美女と野獣のレビュー・感想・評価
全625件中、1~20件目を表示
これぞまさしくハリウッド・レガシー!!
パワフルで能動的なヒロイン、ゲイ・キャラクターの登場と、新味投入の実写版は、何よりもエマ・ワトソンのミュージカル然としていない歌と他立ち居振る舞いがある意味衝撃的。決して過度に可愛く見せたくないという頑固さと、同じく過度に歌い上げないという開き直りが、徹頭徹尾、清々しいほどに貫かれているのだ。にもかかわらず、中盤以降はディズニーの力業で絢爛豪華なファンタジー・ミュージカルへとシフトしていくのを目の当たりにして、さすがに老舗の力は半端ないと実感した。同時に、最後に素顔を現すヴォイスアクターたちの顔ぶれの凄さにも。つまり、これぞまさしくハリウッド・レガシー。何度でも、如何様にも作り替えられるアーカイブがある限り、ハリウッド映画は不滅なのだと、今更ながら脱帽した次第。
二人の真実の愛、、素晴らしい!!
ディズニー映画であることは知っていましたが、実写の映像が綺麗だと知人からの評判をきき、私も観てみることにしました。
ミュージカルとしても、作品としてもとても素敵な映画でした。
呪いによって野獣の姿にされてしまった王子と、王子を取り巻く環境や仲間たち。
そこへ、呪いをとくかもしれない女性、ベルとの出会い。
心が荒れてしまい、誰も寄せ付けなかった王子が、ベルと出会い、変化する。
一緒に過ごす中で人の優しさや信じる心を思い出し、ついに愛を知る、、。
見た目がすべてではなく、その人の心も大事なのだと気付かされます。
愛を持って接する、まずは自分が愛情を与えることで相手にも愛情を与えられる。
私には妻と子供がいますが、常に感謝を忘れず愛情を伝えています。
愛情を言葉で、行動で示すからこそ相手にも伝わる。
もらおうとするばかりでは誰からも愛されないですよね。
ベルと王子の関係はもちろんですが、城に住む家臣たちと王子の関係性もすごく素敵でした。
くすっと笑えるシーンからハラハラするシーンまで、、
多くの仲間から愛されていた王子が、そのことに気付き、困難に立ち向かう姿を見て、私もいろんな困難を乗り越えていこうと勇気をもらいました。
ディズニー映画の実写化、また機会があればみてみようと思います。
立体的かつ蛇足ある良実写化
ベルの生い立ちが複雑化しつつもしっかり描かれた点は非常に良かった。
野獣がベルにとって心の棘を抜く1つのきっかけを与えたことで、ベルの中の野獣が一段と存在感を増すことになる展開は必要なシーンだったと感じる。
追加された楽曲も良く、「Evermore」はその悲哀と愛を混ぜ合わせた野獣の心情に心が揺さぶられた。
アニメから実写になったことで捨て置くことが許されていた部分を回収しているのはとても良い。
(村の英雄の死がフルシカトなど取り残されている点もあるけど…)
主人公のベルを演じるエマ・ワトソンは、その強気かつ自立精神旺盛な顔つきにベルの精神性にリンクするものを感じさせるものの、個人的には演技プランが現代的すぎると感じた。
あくまでもこの物語はラブロマンスなので、「ベル」の愛らしい魅力をもっと主張して欲しいかな、と。
歩き姿に自信が満ち溢れすぎてる…
オリジナルではかわいらしくコミカルにデザインされた一緒に呪いを受けた家臣たちは、リアライズされた結果、若干不気味さを含んだものに…
まぁ仕方ないんだけど…
ポット夫人ぇ…
「時代考証?なにそれ?これはディズニーファンタジー」
と、相変わらずの開き直ってポリコレ要素をスキあらば仕込まれているのは明確に残念なところ。
基本的に出来は良い。
美点も多い。
多少の冗長さを感じる部分もあるので、『「美女と野獣」を視聴しよう』と思い立ったなら私は迷わずオリジナルのアニメ版を視聴すると思う。
最高、ほんとに最高。これに尽きる。
映画館では滑り込みで字幕版を、地上波では吹き替え版を鑑賞。美女と野獣は原作が世界一大好きな作品。小さい頃にほんとに死ぬほど見た。ほとんどのセリフを覚えている。そんな大好きな作品をここまで素晴らしく再現してくれて本当に感動が止まらなかった。原作以上に美しい世界。ただ原作の歌が大好きだったので歌詞が変わっていたのは気になりすぎた。リトルマーメイドとか他の作品で歌詞がそのままの作品もあるのになんでこの作品は歌の歌詞を変えたのだろう。聞き馴染みがありすぎる歌が故にちょっとかすってるけど微妙に違う歌詞が歯がゆかった。
ただ、やっぱり後味が良すぎたので評価は5のままで。この作品の1番最高なポイントはやっぱりエマ・ワトソンがベルすぎるということ。ほんとに可愛い。最高の作品をありがとう。
意外とあっさり?
ポリコレにやられる前に実写化出来て良かったなぁ 美女と言いながらポ...
ポリコレにやられる前に実写化出来て良かったなぁ
美女と言いながらポリコレ発動されたらもうどうしようもない
エマ美人になったしポッターだけで終わらなくて良かったね
野獣がどうしてもCG特有の変な表情が多くて映画に集中できなかった
映画の良し悪しではなく大人の男が観て面白い内容ではないが、ラストの野獣を皆で守るシーンは胸が熱くなった
ハーマイオニーとマシュー
アニメ版も大好きだけど、実写版は更に進化!!
18世紀にフランスの古典を翻案して、ディズニーアニメの黄金期を
築き上げた「美女と野獣」
その実写版の本作は、もう誰もが知っている内容ですので新鮮味はないのですが、
そんなことを吹き飛ばすほど豪華絢爛な映像とスピーディなアクションで、
エンタメとして最高に楽しめました。
特に魔法の中から英国至宝級のスターが現れるのが、なんとも贅沢です。
魔法にかけられていた調度品(家来たち)から次々と現れる英国スターたちに
大喜びしました。
ルミエール(燭台)のユアン・マクレガー。
(大好きなこの方を声で判別出来ず、ファン失格です)
コグスワース(時計)のイアン・マッケラン。
(サーの称号が付いても、軽妙でユーモラスで可愛い)
ポット夫人(ティーポット)のエマ・トンプソン。
(個人的にはクルエラの演技で彼女の評価が爆上がりしました)
怪獣(ビースト)ダン・スティーブンス。
(素顔の時間が一瞬で、ハンサムなお顔が2シーン程でちょっと残念)
マエストロ・カデンツァ(チェンバロ)のスタンリー・トゥッチ。
(明るく面白い)
有名な数々のヒットナンバー、
「Beauty and Beast」
「時は永遠に」
「夜襲の歌」
などなど美しいハーモニーは夢へと誘われました。
50点
映画評価:50点
吹き替え版で観ましたが、
とりあえず口パクが凄い(苦)
セリフよりも歌のシーンが
口の動きと、声の出てくる所が違い過ぎて
どうしても集中出来ませんでした。
ストーリーに関しても、
アニメ版を観ていたから
脳内で補完しながら観れましたが
所々説明不足というか、
ツギハギに感じるシーンも多かったです。
原作の重要シーンも何故か少しずつ違うので、
意味合いが変わってしまう所もチラホラ。
うーん、、
初めて見る方には良いけど、
ファンが見る作品ではないかなと
総合的に感じました。
エマ・ワトソンファンにはオススメです。
でも美女と野獣ファンの方は
これを見るなら、
ミュージカル版をオススメします!
【2022.8.16観賞】
アニメも良いけど実写も良かった。 映像もドレスや小物、装飾、全てが...
華麗で切ない本格的恋愛ファンタジー
本作は、アメリカ映画の良さが遺憾なく発揮された傑作である。本作はミュージカル仕立てのファンタジーであり、アメリカ映画の最も得意とするジャンルの作品である。
物語の舞台は中世のフランス。我儘の限りを尽くしていた傍若無人な城の王子は、美しい魔女の怒りを買い、野獣(ダン・スティーヴァンス)に変えられてしまう。臣下たちも家具に変えられてしまう。魔女が持ち込んだバラの花が枯れるまでに、王子が真実の愛を見つけなければ、魔法は永遠に解けない。一方、城のある村に住む美しい娘ベル(エマ・ワトソン)は、その進歩的考え方故に村人から異端視され、孤立していた。ふとした切欠で二人は出会うが、最初は全く嚙み合わなかった二人だったが、読書という共通の趣味によって、次第に二人は理解し、惹かれ合うようになり、真実の愛が成就するかに思われたが、二人の前には試練が待ち受けていた・・・。
本作の最大のポイントは、ベルが野獣に惹かれるプロセスである。不自然なプロセスでは、ラブストーリーとして破綻してしまうが、そこは抜かりない。ベルを知的好奇心の強い性格にしたことが奏功している。ベルは固定観念を持たずに野獣に近づき、彼の知性、内面に惹かれていく。読書を通した知的な会話の深まりが自然で、内面に惹かれるということを納得させてくれる。
また、本作は、本格的ミュージカルなので歌唱シーンが多く、ストーリー展開が遅くなる感は否めないが、そのどれもが、力感に溢れ、美しい歌声と意味深い歌詞が心に染み渡る。やはり、ミュージカルはアメリカ映画の得意技であることを再認識させられた。
本作のファンタジーとしての真骨頂は、城でのベルの一人だけの晩餐会を盛り上げる魔法に掛けられた臣下達の躍動シーンであり、CG技術を駆使した展開が素晴らしい。不思議の国のアリス、スターウォーズなどを彷彿とさせるが、魔法に掛けられ家具に身を窶しながらも王子を慕う臣下達の想いに胸が熱くなる。
進歩的なベルを異端視し、ベルの説得を振り切って、野獣の住む城を襲撃する村人たちの考え方、行動は、魔女狩りの名のもとに自分たちの理解できない者を排除してきた中世欧州社会そのものであり、リアルであり説得力がある。
ファンタージーであるので、予定調和となるだろうと分かってはいても、本当に魔法は解けるのだろうかというハラハラ・ドキドキ感が半端なく、ラストは涙が込み上げてきた。王子、臣下達の演技が抜群であり、人間の姿をしていない彼らが最も人間的であり、魔法を巡る彼らの葛藤に素直に感情移入ができた。
本作はラブストーリーではあるが、主人公二人に過度にフォーカスせず、魔法に掛けられた臣下達、ベルを異端視する村人達など、主人公二人を取り巻く登場人物達を丁寧に描写することで、物語のすそ野が広くなっており、しっかりとした土台を築いている。その結果、雄大・壮大さと、華麗な美しさを併せ持つ、観る者を魅了して止まない作品に仕上がっている。
最後のシーンで泣いた
アニメ版は未鑑賞!
ただ、曲は好きで何度も聴いていたから歌詞が違うことに少し違和感!
ルミエール格好よすぎ!!最後のシーン、それぞれのキャラクターと人間に戻った時の姿とがマッチしていてなんだか感動した!
しっかり感情移入できたけど、美女と野獣が心を惹かれあっていく過程が急すぎて少しついていけなかったかんじもある。
↓↓↓
アニメ版鑑賞後の感想
・ベルのキャラクターのイメージが、アニメ版と実写版でだいぶ違う。最初からベルの気が強すぎる(お父さんを突き飛ばして牢屋に残る等)
気高さはあるけど…私はアニメ版の方が好きかな?
・実写版のルフーは途中味方側につくけど、それはそれでよかった
・ルミエールのおじ様かげんもカッコよかった
・村の人々と城の使用人たちの再開という設定が良くて、最後のシーン感動した
・全体的に絵が暗くて、アニメ版のラブロマンス的なイメージに比べてダークファンタジーの要素が強い
→少し原作の雰囲気に寄せたのかな…?
・+αで、とってつけたようなディズニー感がある
・長さもまぁまぁあるし、ダラダラと続いた気がする。城に侵入するシーンや父をいじめるシーンはもう少し尺が短くても良かったのでは…
・実写版でいえば、アラジンは全体的にヒップホップ調にした編曲も良かったから個人的にはとても好きな作品だったなぁと思い出した
全625件中、1~20件目を表示