「2人の関係性が微笑ましい。」高台家の人々 ふぉるくんさんの映画レビュー(感想・評価)
2人の関係性が微笑ましい。
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序盤から中盤は、綾瀬はるかさん演じる木絵の空想が織りなす世界に斎藤工さん演じる光正とともに思わず笑ってしまう、コメディ作品。(木絵の空想に思わず笑みをこぼしてしまう光正。2人の関係が微笑ましく、心温まる。)
中盤から終盤は、愛した人がテレパスであったことに苦しむ木絵、テレパス故に浩平を愛する気持ちに気づけなかった茂子、テレパス故に兄を慕う純の気持ちを知りつつ自らの想いに素直になれない和正。それぞれのヒューマンストーリーが展開される。
個人的には、大好きな作品であったが、高台家の人々が「テレパス」であることを除けばありふれたラブコメディ作品であることは間違えないし、ヒューマンストーリーとしての展開の仕方も単調である。それ故、(私の経験上の相対的な評価として)☆3とした。
祖母が祖父を追って日本に来たように、木絵が光正を追って英国に来て「呼んだ?」と語りかけるオチは、後味が良かったし、ラブコメディとして(コメディ要素の方が若干強いが)底値が高い作品といえるだろう。
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