「アメリカの経済危機を上手く描く力作」ドリーム ホーム 99%を操る男たち jollyjokerさんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカの経済危機を上手く描く力作
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サブプライムローンによって住宅を購入したものの、リーマンショックで返済できなくなった比較的低所得者を狙った不動産ブローカー・カーバー。
アメリカには弱い部分のスキに、頭の良い(ズル賢い)ヤツがスッと入り込んで金儲けをする。こういうヤツがのし上がっていくという見本。
「家はただの箱」ではあるけれど、そこで暮らす人間(家族)がどうあるかで、その箱が生きてくると感じた。ナッシュが第二のカーバーになりきらずに良かった。アメリカにもまだきちんと正義を果たすものがいることは喜ばしい。
フロリダの暑い空気と青空が危機的状況と対比するカメラワーク、効果音も良かった。
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