劇場公開日 2016年7月9日

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「ちょっとユルめの青春映画でしたけど、切ない感じが意外と好きでした」森山中教習所 スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ちょっとユルめの青春映画でしたけど、切ない感じが意外と好きでした

2017年7月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

楽しい

自動車教習所で繰り広げられるコメディ映画なのかなと思って見てみたら、ちょっと違いましたね、メインはややユルめの青春映画って感じだったでしょうか。
まあ最初はちょっとノリ難い部分もありましたが、終わってみたら全編に漂う雰囲気は結構好きな映画でした。
これは夏の時期にピッタリの映画ですね。
夏の終わりはどこか切なさを感じるものですが、その切なさと作品の着地点が見事に合致して、とても心地の良い余韻を残してくれた作品だったと思いました。
まあ前半のユルさでかなり好みは分かれそうですが、私はこう言うの好きなんで結構楽しめましたよ。

天然能天気おバカの大学生・清高と、ネクラな下っ端インテリヤクザの驫木と言う主人公2人のキャラ設定も、何気に秀逸だったと思いましたね。
好対照な2人だけど、心は共に空っぽな2人、でもひと夏の体験で、思わぬ友情を深める2人の描き方が、とても良かった、ベタベタな友情とは違う、心の友的な友情が、妙にグッと来た!
特に驫木の置かれた状況が、切なさにより拍車をかけるんですよね、だけに、驫木にとって一生物の友と呼べるこの交流に、物凄く心持って行かれました。

免許を取ることで自由を得る者と、免許を取ることでより不自由になる者、そんな2人の人生の交錯模様も何気に面白みがありました。
自動車の運転免許を取るって、単に車の運転をする必要性があるから取る以外の何物でもないと思っていましたが、そこには様々な人生模様があるものなんですねぇ。
私は運転技術に秀でた生徒では無く結構必死だったので、教習所で友情を深めるなんて余裕は全然無かったですが、こんな教習所でのひと夏だったら悪くないなぁ、しかも教官が麻生久美子って、毎日が楽しすぎでしょ。
清高の高揚した気持ち、めちゃくちゃ共感できました(笑)
と言うか、非公認の教習所ってあるんですね(あるの?)、だからあんなゆる~い雰囲気なんでしょうけど・・・。

廃校を利用した教習所の顛末や、物語の結末も含めて、まあ全体的にゆる~いコメディテイストの作品ながらどこか寂しさや切なさを感じさせる作風になっていた辺り、物凄くと言うほどでは無いのですが何となく好きな作風でした。
清高の良き理解者、岸井ゆきの演じる松田さんの存在も何気にいいスパイスとなってましたね、美人ではないけど、いい味出してました、牛丼特盛も似合ってましたよ。
主演の野村周平、賀来賢人も見事な嵌まり役でしたね、野村周平はこの手の役はお手の物でしょうが、賀来賢人はクールな中にも時折口元だけで見せる笑顔が素晴らしく、意外性込みで物凄く印象に残った演技でした。

スペランカー
かせさんさんのコメント
2023年7月18日

ここで免許、取りたかったなーって思わせてくれました。

かせさん