「出過ぎた杭の生涯!」海賊とよばれた男 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
出過ぎた杭の生涯!
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原作は未読です。
戦前・戦中・戦後と激動の時代を類稀なる商才と行動力で駆け抜けた男の生涯を、広く浅く、まるで昭和史ダイジェストのような雰囲気で描いていました。「永遠の0」のような物語の濃密さが感じられなかったのが少し残念でした。
ユキと離婚した後の鐵造の家族の様子が描かれていないのも物足りない理由のひとつだったかもしれません。人間ドラマと云うより単に再現ドラマを観ているような感覚でした。
それはさておき、何かを成し遂げようとするなら、「出過ぎた杭」になるまで奮闘しなければならないのか、と…
「出る杭は打たれる」と言いますが、あまりにも突出し過ぎた杭はその存在が大きいが故に、不可侵の聖域となる…
鐵造は数々の妨害を受けながらも屈することなく、常識に捕らわれない斬新な発想で難局を次々に乗り越えていきました。
型破りそのものだった鐵造の生き方に、とても感銘を受けました。その勇気と情熱を見習わねばならないと思いました。
※鑑賞記録
2018/09/21:金曜ロードSHOW!
※修正(2022/08/27)
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