「高校吹奏楽部が舞台のヒューマンドラマです。胸が熱くなります。」劇場版 響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ もりのいぶきさんの映画レビュー(感想・評価)
高校吹奏楽部が舞台のヒューマンドラマです。胸が熱くなります。
京都アニメーション作品。
劇場版がこれまで4本作成されていますが、その1作目。
2016年4月公開なのでもう4年前になります。
この作品、公開当時に気になりながら、未鑑賞。
次の年に2作目が公開され、これは劇場で観ることができたのですが、
とても良い出来映えで、作品の世界に引きこまれました。
となると
まだ見ぬ1作目や~い
と、どこかで見られないかと思っていたところ
タイミングよく、NHKがTVシリーズ第1期を放送。 よっしゃ
劇場版1作目は、このシリーズの総集編です。
これを観たことでお話の進行に追いつきました。 ふぅ
で
劇場版1作目は「観たつもり」でいたのですが
今回のコロナ騒動後、の映画館の再開
もよりの映画館で第1作を上映しているではないですか。
映画館にはしばらく通ってないし、リハビリ必要かも。 うん そうしよう
ならば、これを見ておこうかな
というわけで鑑賞してきました。
前置き長すぎ… すいません…汗
◇
この作品
「北宇治北宇治高校吹奏楽部へようこそ」
とタイトルに付いている通り、
ストーリーも登場人物も、とても丁寧に描かれてます。
特に
黄前久美子(ユーフォニアム) と
高坂麗奈 (トランペット)
この二人の関係が、中学校時代にも逆上って描かれます。
中学校でも同じ吹奏楽部だったこの二人。
大会で入賞できず悔し涙にくれた 麗奈
麗奈の心境が理解できなかった 久美子
そんな二人が高校の吹奏楽部でも一緒のメンバーに。
麗奈に触発され練習を重ね、彼女の理解者となっていく 久美子
そんな久美子が次第に自分の支えになっていると気付く 麗奈
ちょっと見には
アヤシイ関係にみえる程、親密になる二人。 …百合ではないです きっと
この二人、特に麗奈
クールかと思わせておいて、実は情熱家。
飾らない言葉
むき出しの感情
それがしっかりと伝わってきて好感が持てました。
(高校を選んだ理由も、熱き情熱ゆえらしい)
他の登場人物も
みんな生き生きと描かれておりまして
感情に働きかけてくる、とても良い作品でした。
◇
記憶に残る会話
久美子 「何があっても、私はあなたの味方だから」
麗奈 「裏切ったら 私、あなたを刺すから」
久美子 「あんたなら、きっとそうする。 分かってる」
ウロ覚えですが、こんな感じ。
会話の内容がすごい男前だなと。 女の子の会話なのに
◇
ユーフォニアム あれこれ
名前
この作品で、初めてその名前を知りました。
テナー・チューバとも呼ばれるらしい
チューバなら聞いたことあります。 チューバッカ …は違う
値段
下世話ながら、値段が気になってネットで調べてみたところ
数万円から100万オーバーまで。 ピンきりみたいです。
有名なブランドのはもっと高いのでしょう
※ 個人で買った場合、どういう場所で練習するのでしょう?
音色
ソロ演奏の音色が気になり
これまたネットで探して聞いてみました。
奥深く そして
落ち着いた音色です。
聞いていると、すごく癒される気がします。
最後に
「ユーフォニアム」
って金管楽器に分類されるようです (無知ですいません)
「金管楽器」って、唇を震わせて演奏する楽器のことで (初めて知りました)
広い意味で「ほら貝」も金管楽器に相当するらしいです (目からウロコ)
久美子が「ユーフォニアム」を演奏するようになったきっかけ
お話の中にあったかなぁ。
今、それが気になっています。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
もりのいぶきさん、コメントどうもありがとうございます♪
第2弾は久美子の姉も登場し、久美子と同じユーフォニアムを担当している先輩の家庭事情も明かされて、話に奥行きがあって良いですよね。
いろいろと調べられたんですね!感心!
中高の吹奏楽部では、ユーフォニアムは実はあんまり人気がないんです。
そもそも名前が聞き馴染みないですし、中音部を担当する楽器ですから地味で目立たないから。
だから入部をして、担当楽器の選択の希望を第一希望〜第二希望と出したりするんですが、やり手のない控え目で“華のない”ユーフォが残ってて、それで新入生に押し付けられたりするの。
自分を表に出せない久美子がユーフォニアムを吹き、そして花形のトランペットを麗奈。
・・この設定からして二人の性格設定の小道具を活かす台本がとっても優れているんですよ♫
でもいまはユーフォニアムを独奏楽器に起用した楽曲も増えていますし、YouTubeでも素晴らしい演奏が女性も男性もアップされていますね。
長文失礼しました
きりん