アズミ・ハルコは行方不明のレビュー・感想・評価
全89件中、21~40件目を表示
男の私には評価が難しいかも
男に捨てられた地味な女性、愛情で寂しさを紛らわすギャル。その二人の物語。
とても不思議で取り留めのない作品です。一言で言えば面白くはなかったです。
ストーリーは3つのストーリーが別個に進み最後に交わります。が、時間差がある場面を同時並行のように見せる手法が紛らわしく戸惑いを感じます。交わることへの必然性も特になくエンディングの意外性も共感も納得感もなし。
女性の弱さと辛さ、そして再生が趣旨の話なのかもしれませんが、それなら男性の私には評価し難いですね。
ただ、蒼井優と高畑充希の演技は素晴らしかったので、その点だけは高評価です。
男に復讐しよう。花束を持って。
行き場のない震える拳を、ラスト3秒で花束にしたような作品。
女性は本当に強くて、可憐で美しい。
踏みにじられたって、すん。として、また輝ける。
何事もなかったかのように。
Best Revenge Is Your Paper.
働こう。学ぼう。愛を産もう。
品格を持って生きよう。
私たちに男はいらない。
彼らが私たちを必要なのだ。
激情に任せて、ドン!と走り出した感じの映画なので、
まとまりは無くとっ散らかってますが、私はそこも含めて良いと思いました。
蒼井優ちゃん、大好き。
情けなくて、惨めなのに、凛としてる。
高畑ちゃんは…。挑戦お疲れ様でした。
DQN役はちょっとムリあったね🤭
こんな閉鎖的な環境に身を置いて暮らすのは、
なんて苦しいことなんだろう。悔しいね。
静かに戦う女性達に、エールを送っている映画と感じました。
地方都市のリアル
見終わってレビューを見たら結構酷評している人が多くてびっくりした。そこまで悪くなかったです。まあ時系列がわかりにくかったり、終わり方が雑だったりという意見も分からなくもない。けど自分は、個性的で、松居大悟っぽさが出てて結構いいと思った。気づくまでは、安曇春子のすぐそばに愛菜がいるかのようで、すごく独創的で面白いことをしたなぁという感じだった。
どこにでもいそうな普通な人たちの物語がゆえ、今この映画を見てる最中も、地方はこんな感じなんだろうなぁと思った。ちょっと外へ出歩くと、同窓生とばったり会う、なんていうのは地方あるあるで、「あー(笑)」と思いながら見ていた。
そして、この映画で最も評価すべき点、それは、主演の安曇春子を演じた蒼井優の演技だろう。日本の女優の中で、演技力はトップクラスだと思う。石崎ひゅーい、加瀬亮なども良かった。
クズな人生は行方不明になって生き直す。
地方都市にありそうな光景。特に高畑充希の役のような頭が悪い軽い女ってなんか本当にいそうな気がする。(かなりウザい女だが。)
蒼井優のような、地方ではもう若くもないっていう部類の扱いにだんだんとはまっていく女もいそう。
抜け出せない現実、変わらない自分の未来を考えた時、行方不明になって違う自分として生き直したいって思うことってあるのかも。
時間軸が前後しながら進むので、途中でたまにわからなくなるところもあったが、ラストに向けて結構面白くなっていった。
雰囲気で
蒼井優は好きな役者さんだ
彼女にしか出せない独特な空気感というか、スタイルが好きなので、期待して観た一本
若者のジレンマやや地方の閉塞感、どこか誰もが共通して持つ思いはたくさん伝わってきたけど、とにかく前後する時代や登場人物の関わり合いを考えるのが少々面倒な映画だった
ニ度は観ないな
女はずっと女子高生でいたい生き物なのかも…。
ずっと観たかった映画の1つ。
テンションの高い高畑充希さんに、ちょっと引き気味でしたが、観ているうちに慣れていきました。
逆に、蒼井優さんのダメダメな女性の演技は完璧でした!
田舎にいそうな女の姿を、うまく演じています。
男がそばにいないと生きていけない二人は、対照的な性格でありながらも、生きている世界は同じと感じる要素が沢山ありました。
将来が不安だけどどうしていいのか分からない、20代の女子の悩みを風刺化したような姿は、現実的ですがどこかリアル…。
現代の女性が目指す世界は、一体どこにあるのでしょうか?
なんだろうか
出てる人が豪華なため見て見たくて見た作品です。
なんだろうか、過去の話と現在の話がごっちゃで進むため時々あたまがついていきませんが、なんだかんだ単純な内容なのでわかります。
ですが、なんて言うのかな、面白かったかと言われたらそーでもないです。
面白いと言うか、人間模様を見てる感じでした。
高畑充希さんのがっつり濡れ場はレアでしたね!笑
大賀さんがいい役のキャラが出てました。
この人はやる役やる役が少しおちゃらけてる人が多いからか全て同じ人の感じに見えてしまうのですが、おちゃらけてる役の中で演じる人すべて性格が全然違う人に見えるところがすごい役者さんだなと思います。
映画自体は少しミステリアスでした。
暴力女子高生の中に1人だけおばさんが混ざってましたねw
足利の若者
蒼井優、太賀、山田真歩、加瀬亮、好きな役者がたくさん出てて嬉しい。
田舎の若者の特徴というか‥リアルだった。
時系列がいったりきたりで段々と整理されていく。アズミハルコの行方を追うように。
セックスの20とアラサーの比較もよし。
女は自分の居場所を探してる。必要とされる人を探してる。
あいなの背景をもう少し丁寧に描いて欲しかった。
消えちゃえば?、消えて生きるの。
映画「アズミ・ハルコは行方不明」(松居大悟監督)から。
若者はこんな感じで、街の壁に下手な落書きするのか、という
怒りにも似た違和感でスタートした作品であった。
地方の閉塞感が節々に表現されていて、地方に住む私には、
いくらなんでもこんなに酷くないだろう、が次の違和感。
テーマは、男への復讐?なのか、提案された方法は2つ。
1つは「やられたらやり返さなきゃ、という男性を狙った暴行」
もう1つは「やられたらやり返さなきゃ。
そんなのバカな男が言う言葉だよ。
女の子に必要なのは、もっと別の言葉」「例えば?」
「う~ん、優雅な生活が最高の復讐である」「なにそれ?」
「スペインの諺さ。あなたが幸せな暮らしをすることが、
ユキオにとって最高の復讐であるってこと」の会話でわかるように、
「フった男、裏切った男」にとって、その女性が、
自分と付き合っていた時より、幸せに、
そして優雅な生活を送っている様子を目にすることが、
何よりも悔しいし、そんな女性を手放した自分を後悔する。
それこそが、男への最高の復讐、と呟いたのも頷けるが、
そこまで女性が開き直れるか、ちょっと疑問だなぁ。
(と言いつつ・・蒼井優さんの最後の台詞が一番気にかかる)
「消えちゃえば?、消えて生きるの。
行方不明になった女の子たちは、ヘラヘラ笑いながら、
どこかで元気に生きてる。そう思わない?
だって、そうでなきゃ、割に合わないでしょ」
う~ん、タイトルも「行方不明」だしなぁ。
全89件中、21~40件目を表示