人狼ゲーム クレイジーフォックスのレビュー・感想・評価
全10件を表示
用心棒は名乗っちゃいけないんだ・・・
1と2は10人でのゲームだったが、監督も替り今回は12人。人狼は3人に増え、預言者1、霊媒師1、用心棒1、村人5となり、その他に「狐」という大きな存在が加わる。皆の集まる部屋や廊下などに監視カメラも備え付けられ、首には首輪が嵌められている。首輪は『バトルランナー』『バトル・ロワイアル』『ハンガー・ゲーム』のように爆発するんじゃなくて、じわじわと首を絞めるという優れモノ。1作目の青酸カリ、2作目の拳銃と違い、高校生同士が最初に一人を処刑することを躊躇せぬよう、配慮されたってことなのでしょうか。
そんな役柄とか殺人システムとかの改良がなされていても、ストーリー的に全く面白さが感じられない。二組の2回目組(計5人)もいるのだが、これも意味を成してない。唯一、ゲームとして面白いと感じられたのは「狐」というカードの存在で、主人公あやかがそれを引いたがために預言者だと嘘をつき、バレそうになったため霊媒師と再度嘘を言う。さらには狐であることも戦友である有希にバレてしまい、残り6人となったときに「人狼」である有希が「私を指名すれば狐の一人勝ちだよ」という駆け引きを持ち出すことだ。そうした論理ゲームと人を殺すことの罪悪感、また、自分だけが可愛く生き残りたいという自我といった要素のバランスが非常に悪くなっていた。
今回の霊媒師、用心棒という役が全く意味を持ってないのも興味をそがれる原因。エンドロールではそれぞれの役柄が書かれているけど、最初に死んでたんだ・・・と、推理する楽しみすら奪われたストーリーだったことに驚愕。何だよ、これは・・・
最後の首輪…
前作以上とまではいかないが、何だかんだで好きなシリーズ
いろいろと突っ込みどころは多いシリーズですが、でも何だかんだで回を重ねるごとに地味に嵌りつつある自分がいたりします。
やってることは基本人狼ゲームですから、大体毎度似たような展開ですけど、意外と飽きないんだなぁこれが。
さすがに前作以上とまではいきませんでしたが、1の頃よりは格段に面白くなっている印象です。
1はリアルに怯え泣き叫んでいたのが案外鬱陶しくて辟易したのですが、リアルさを無視し出した今回のように淡々と1人、また1人と死んでいく方が、映画的には見易くて良い、ってまあそこは好みの問題かもしれませんが、真面目に、リアルに考え出したらこのシリーズは全く楽しめないと思うので、とりあえず何も考えないでゲームの世界観にドップリ浸りながら楽しむのが吉でしょう。
さて今回は、共有者は消えて霊媒師と狐が新たに追加、更に人狼も1人増えて、全部で12人の大所帯(前作が何人だったかは忘れましたが、多分増えているはず?)、こうなるとまあ仕方ないところではありますが、キャラ立ちする前に消えていった人もいたり、その役職ほぼ意味なかったな的な部分もあったりと、何かと粗も目立ちましたが、そんなに難しすぎず、でも適度にこいつは何の役職なんだと分からない部分もあったりで、まあ小難しいのが苦手な私的にはちょうどいいぐらいの推理力が必要な展開を、程好く楽しんで見れました。
あんまり難しいと考えている間に話が進んでしまいますから、何人か役職が分かった上で見るこのぐらいがちょうどいいです。
ただ高月彩良が演じた主人公・森井あやかの役職がアレと最初に分かった上で話を進めるのは、前作もそうですけど結末が読めてしまって驚愕のラストとはならないんですよねぇ、ってまあシリーズも3作目となると流れがもう見る側も分かっていますから、そこまで問題ではないですけど。
とは言え、最初森井がある人に運命の恋をしてて・・・から始まった際は、これはハズレかもと思いましたけどね、でも意外とこの設定も終わってみれば悪くなかったかな、単純に自分もこいつ可愛いから最後(の方)まで生き残って欲しいと思ったりしそうですからね(特に高月彩良と萩原みのりは好みなので出来るだけ生き残って欲しいと思いながら見てました)
高月彩良は主役ですけど、かき回し役としてもいい存在感を見せていたと思いました。
存在感と言えば、1番は冨手麻妙だったか、凄い迫力でしたね、もう少しいい演出をしてあげれば、より一層印象に残ったと思いましたが・・・。
しかし最後の選択は、冷静に考えると納得できないけど、その気持ちも分かると言うか、やっぱりムカつきますもんね、納得できないけど思わず納得な結末でした。
しかしエンドロールで各人の役職を見てビックリ(笑)おいおい!
人狼ゲーム面白い
全10件を表示