劇場公開日 2016年5月13日

  • 予告編を見る

マクベス(2015)のレビュー・感想・評価

全40件中、21~40件目を表示

3.0運命の糸を、紡ぎ、測り、断ち切る女神

2016年5月23日
スマートフォンから投稿

「私はスコットランド王の末裔だ。」と言い放った人の映画、ありましたね。その意味を今日知りました。すごいですね。古典の影響力。あの人喰い大統領も、読んだんですね。そして内に棲むマクベスと、戦ったのでしょう。シェークスピアは、正体不明な人らしいですが、本来、人が暮らしやすくなるはずの、国と云うシステムが、人を死に追いやることを、どう見ていたのでしょう。随分、上から目線の気もしますが。ま、それは、さておき、魔女と呼ばれる、運命の女神と、私の中のマクベスが出逢う前に、本作に出逢えたことを、感謝したいしたい気持ちです。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
機動戦士・チャングム

3.5二度と青空を見ることのない夫婦

2016年5月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

とても雰囲気のある作品でした。
二度と心に青空を見ることのない夫婦を、暗い映像で映し出していました。
あらすじを知っていた方が、新しい解釈を楽しめるかもしれません。

マクベス夫妻以外はあまり肉付けなくスルスルと話が進んでしまうし、特に後半の預言の部分は少々分かりにくく物足りなさを感じました。
哀しみをたたえたマクベス夫妻もなかなかでしたが、やっぱり落差が大きい方が見応えはあるよなあと思いました。

俳優達の熱演は印象深かったです。 個人的にはパディ・コンシダイン演じるバンクォーの、ホントに恨みがましい顔が見れてけっこう満足です。

外国の作品も配給しているのを知らなかったので、吉本興業のニッコリマークを見てスクリーン間違えたのかとあわてました。あと、ネット通販会社のニヤリマークをエンドロールで見つけたのは初めてでした。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
グッドラック

3.0薄味

2016年5月23日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
U-3153

3.0静かな狂気

2016年5月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

知的

難しい

お芝居よりも背景、風景が美しく見ごたえありました。セリフが少なく感じました。
そのためか後半寝てしまいました。
戦闘、殺人、処刑のシーンは好きではないので、目を閉じてやり過ごすしかない。怖かったです。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
Momoko

3.0荒涼たる風景と無慈悲な人間の営み

2016年5月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

寝られる

スコットランドの荒涼とした風景の映像は美しかったが、セリフ回しは難しかった。途中寝ちゃった…

コメントする (0件)
共感した! 0件)
つなやん

3.5ちょっと苦手

2016年5月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

64本目。
テンポが苦手。
長い。
マクベスの話は、この作品で知ったけど長い。
個人的にセリフが少なく、間が多いのは苦手。
あとは作品に関係なく、マイケル・ファスペンダーは上手いと思う。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ひで

2.0ルックや演技は素晴らしいが

2016年5月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

主人公に全く魅力を感じなかった。暴君が見せる弱いところ的な描写は良いのだが、彼自身のカタルシスを感じさせる部分が極端に少なく、それは観客のカタルシスとリンクしたであろうから残念。結局、器じゃなかったなのかなっていう。。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
shinkato

3.0映画で観るマクベス

2016年5月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

舞台、オペラ、映画、当然ながらまったく違う。中世スコットランドをタップリ旅した気分。大きい風景は007に繋がる。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
kthyk

2.0期待してたよ

2016年5月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

スコットランドの王になったマクベスがどんどん狂っていく話。
シェークスピアのマクベスを見たことないからかもしれないが、
なんだか物足りなかった。
どこが山場だったのかわからなかった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
katsutos

3.0撮影も役者もいいが、出来はいまひとつ

2016年5月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

大学時代に福田恆存訳でシェイクスピアの戯曲はかなり読んでおり、四大悲劇の中では『マクベス』がいちばん好き。
というのも、他の三作では善悪(と単純には言い切れないが)・葛藤の対象が、それぞれ役柄があるのですが、この『マクベス』だけはマクベス本人の内側に善悪も葛藤も混在しているから。
それゆえ、現代性が高く、いま読んでも琴線に触れるだろう。
それを、当代の名優ファスベンダーが演じるのだから、期待しないわけにはいかないが・・・

オープニングのスコットランドの荒涼かつ陰鬱な風景は、その後の陰鬱な物語に重厚さを付け加える素晴らしい撮影なのだが、どうにもワンショットワンショットが短い。
かつ、マクベスの人物設定があやふやで、こんなのだったかしらん、と思ってしまった。

原作のマクベスは、かなり気弱な男として描かれており、それが三人の魔女の予言と夫人の唆しによって、謀反を企てていった。
そんな中で常に葛藤しており、その葛藤が観る者・読む者の心を納得させていたように思う。

しかるに、この映画では血なまぐさい戦場で血まみれになりながら獅子奮迅・強力・剛の者として活躍し、その後の謀反に対しての葛藤シーンがかなり割愛されている。
まぁ、そこんところを丹念に描くと、この映画の描写速度だと3時間をゆうに越えそうなので、簡略化したのかもしれないが。

この簡略化・省略が、映画全般を覆っていて、それが映画的リズムを遠ざけている。

簡略化で用いる手法は、フラッシュフォワード・フラッシュバックなどのカットバック。
次のシーン、もしくは以前のシーンを交互に描きながら進めていく手法。

映画としてのスピード感はでるのだけれど、映画で用いられる台詞は原典に忠実(だと思われる)。
よって、言い回しが大仰で、いわば勿体をつけたような台詞。
映像は速いが、台詞は遅いという、なんとも珍妙なリズムになってしまい、結果として、『マクベス』の見せ場数珠つなぎのダイジェストのような結果になってしまった。

撮影も役者もいいのに、映画としてはいまひとつ、そんなところ。

その上、台詞は原典から引用しているにもかかわらず、見せ場の二つが従来と異なる表現がされており、これにはガッカリ。
ひとつは、マクベス夫人が血にまみれた手を洗っても洗っても落ちない、というエピソード。
もうひとつは、動く森のエピソード。

その他、冒頭にマクベス夫妻の幼子を葬るという原典にないシーンが付け加えられているが、これが後半のマクベスの物語にあまり活かされていない(夫人が幼子の幻をみるシーンはあるが)。

あ、他にものべつ幕なし流れる陰鬱な音楽は、かえって興ざめ。

ということで、個人的には不満な一編。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
りゃんひさ

3.0観て読んだことには、出来ない。

2016年5月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

難しい

「やっぱり横着しては駄目だったか…」と強く思った一本。

「アート映画」としては十分意欲的だし、鑑賞に堪えうる出来なのだが。
「観て読んだ事に出来る」程に、原典を物語りはしないのが難点だろう。

さんざマクベスを煽るだけ煽って、いざと言うときにはさっさとケツをまくり「自分可愛い」に逃げるポンコツ王妃の描写も大きなマイナス。
稀代の悪女だと聞いていたのに…原典でもこんなにショボイのであろうか。
それを反映してか、ギラギラと近年最高の演技を魅せるファズベンダー氏に対して。
コティヤール氏のなんとも「彼女で無ければならない」意味の無い存在感の薄さといったら。
まぁこの点に関しては世間の評判に対し、常に「え?そんなに?」と常々思っているので意外性は無いのだが。

公式宣伝文句「没後400年、シェイクスピアが描いた、地獄に一番近い愛」は感じられない作品。

まぁこれに関しては配給の宣伝が悪いのだけれども。
応援隊長やコメントで「観ていないことが丸わかり」の自社芸人を使ったり…
これに懲りて一般&文芸モノに手を出すのはやめていただきたいと切に願う。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
レビューも書かない阿呆からのフォローは迷惑千万、好きこそモノのヘタレなれ

0.5つまらなかった。退屈で眠くて。

2016年5月17日
iPhoneアプリから投稿

びっくりするくらい引き込まれない映画でした。
まずセリフが理屈っぽくて説明ばかりで、なにこれ?と。
展開も強引でありがちで、退屈。

映画はまず脚本が命ですね〜

俳優が魅力的で観ましたが、がっかりです。
この2人の評価もダウン。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
Mariko

2.5新解釈に違和感

2016年5月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

悲しい

家族愛という脚色に挑んだ
果敢さにはとりあえず拍手。
だがやはり
観慣れたマクベスの印象は強烈。
多大な違和感は拭えなかった…

荒涼とした大自然が
人間の営みの小ささを匂わせる。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
しげぴい

3.0シェイクスピアの、ということでせっかくなので鑑賞してみました。

2016年5月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

原作、よく知らずに鑑賞。なるほど、黒沢『蜘蛛巣城』の元ネタか。
結局、日本も西洋も、権力欲におぼれてしまう性は同じということか。
とにかく、腕っぷしはいいが浅慮なマクベスのだらしなさと、マクベス夫人の悪女っぷりが嫌になる。

正直、台詞がよくわからないのが多かった。「いいは汚い、汚いはいい(だったか?)」とか。暗喩や、哲学的なものや、おそらくキリスト教の故事になぞらえた示唆や。もうちょっとお勉強してから観なおせば、もっと違った感想になるのでしょう。とりあえず、今回は、良すぎはしないが不可でもない、感じ。
最後、いずれ王になるか、王の親になるかの少年が、霧の中に走り去る。悲劇は繰り返される、ということか?、そこが一番、ドキリとした。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
栗太郎

2.0もったいぶった演出とピントのずれたアレンジのせいで退屈な作品

2016年5月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

寝られる

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 5件)
メンチ勝之進

4.5演劇や

2016年5月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

次は、本当の演劇を見たくなりました

コメントする (0件)
共感した! 0件)
daikokumai

4.5五感や頭を使うことを非常に必要としてる映画だ。そうすれば楽しめる!

2016年5月15日
iPhoneアプリから投稿

素晴らしい。セリフの届き方と芝居で成り立ってる映画、心を構えて、良くも悪くもあくまでもシェイクスピアのドラマを観るつもりでいたら、とても楽しめる。
マイケルファスベンダーの迫力ややらしくない芝居、程よく目立たないそしてファスベンダーからけしてスポットライトを奪わないマリオンコティヤール「最後のシーンに見応えたっぷりあるが」、次々出てくる俳優達、子供役でさえも、皆が芝居を思い切ってやっていて、楽しんでいる、その緊張感がこっちまで伝わる。

編集やビジュアルの使い方も上手。所々をもっとロングテイクにしても良かったと感じるが、きっと、我慢の少ない今の客をさっすがに意識したのだろう。

ラストシーンも素晴らしい。
五感や頭を使うことを非常に必要としてる映画だ。

やっぱり、映画館にいる客の年齢層が高い 笑、
マクベスを読む気力や集中力のない若者に見て欲しい〜

一つだけの場面の為に作られた勇気にだけに、5星あげたい、音に期待があったせいか、音に少しがっかりした。映画館のせいかもしれないが。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
アロンゾ

3.0予備知識なくて観ました。

2016年5月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

こういう話だったのか。色んな意味で怖かった。王に押し上げた夫人は、どんな思いで亡くなっていったのかな~。と思いました。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
okuy

2.0演技力

2016年5月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
井上 雅仁

3.5やっぱり恐いのは人間

2016年5月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

悲しい

「清廉な男だと信じていた」
台詞が耳に残る。

上昇志向も良いけれど、不相応な野心と欲望を持つと、そればかりに囚われてしまい自滅の道を進む羽目に。

恥ずかしくなるくらい、台詞が詩的でドラマチック。

ラストシーン、何やら意味ありげな…
結局、人の欲望は留まるところ知らず、
ミイラ取りがミイラになるのか?

コメントする (0件)
共感した! 0件)
rukese