破門 ふたりのヤクビョーガミのレビュー・感想・評価
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セリフ回しテンポの良さ
けっこうなピンチのはずなのに、それを感じさせないのは、主人公の設定か、役者のキャラか、機関銃のような関西弁のセリフ回しか?
いずれにしたって、これだけで楽しめる作品かな。
佐々木蔵之介と対照的に冴えない横山さん、
橋爪さんのとぼけた役との調和も面白い。
コミカルyakuza映画
自然体の関西弁
反町にしてはマシな演技をしていると思った・・ら・・
ストーリーは全体にそつなくまとまっている感じでまあまあ面白かった。客を満足させるのには至らなかったが楽しませるのには成功したので少しは褒めてやりたい気がする。
だが、文句は言いたい・・・
主人公がどっちなのかよくわからない。主人公の相手役の女性が二人出てくるが取ってつけたようで話に絡んでこない。主人公がどうしてもそれをしなければいけないと言う危機感も全く伝わってこなかった。主人公のキャラ設定が情けなさすぎて日本映画の現状の情けなさをモンタージュしているようだった。二人の人間関係がよくわからない。友情・信頼・絆のようなものが作られていく過程が上手く描かれていない。グッとくるようなエピソードもない。主人公たちの人間ドラマとして上手く描けておらずインナークライマックスの部分・・・過去の声が響いてくるところはバカバカしくて唸ってしまった。
ありきたりなネタの中では主人公の生まれ育った境遇とそのキャラクターのギャップというところがオリジナル感があったかと思う。が、ストーリー全体に上手く生かされてない。
一言に要約すると昇華不良な映画だった。
この映画で良かったのはヤクザ役の主演俳優があまりCMに出てない点だろう。少し新鮮さとか非日常性を感じられた。インテリヤクザのいい味がでていたし。
原作者を含めると脚本は四人で書いている。姿勢としてはとっても褒められる。 これからもその意気でいつか傑作を作って欲しい。
何回も見てます
まぁ、1回観たらOK
久しぶりに面白いヤクザ映画を見ました。
掘り尽くされ枯渇していたはずのヤクザ映画というジャンルでありながら、まったく新しいアイディアで楽しませてくれる作品でした。
ヤクザが被害者であり、加害者は一般市民であるという構図。
暴力団排除の近年の流れの中で、シロウト詐欺師が暴力団を手玉に取るというストーリーです。
暴力団であっても、被害者という立場にあるからこそ、思う存分、暴力を振るうことが(観客に)許されるという構図となっていて、このアイディアには頭が下がりました。
もちろん主人公の佐々木蔵之介の名演技も光りましたが、なにより詐欺師役の橋爪功に★五つを差し上げたいと思った次第です。
素晴らしい!
近年の「へたれ系」ヤクザ映画の特徴として、描けない点をドタバタギャグでごまかすという手法があるわけですが、その肝の座らなさ具合こそが近年のヤクザ映画をくだらない存在にしていたのだな、と改めて認識した、そんな気がします。
私が観た時は、客はごく少なく、しかも「ヤ印」の観客がいたりして、興業の世界なんてのは、まあ、こういうものなのかも知れませんが……。
お前が疫病神 なんじゃー!!
【橋本まなみさんの愛人演技と中村ゆりさんの内縁の妻の清楚な姿が印象的な、全編コテコテの関西弁が飛び交う可笑しなバディ・ムービー】
佐々木蔵之介さんのぎょろりとした目は怖い。今作ではいけいけヤクザ桑原を演じているので、ピッタリである。
”建設コンサルタント”二宮を演じる横山裕さんもやる気の全く感じられない姿で応酬する。
が、今作で最も印象的だったのは、自称映画プロデューサー小清水(橋爪功さん:とぼけた味わいが良い)の愛人玲美を演じた橋本マナミさんである。
愛人関係だった小清水を見限る時の、
”パパ、お母ちゃんの介護せなあかんねん、ほなね”というセリフを残し、モンローウォークで去る後ろ姿が強烈であった。
(橋本さんならば、言われても良いかな、などと不埒な事を考えてしまったよ。愛人いませんが・・。)
(ご結婚、おめでとうございます。お幸せに。2019.12.2)
又、桑原の内縁の妻多田真由美を演じた中村ゆりさんの清楚な美しさも印象的であった。
(中村ゆりさんであれば、内縁の妻として迎えようではないか!・・すいません)
個人的な妄想炸裂の、全くレビューになっていない文章だが、お許し願いたい・・。
<全編コテコテの関西弁が飛び交う、愚かしきヤクザ達の姿を面白おかしく絡ませた可笑しみのあるバディ・ムービー>
<2017年2月4日 劇場にて鑑賞>
テンポの良さは極上だが何も残らない!!
あまり面白くはないですが、テンポの良さは極上なので他の邦画も見倣って欲しいです。ブラック企業で関西弁の上司からパワハラを日常的に受けていたので、終始関西弁や組織の上下関係が続き、個人的にトラウマでした。散々振り回してストーリーは未完でスッキリしませんでした。マカオには本当に行ったのでしょうか。
※ロクでもない感想です※
売り出し方がギャグ系だったのに対して、内容はそこまでギャグしてなかった…というか、かなりクズ&キレやすい、のコンビなので、素の行動で苦笑いする時が多かった印象。面白かったんだけど、全体的に何か足りない、惜しい感じ。期待しすぎたかもしれん。でも佐々木蔵之介のアクションとヤクザ姿はイイぞ。良かったぞ。
というか、ブチギレヤクザと先延ばし系クズの組み合わせ良かった…映画が滅茶苦茶面白かったかって聞かれると困るけど、主人公2人の会話は良かった…ていうかクズ×クズの組み合わせ大好き……
どうでもいいですが、破門の演出担当の人とキル・ビルvol.1の演出担当の人とオー!マイキーの監督が全て同じだということを後日知って大爆笑しました。好きは繋がる。
佐々木蔵之介の演技力!なかなか楽しめた。
嘘をつく、逃げる、嘘をつく
二宮(横山)の亡き父は嶋田(國村隼)の兄貴分であり、子どもの頃から嶋田に目をかけてもらっていた。嶋田は出資金の前渡し分1500万を渡してまとまったかと思われたが、小清水(橋爪功)が愛人レミ(橋本マナミ)とともに持ち逃げしてしまったのだ。
調査したおかげで、小清水はマカオに飛んだと判明。桑原(佐々木)は二宮を連れてカジノつきホテルに向かう。カジノカードに1000万を入金するという手法を使ったが、桑原は自分の才能でなんとかプラスにして金を手に入れる。
とにかく嘘つき、すぐ逃げるということを繰り返す小清水が面白い。見ている方もイライラするくらいの詐欺師なのだ。追いかける桑原の能力も凄いが、現代的なヤクザを代表するようなタイプだ。
同じ系列の暴力団滝沢組も小清水に金を貸していて、その金を奪い合う対立構図が出来てしまう。先に小清水を捕まえて、彼を引き渡すことで手打ちにしようとしたのだが、またもや逃げられ、大阪から愛媛へと移動する。そこではようやく銀行口座から金を引き出すものの、滝沢組が追いかけてきたのだった・・・
もしかしてシリーズものになるのか?このコンビはなかなか面白い。
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