二ツ星の料理人のレビュー・感想・評価
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料理人のこだわりとは
いやぁ、思った通り面白い作品だった。
料理人の厳しさや、繊細さ、チームワークの大切さが良く伝わってきた。
ブラッドリー・クーパー演じる、アダムは 元ジャンキーで時代遅れの料理人。
人の話も聞き入れず、キッチンで怒鳴りまくる傍若無人ぶり。
ミシュランの星の数にこだわるあまり 周りが見えなくなっていくが、そのミシュランの前で大失敗をしてしまったことで 何もかもがダメになってしまったと途方に暮れ、ライバルの店へ行くが……。
スタッフが「レミーのおいしいレストラン」みたいに個性豊かで、面白かった。
先が読める展開だけど、それを差し引いても面白かったです。
最後には、変なこだわりを捨て ただただ美味しい料理を食べてもらいたいという思いに変わり、三ツ星になるのも時間の問題なんだろうな〜っと思わせるエンドで、お腹いっぱいになりました。
チームで乗り越える
普通に面白かった。合格点(偉そう)
個人のスキルだけでは越えられなかった壁を、みんなとチームで乗り越える。あの頃は気づかなかったことだけど今ならわかる って話。
自分は流れで納得していたけど、よく考えると、やっぱりチームだよなーって思う事件があるわけではない。自分は、そういう何かの出来事がある方が好きだな。
でも、生来、自分だけを信じてきた主人公が、みんなと協力する強さ、心地よさを知るって話として、うまくできていたと思うよ。
以下は、他人の評価を読んだ上で
一つ星はルーク、二つ星はアレックギネス(オビワン)、三ツ星はヨーダの例えは、俺にもわかりやすかった。
へえ。主人公に実在のモデルがいるんだ。アダムのモデルは、ロンドンの3店舗で"計7つの星を持つ男"、3ツ星シェフ ゴードン・ラムゼイ。 ・・こういうことがわかるとまた同じように観ていても、めちゃくちゃ楽しいんだろうなあ。
たしかに厨房のシーンは複数回のどのシーンも強烈だったな。やはり、よくできていたんだ。
エクセレントじゃない!パーフェクト‼︎
素晴らしかった。
男の再生を軸に、三ツ星目指して仲間を集め登って行く。そして、友情、努力、勝利。昔の古き良き少年ジャンプのようで熱くなった。
ブラッドリークーパーは男から見ても色気が漂い、仲間を集めて喧嘩しながらもまとまって行く、ライバルとはけなし合いながらも認め合い、本当に困った時は手を差し伸べ、男から見ても「ウゲッ」とならない程度のBL要素。そして本当に大事な事を悟り再生する。物語として完璧だなと思った。
僕はやはりミシュランを巡っての男たちのやり取り、裏切りやライバルとの関係性、そしてテンポの上がる感じが観ててゾワッとなった。命がけの戦いがそこにあった。
ブラッドリークーパーは派手なアイドル的な顔をしてるのに、人たらしと言うか惹きつけられる色気がある。
期待してなかったけどら大いに裏切られた。
嬉しい。
本当の最高は一人じゃできない
映画「二ツ星の料理人」(ジョン・ウェルズ監督)から。
ミシュラン二ツ星のシェフは、どれくらい凄いのか、
作品中の例えが面白かった。
「一つ獲得でも、ルーク・スカイウォーカーだ。
二つ獲得なら・・それは、アレック・ギネス。
もし三つ獲得できたら・・ヨーダだよ」。
(二つ目が「オビ=ワン・ケノービ」ではなかったが・・(笑))
おまけに「あの人が、ダース・ベイターだったら?」の台詞まで。
こんな会話にも映画「スター・ウォーズが引用されている。
ところで、シェフが「三ツ星」をとるには、本人の腕ではなく、
レストランとしてのチームワークが最重要だと再認識した。
主人公は、料理のスタッフに強気で、こう言い放つ。
「俺は席についた客が待ち焦がれる料理を作りたい」
「今から完璧を目指す。『良い』ではなく『完璧』だ」
「一つのミスが致命傷になる」「優秀なほど、代えはきかない」と。
しかし、あるスタッフの裏切りで三ツ星シェフの夢が途絶え、
自暴自棄になった主人公に対し、他のスタッフが声を掛ける。
「強いから人に頼れるの。弱いからじゃない」
「一緒に料理して、お互い助け合うの。一人じゃできない」
「私たちを信用して、いいわね?、私たちは家族よ」
「やることをやるだけだ、力を合わせて」・・と。
そして、遂に念願の「三ツ星シェフ」誕生となる。
鑑賞後、予告編に同じフレーズがあって驚いたけど、
監督が私たちに伝えたかったのは、たぶん・・
「本当の最高は一人じゃできない」ってことなんだろうな。
再起の物語
料理をしっかり美味しそうに、
しかも画としてきれいに見せてくれる作品。
ストーリー的には堕落した料理人が再起をかけて
ミシュランの星獲得を目指すお話。
題材として「料理人」を取り上げてはいるけれど、
これは男が再起をかけて奮闘する物語。
罵声も怒号も響く厨房はまさに戦場だし、
良い結果のためには同僚との信頼関係が大切。
そこの臨場感とか説得力をすごく強調して描いた作品だと思う。
主演のブラッドリー・クーパーには
もうちょい愛嬌のあるキャラクターを期待してしまうんだけど
それはきっと私の偏見なんでしょうね。
料理への愛よりも栄光?
嫌われ者を主人公にすることでメリットもある。日ごろ人々が理性で押さえつけている本音を代わりに吐き出してくれる快感を表現したり、あるいは聖人君子の物語では共感しにくく退屈だという場合もある。ただ、いずれにしても、当人に魅力がなければだめだ。その点、この映画の主人公には、魅力を感じられるほどのパワーが足りず、ただ傲慢で傍若無人な男としか見えないのが最もつらい。
せめて、彼の料理人としての腕の良さをもっと見せてくれれば違っただろう。料理の手際の良さ、センスの良さ、勘の良さ、舌の良さ、そういったものをきちんと描いていたら、主人公の見え方も違ったと思うのだが、この映画はその辺は、大前提として片づけてしまっており、大凡省いたような状態。だから、ブラッドリー・クーパーが包丁を握って手際よく料理をするシーンというのは実に限られた場面でしか出てこない。あれだけ傲慢な態度を取っても許されるだけの料理人としての腕というものが感じられない以上、彼のとっている行動はただただ偉そうにほかのシェフに指示やダメ出しをしているだけに映ってしまう。
演じているのがブラッドリー・クーパーで良かったと思う。彼はそのシェパードのような愛着を感じさせる顔つきといい、なぜか愛したくなる魅力を持っている人だからだ。これがクーパーでなければ、本当にただの嫌われ者だ。
いっそのこと、シエナ・ミラーを主人公にした物語にでもすればいいのに、とさえ思う。ミラー演じるシングルマザーが、とんでもなく傲慢な男に引き抜かれて転職したはいいものの、傲慢な上司にふりまわされて、それでも愛する我が子を養い自分の夢をかなえるために奮闘する、みたいなコメディ・ドラマだったら、もうちょっと見え方は違った筈。何しろここ数年のシエナ・ミラーの演技の向上たるや目を見張るのだから。「アルフィー」で出現した時は、モデル上がりの美人女優でしかなかったけれど、イギリスの演劇界の素晴らしいところは、どんな俳優も舞台で力をつける土壌が出来ているということ。ミラーもイギリスの舞台で力をつけ、ここのところ映画でもいい存在感を出している。
何しろ、主人公がこだわっているのがミシュランの星で、映画もミシュランの星を獲得することだけに目を向けているから厄介。それを通じて何かが描かれる、とかではない。ただ本当にミシュランの審査員にいい料理を出すことだけを目的にした男の物語でしかなく、思い出したように取ってつけた結末も「え?これで終わり?」と思わず声に出しそうになるようなものだった。料理に対する情熱も食事に対する愛情も感じられない、ただただミシュランの三ツ星という栄光だけに目が眩んだ映画だった。
最後に納得
90本目。
ミシェランが特別扱いされるのが不快だったけど、最後で納得、良かった。
やっぱ平等に扱ってくれなきゃね。
客は客。
てか、ミシェラン何様って思っちゃう。
でもな料理人がタバコ吸うのは嫌い。
俺がタバコ嫌いってのもあるけど。
「Burnt」
最終日ぎりぎり滑り込みで鑑賞。正直作品というより、Bradley Cooperを観たかったというか。。
相手役のSienna Miller、今回はちょっとラフな感じだったけれど、やっぱり美人。二人の息もあっている感じ。
それよりBradley Cooper、体型が「アメリカン・スナイパー」と変わっていなかったのはなぜー?あのときは役作りで頑張って太ったって言っていたけれど。。。
やっぱりファンとしては「ハングオーバー!」(もしくは「Sex and The City」のときのワイルドさが一番好きなのです。
時々ズームされるお料理が美しくて素敵でした。
イエス、シェフ!
常々(しつこいほど)書いているのだが、料理映画なのに
料理がゼンゼン美味しく描かれない映画がけっこうある。
と、そこへきてこの映画。どうかと思ったら、も~完璧!
厨房の臨場感、シェフたちの焦り、憤り、達成感までが
バッチリ感じられるライブ映像のような作品だ。凄い!
湯気や匂いまで見えてくる料理は(失敗作も)美味しそう。
オーナーシェフの罵声や怒号が飛び交う厨房の戦場感は
自分が怒鳴られているような気分にまでなる。しかも~
その罵声がブラッドリーだからねぇ♪ムカつく男だけど、
ホント料理にかけては妥協がない。今回のお相手である
シエナの気苦労が伝わるがシエナか?と思うほど今作の
彼女は本当に可愛い。そこまで言われてあのアシストは
ないよな。感謝しろよ~バカ野郎!(なんて心で思った)
彼を助ける面々も素晴らしいが(当然裏切りもあるけど)
ダニエル演じるオーナーの息子がさらにいい味出してる。
いいですか、アンタひとりで三ツ星なんてとれるワケが
ないのよ!皆がアンタに同調して協力してこその料理だ。
観客ですら分かってしまうブラッドリーのバカバカ具合
に腹を立てながらも、彼には(皆の分も)成功してほしい。
最大のライバルであるシェフが最高の賛辞を贈るシーン
が秀逸で、カッコいいことこの上ない。頑張れよシェフ!
(お返事が素晴らしいの。イエス、シェフ!って揃ってて)
まずまず
優秀なシェフがチームビルディングに目覚めるんだけど、〜フランス料理が分かっていないせいかもしれないが〜もう一つピンとくるものがなかった。料理も綺麗だしスピード感もあるので、見て損はしないけど、見逃さなくて良かったという程でもない。
仲間~
過去の栄光をプライドとして持ち、映画『七人の侍』を理想とし戦い勝つことが目的…そして傍若無人なアダム(ブラッドリー・クーパー)
美味しそうな料理の映画であって戦いの映画でもあり人生の再起の映画だった。
周りにいる仲間たち(仲間になる人たち)がみんな好い人なのだ(びっくりする事あったけど)
時折笑うブラッドリー・クーパーの笑顔が、めちゃキュートなので傍若無人でも許せちゃう♪きっとみんなもそれで許してるんだ♪ブラッドリー・クーパーじゃなきゃ成り立たない作品やんw などと思いながらの観賞でした(笑)
あるキスシーンは萌え案件だったし、あんな誕生日ケーキ、私も欲しいです!(このシーン凄くいいです)
※観賞後、三ツ星とはいかないまでも、ちょっといいレストランに行きたくなります。
味わいたいものがたくさん
シェフが悪戦苦闘、ということで、気楽に観流せるドタバタコメディー寄りの作品かと思いきや…
真逆だった。
そういった笑いやわざとらしい演出は無く、エンターテイメント臭はゼロ。
男臭さと重いシーンが胸に来る、人間の強さや弱さが描かれた、結構考えさせられる作品だ。
そして、ストーリーとは対照的な色鮮やかで美しい料理が映し出されると、ガラリと空気が変わる。
見終えた後、奮発して高級レストランに行きたくなった。
全部載せ
腕は確かだけど若い頃に天狗になり酒と薬と女に溺れて全てを投げ捨ててしまった料理人の再起の話。
自信と自我が先走り厨房で浮いてしまうシェフが、失敗、困難、妨害を昔からの仲間や自分が認めた仲間に助けられ、信頼して乗り越えるというコテコテの流れ。
考えてしまうと先が読めてしまうし意外性も何もなく抑揚が足りないけれど、単純明快で誰でも楽しめる作品。
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