海賊とよばれた男のレビュー・感想・評価

いい作品だ！漢の仕事、熱い生き様、見せてもらいました！ひさびさに涙しました。自分もあんな熱く情熱を注げる仕事がしたい！そんな気持ちにさせるいい作品でした。

仕事に対する気持ち、熱さが伝わる映画。

原作未読で、見に行きました。
山崎監督と岡田准一のコンビに期待。

もっと濃い内容の原作をあれだけの時間で表現しているんだなということが、随所で見て取れました。
話は所々で？と思うところがありましたが、映像と俳優陣の演技で強引に引きずり込まれました。

やっぱり山崎監督のVFXは素晴らしい乃一言です。あと、岡田准一の年齢を重ねた演技もみていて感動的でした。
やっぱり原作見よう！

いい原作なんですが、それを読んでいない人間にはわかりづらい展開だと思います。
時系列でストーリーを並べた方が、登場人物がなぜこんな行動を起こしたのかがわかりやすいでしょう。
石統を始め、説明不足で観客が置き去りになった感じでした。
岡田准一を始め俳優はいいけど、脚本で台無しにされた映画です。ドラマで5回くらいに分けてやった方が、ときどきのテーマもはっきりしていいと思います。
原作が良かっただけに残念な仕上がりです。

原作のエッセンスをうまく抜き出してたけどやっぱり時間が足りない！
あの原作をこうアレンジするのか！とビックリでした。
家族の物語であり、理想のリーダーの話であり、戦後日本の復興を支えた人達の熱い話ですね。ビジネス書ならぬビジネス映画です。
いち社会人としては全てをかけて仕事ができることに羨ましくもなりますね。
そして相変わらずのVFX技術。冒頭の空襲のシーンはゾッとしました。

永遠の０を観てとても感動したので、同じ監督、同じ作家、同じ俳優なので間違いないだろうというヤワな気持ちで観に行きました。

期待した分、ガッカリしました。
作品としては素晴らしいです。

きっと永遠の０の完成度が高すぎたのでしょう。

今の出光興産のゴタゴタはこのカリスマの思いの存在なしには語れないのだと思った。激動の時代の中で、目先の商売だけではない、国の未来、義を重んじる人柄だったからこそ、多くの人が慕い、語り継がれるものがあるのだろう。熱い思いを抱いて懸命に働く人々の姿は尊いものだ。映画の構成は思ったより悪くなかったが、ちょっと安易な演出だったかな。

原作が大河並みのスケールなので2時間あまりでは消化不良かな。
でも、いいキャスト。いい映像。
山場を2つに絞り、最後に夫婦愛で締めたのはまとまりがでて良かったかも

今年のお正月映画で「ローグワン：スター・ウォーズ ストーリー」と二分する話題作を鑑賞しました。

「永遠の0」のスタッフが集結し、主演は岡田准一さん。そして本屋大賞の話題の原作と観たい衝動は十二分。で、感想はと言うと、面白いです。見応えもあります。

出光興産の創業者、出光佐三をモデルにして、国岡鐵造の一代記で石油と言う、まだ当時では石炭が幅を効かす時代に未知のエネルギーに先見の明を持ち、時代の荒海と同業他社に闘いを挑んだ人生に血が沸きます。

とにかく、国岡鐵造を筆頭に国岡商店の社員が皆熱い。戦地よりもマシと言う時代のバックボーンがあったとしても、ここまで己の仕事に誇りを持てる事に些か羨ましくも、今の自分の恵まれた環境に不満を持つことに少し恥じたりします。

なによりも国岡鐵造親分がエネルギッシュ。
“愚痴はやめよう”の台詞のもと、生きるために様々な仕事をしますし、“誰もクビにしない”と言うのは今の時代に不似合いな台詞かも知れませんが、こんな台詞らを号令一気に発する親分の下なら支えてみたくなります。
もちろん、その下に頼もしい男達が集まるのを見るとこの辺りは60年代東映やくざ映画の様に仁義と忠誠心の博徒の薫りがしますが、この世代の方々でなくても、何か血が奮い立つ様に感じます。

そんな国岡鐵造を20代から晩年までを岡田准一さんが見事に演じています。
スタッフや原作に恵まれているとしても、岡田准一と言うブランドは今や役者としても確立しているかと思います。

原作の小説や漫画を読んでしまうと、少なからずの不満を持つかと思いますが、よく2時間程度でまとめたなと思いますし、これはこれで単体としても楽しめるのではないかなと思います。

「永遠の0」も感動しましたが、基本的にノンフィクションに近いので、余計な演出が作中少ない分だけ、楽しめました。
また、観たいと思う良作です。

福岡の豊前の言葉丸出しでとても良かった。

熱い男の話しだった。

商売人ではあるけれど、「侍」と言えばいいのだろうか…ずっと戦い続けた男の話しだった。
敗戦という決定的な負けを突きつけられた中でも、民族の誇りと男としての誇りを携え、頑なに貫き通した男であった。
「日承丸」という刀をかざし、当時のアメリカでさえも立ち入れなかったイランへの石油航路を何の後ろ盾もなしに、まさに単独で切り込み、切り開いた。
こんな男が居たのかと…同じ日本人である事に嬉しくもあり、恥ずかしくもあった。

それにつけても、主役が見事だった。
60歳から物語は始まる。
その第一声。
少しくぐもった重く低い声に、してやられた。この第一声に全てを込めたと言われても納得してしまう。
この役に注ぎ込んだ情熱が集約されたかのようであった。
仇敵である國村さんと並んで芝居をしてても見劣りしない。
むしろふてぶてしく見えたりもする。
主役を細部に至るまで立てた脇役達の存在があったからではあるが、神輿として担ぎ上げるに足る存在であったのであろう事が作品の中から伝わってくる。
主役を主役たらしめた助演と演出。
チームとしての見事な仕事だった。
今際の際のアップはCGであろうと思うのだが、とても生々しく非常に精密で繊細な仕事だったであろうと感謝したい。
日承丸…あれは作ったのかな？と勘違いする程見事な出来栄えだった。

良い作品を見せてもらえた。
日本映画、渾身の一作であった。

映画的には良かったが小説を見てからだとやはり物足りない。やはりこのような話しは二時間では伝えられないと思う。

岡田くんの演技は迫力があったけど、結局何が言いたいのか？！モヤモヤ感だけが残った。

感動しました。
あの時代にいた人達が大変な想いをして頑張ってくれたからこそ、今の私たちの幸せがあるんだなと感じました。

誰が、何がというより全てが素晴らしかったです。

色々な人達の色々な想いが伝わってきて涙、涙でした。

ふっと笑ってしまう所や、心が暖かくなる所、やるせない気持ちや悲しい気持ちになる所があって、2時間半が長くは感じませんでした。

絶対に観た方がいいと思います‼

なんて博打的な人生だろう、と思いました。永久とはいかないまでも、半永久的に約束されている事など何１つ無い。そのぶつけドコロの無い悔しさは、現代でもちょこっと社会に出た事のある人なら一度は経験した事があると思います。

せっかく休日に、軽い気持ちで観に来たのに、すっかり仕事の事を考えながら見入ってしまいました(笑)木田さんが仰っていた『仕事が無ければ作れば良い』良い御言葉ですね～魔法にかかってしまったみたいに、自分の仕事が恋しくなりました。私も仕事、好きだったんだなぁ。忘れてました(笑)

そうそう、作品について特筆したいのが、岡田さんの第一声！最初は口パクか！？と驚くくらい声色が違っていました。役作りで声色まであからさまに違う方、初めて観ました。それに比べて…っていうと失礼に見えるかもしれませんけど、吉岡さんの変わらないひたむきな役柄に安心感がありました(笑)その性格だから許される、みたいななんとも言えない実直な愛嬌？油で真っ黒に汚れていても可愛さがにじみ出ていました。

私だけじゃなく父も知らなかった、祖父のギラギラしてた時代のお話。ぜひ父にも観に行ってもらいたいなあ、と思いました。そして改めて、祖父を敬愛したい気持ちです。

　現在、日本で映画をヒットさせるには、アニメと高校生恋愛映画が優勢であるので、「海賊とよばれた男」が苦戦を強いられているのは仕方ないかもしれません。

　原作では、困難に見舞われても克服し、更なる困難に見舞われても克服し、これを繰り返すことで国岡鐵蔵のカリスマ性がでているので、映画よりも連ドラ向きだったようにも思います。
「内容が薄かった。」と評する方のお気持ちもわかります。

　でも、この映画は「永遠の0」と同じく、「努力」「信頼」「諦めない心」等　昔の日本人が持っていた「美徳」への原点回帰を押しつけがましくなく指南してくています。是非、原作を読んで、学生の方に見て頂きたいです。

映画の評価は分かれていますが、私は、岡田准一君の俳優としての努力に5点をつけたいと思います。
映画の第一声、「よう・・」とはじまる、岡田君の声に鳥肌がたちました。60歳の声でした。

本が長編で面白かったので、映画になったらどんなことに？という、興味から鑑賞に行きましたが、途中が割愛されていて内容不十分という印象でした。本の方が興味深く物語に入り込めた気がします。
シーンの一つ一つの内容が雑な仕上がりで、もっと丁寧にこの映画を撮ろうとすると、3部作くらいに分割すればもっともっと深い映画になっていたのではないでしうか。

岡田クンの演技では、ちょっと物足りない何かを考察するのも面白いかもしれません。

全体的には本を読まずに観て、何が伝わるのか疑問にも感じました。

観てからでも遅くは無いと思いますが、本から入ることをオススメします。

ちゃんとした長編の本編が有って総集編を見せられた感じ。
先に原作読んだ方が返って楽しめるかも？
岡田君も熱演ですが、幾ら特殊メイクが発達したとはいえ20代～90代とは無理があります。
脇役達はあまり変わらないのに岡田君だけ老けて行きます。
この映画は、前編の若年期岡田君で、後編は60代の役者さんでじっくり描いて欲しかったです。

原作は情けないけど半分も読めませんでした。
映画からは熱をとても感じました。
仕事の面白さってこういうところにあるんだよなって思いながら鑑賞していましたが、
私はこんなパワーもないし
こんなパワーのある人に出会ったこともないし。
出会いたい笑

でも、戦後の日本が今の日本になったのはこんな方々がいたからだと感じました。

先に原作本を読んでから見ました。

約2時間に収めるには、もったいなかったですね。

過去と現在のシーンがどんどん出てきますから

物語を知らないと、分かりずらいのではと感じます。

沈まぬ太陽の様に長編でもよかったんじゃないのと思いました。