田羊&滝藤賢一も素晴らしかったし、泣けました!
ところで斉藤工が演じた不倫議員は、偶然かもしれませんがみや○き元議員に風貌が似てましたね、ナイスキャスティング、そして護あさなの桃パイ最強でした。
色々面白かった。
何につけても野球のたとえ、か。
これが週刊誌か!?
「文春砲」が多発する今年に公開される意味を考えてしまうほど、スクープ連発の映画だった。
週刊誌に撮られた事のない福山雅治が、週刊誌カメラマンとして芸能人のスクープを撮るのは、より面白い。
パパラッチってゲスいと言われがちだけど、ニーズがあるから存在している。
二階堂ふみが最初の方に「この仕事最悪ですね。」というセリフはきっと世の中の声を代弁している。
--以下ネタバレ含む--
福山雅治と二階堂ふみの絡みのシーンが女性向けAVみたいに白を基調にして美しく描いてるところは福山サイドの意向?と思う程きれいすぎて、ちょっと世界観崩れすぎていた。
大根監督はこうは演出しないんじゃないかなぁと思っていたので驚いた。
エンドロール前の福山雅治のイメージビデオみたいなシーンは正直いらないなと思った。
それ以外は良いテンポで見易いしエンタメ作品として成立していた。
爽快です
主役の福山雅治の汚れ役や「バクマン」監督との初タッグなど、多くの話題性を持った本作。
しかし何と言っても豪華なキャスト陣ではないでしょうか。
「父になる」でも一緒だったリリーフランキー、塚本晋也や滝藤賢一などクセの強い顔ぶればかりです。
特にリリーフランキーの演技は素晴らしかったですね。役作りが見事にハマったような怪演を観せてくれます。
福山雅治は汚れ役ではあるものの、ちゃんと芯のある格好良い福山雅治でした。
中年パパラッチのお話なのですが、とにかくテンポが良く進むので中だるみせず見れます。
予告では全く触れなかった後半の展開や、エンドロールの入れ方も良くとても晴れやかな気分で物語を終えることができます。
ただそのテンポを大事にしているせいなのか回収していないエピソードがいくつかあり、見終わってから少し気になってしまったのも確かです。
きっと監督は細かい部分より全体の勢いを大事にしたかったのでしょう、実際最後まで滞る事なく一気に観せてくれました。
個性的なキャストの芝居にちょっと下品な福山雅治、色々見所があって面白かったですよ。
福山雅治新境地。
原田眞人が撮ったという本作の原案となった作品は観た覚えがある。が、内容はさっぱり覚えていない。
感覚としては、大根仁のオリジナルの気分である。
中年パパラッチと揶揄されているカメラマン都城静(福山雅治)。新人記者行川野火(二階堂ふみ)と組んで今日もスキャンダルを追いかけている。
不良性感動の高い映画で、こういう映画もありである。生真面目なものばかりが映画ではない。
ただエピソード集になっているのが少し残念である。そのエピソード集を通して野火が記者として成長していくのだが、太い幹になるような物語があってもよかった。
大根仁はやはり注目すべき映画作家のようだ。「モテキ」も「バクマン。」も見逃したが、これからの動向には気をつけておきたい。
規制が多かったり、色んな人があれやこれや注文つけてきたのかもしれな...
月9プラスなんつーか
オシャレカッケー映画に泣かされた
出だしから重低音のビートが流れ黒のベンツを福山雅治が一眼レフ片手にドライブする…まぁなんてシャレオツで、こんな自分に合うのかしら…と小バカにした気持ちで見ていたら、最後は結構な勢いで泣いてしまいました。
全く現実味のない展開で(現実社会が舞台の映画の割に)現実を超越しすぎていて、さすがにすぐには入り込めなかったけっれど、エンタメに徹した姿勢でどんどん引き込んでいき、終いにはカメラマンやジャーナリズムの志というかジレンマというか、そういった難しい問題も人間関係とうまく絡み合わせて提示したりと、なかなか巧妙な娯楽映画で、思わず泣かされてしまいました。
演出とか設定など、全てが過剰だと思います。でも、分かりやすく伝えること重視の結果だろうし、はまっていく人はドはまりなんだと思います。そしてその一人が自分です。
コンプライアンスとか倫理教育といったものとは無縁であり、危ういところ満載なんですが、それを大衆とかジャーナリズムというもので丸め込んでいるような…まぁ現実も似ているのかなー
原作映画があったとは知りませんでした。予想以上に面白かったのは、そのためなのかそれを見ていないので何とも言えませんが、決してそればかりが面白い要因ではないと思います。
騙された。。。
大音監督の作品なので鑑賞。 バクマンは盛り上がりに欠けたので、こっ...
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