劇場公開日 2017年1月27日

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「3D技術を観る映画」ドクター・ストレンジ 耶馬英彦さんの映画レビュー(感想・評価)

3.53D技術を観る映画

2017年2月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 アメリカ人だからと言って必ずしも科学万能の唯物論者とは限らない。東洋の神秘についての憧れとも言えそうな畏怖の念を持ち合わせた人間も少なくないに違いない。チベットには特殊な修行によって思念による奇跡を起こす人間がいると、そういう設定は、エディ・マーフィ主演の映画「ゴールデンチャイルド」でも同じだった。

 3Dの映画はたくさん観てきたが、それほど3Dである必要を感じない映画が大半だった。しかしこの映画は3Dで正解である。予告編の映像を2Dで観たときには、本編を3Dで観たら面白いだろうなと思っていた。予告編を大幅に上回るというほどでもなかったが、空間が歪むシーンは3Dで観ると、迫力が違っていた。

 ストーリー的にはやや無理があり、主人公にはまったく感情移入できないが、チベットのミステリアスな魔術師や、強力な魔術を使う敵の一味などがいて、それなりのダイナミズムのある設定である。勧善懲悪になってしまうところにハリウッドの限界を感じてしまうが、3D映像を観るという点では、それなりに楽しめる映画である。

耶馬英彦