タイム・トゥ・ランのレビュー・感想・評価
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カジノのオーナーはデニーロじゃなくてもストーリーは組み立てられる。...
カジノのオーナーはデニーロじゃなくてもストーリーは組み立てられる。
だけどいるといないとじゃあ大違いってのを久々に実感できるくらいの存在感があった。
結果オーライなトリックも良かったし、タバコのカッコいい吸い方のいい見本だった。
騙されたー
公開されてたことも知りませんでした
嫁さんがTSUTAYAでレンタルしてたのを拝借
カジノの売上を強奪、追われる、バスジャックで逃げる
極めてハリウッド的なストーリーですが、この作品は味付けが良い
ちょっとバスジャックのシーンが長すぎかな
デニーロもいい味出してるしなんと言っても最後のあのトリックにはやられました
もうちょい各登場人物を掘り下げて欲しかったかな 生い立ちやら日常生活を
いやー でもこれ面白い作品でしたよ おすすめです
単純な逃走劇に隠された、綿密な計画。1本取られるクライム・サスペンス。
【賛否両論チェック】
賛:主人公の逃走劇に、純粋にハラハラさせられていくうちに、意外性のある展開が待っているのが見事。
否:やや感傷的な終わり方には、違和感も残る。
娘のために、超えてはならない一線を超えてしまった主人公が、そんな中でも冷静に、金を娘の下へ届けるべく奔走していく様が、緊迫した攻防と共に描かれていきます。
単純なストーリーだと思って油断していると、予想外の仕掛けに1本取られます。劇中でも語られていますが、ディーラーの主人公が、普段から客に片方の手を見せている間に、もう片方の手で仕掛けを施しているのと同じように、今回の強奪事件にも、巧妙な計画が仕組まれているのが圧巻です。
終わり方はやや賛否ありそうな印象もしましたが、ハラハラと同時に家族の絆も再確認出来るような、そんな作品です。
批評家が誉めないからこそ面白い
もともとは Bus 657 というタイトルだったのが
Heist(強盗)と改題され、
邦題はタイム・トゥ・ラン。
ややこしい。
(ちなみに本編では「Bus 657」と表示される)
Wikiを見たら、製作費推定2,200万ドルなのに
興行収入250万ドルとか書いてある。
え?
Box Office Mojo を見ると、
アメリカでは2週間限定上映で興収5万ドル。
ええっ? 爆死なの?
調べてみたら、
2014年10月の撮影が終わるか終わらないかのとき既に
アメリカン・フィルム・マーケット(AFM、映画の見本市)で
世界のバイヤー相手にに売り出したんだそうな。
買ったバイヤーは自分の国で、ロードショーするもよし、円盤で売るもよし、
オンデマンドで配信するもよし、ということらしい。
そういうわけだから、決して
「つまらなくって爆死した」
というわけではないらしい。
* * *
閑話休題。
面白かったんですな、これが。
自分の「帝国」であるカジノを守るために独裁・恐怖政治をしき
「ポープ(教皇)」と呼ばれるのがロバート・デ・ニーロ。
昔はその片腕だったディーラーのヴォーンがジェフリー・ディーン・モーガン。
そのヴォーン、小さな娘が小児癌で、手術を受けないと死ぬしかないのに、保険がきかず費用が払えない。
ポープに30万ドル貸してくれと頼み込むが、すげなく断られ、
あまつさえ解雇される。
数か月前に入社したばかりのコックス(デイヴ・バウティスタ)に強盗を持ちかけられ、
一度は断ったヴォーンだが、事ここに至ってはもはや話に乗るしかない。
だが、コックスの連れてきた2人の仲間はどうにも頼りないし、
コックスもなんだかすぐキレるやばそうな奴。
さあどうする。
原題の原題「Bus 657」のとおり
バスジャックしたバスの中と外の展開が中心。
これ以上語ると楽しみがなくなるので、
なかみの話はこの辺で。
* * *
Rotten Tomatoes で批評家が23%だってんだけど、
読んでみると大概
「ストーリーが新しくない。以前の×××と同じ。だったら×××を観た方がいい」
てな調子の、それこそ新しさ皆無でよく見かける批評を書いてる。
ストーリーなんて、ほとんど出尽くしてるでしょ。
それでもキャラが変わってディテールが違えば、全然違う話になるんであって。
そもそも人間のやること考えることなんて、何千年も何万年も
同じことの繰り返しなんだから。
それでも1人ひとりが違うからこそドラマになるんだから。
違うものばかり求めてると、逆に全然面白くないことが往々にしてある。
だから批評家が誉めてナンチャラ賞かなんかとっちゃう映画は、
むしろつまらないことが多い。
この映画も、
批評家が誉めないからこそ面白い
のであります♪
娘の為なら
序盤ボスの冷酷さを印象づける始まりにゾクゾクさせられ、本来カジノのディーラーで終わるレベルではなかった男が娘の為にボスを裏切る展開にワクワクさせられる。
背景のみせ方もわかりやすくてわざとらしくなく、なかなか丁寧。
大どんでん返しがある訳ではないけれど、そう来たかという展開もいくつかあり、最後までニヤリとさせられた。
マイナー作品にしておくには勿体ない楽しい映画だった。
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