「ラストのもって行き方だけが残念。」ドリーム ホーム 99%を操る男たち 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストのもって行き方だけが残念。
リーマンショックの裏で、何がアメリカに起きたのかを切り取った一本。
立場・視点は違えど『マネー・ショート』の兄弟のような立ち位置で、こちらのほうが身近でさらに下衆くてエゲツ無いのが心地よかった。
どんな状況でも「勝つ奴は勝つ」、弱肉強食の絶対的法則。
法を逆手に取った人食い鮫の進撃は、見ていて分かり易い分『マネー・ショート』よりも勉強になるかもしれない。
いつもながらの「顔力大王」マイケル・シャノンに、ヒョロリとした頼りなさが魅力の元スパイディ。
主演の二人の演技も真に迫っており、まさにアテ書きのようで良かった。
のだが。
ラストの運びだけが残念だと思ってしまったのだけが悔しい作品。
暴走トラックが最後だけ赤信号で止まるってのは、やはり粋じゃないよ。
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